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(2022.6.28更新)
「みんなで節電アクション!」特設サイトは、2011年東日本大震災を機に、被災地の復興と安定した電力供給を促進するために作成されました。
 最新のCOOL CHOICEサイトでは、家庭やオフィスにおける省エネについて様々なページでご紹介しています。

これからの日本のライフスタイルのテーマとなる「節電」に大きく関わってくるのが照明です。

資源エネルギー庁の調査では、家庭の消費電力量の第1位がエアコン、第2位が冷蔵庫と照明。
エアコンや冷蔵庫はお掃除や冷気を逃さない工夫である程度は節電が可能ですが、やはりそれだけでは限界があります。
そこで「節電」のキーになるのが、「照明」なのです。

なかでも、手軽に節電できる器具として一躍脚光を浴びているのが「LED」です。
白熱電球からの取替えで、約7分の1~8分の1も消費電力をおさえ、寿命が20~40倍になるLED電球への買い替えは過去最高に進み、この夏にはシェア50%になる見通しとなっています。

しかし、果たして皆さんは満足のいく形でLED電球を購入できているでしょうか?
購入者の中からは、「LED電球に変えてから部屋が薄暗くなった」「違和感がある」など、不満の声があがっているのも事実です。
その主な原因が、①光の広がり方が従来の電球とは違う。 ②演色性(色の再現性)が低い。
③同じワット(W)相当でも、メーカーや電球のタイプによって明るさにバラつきがある。 ということ。

でも、キチンと選べば、消費電力をおさえながら明るい光のもとで快適生活を手に入れることができます。
そこで、「買ってがっかりしないためのLED電球選び方」チェック項目を作りました。

買ってがっかりしないためのLED電球選び方

チェック① 口金の大きさ

「口金」とは、ソケットに差し込む部分のこと。
LED電球には、「E26」と「E17」の2タイプがあります。
付け替える場所の口金をしっかりとチェックしておきましょう。

チェック② 電球の形

LED電球の形には、一般的なナス形の電球型、ボール型、炎のようなシャンデリア型などがあります。取り付ける場所の深さや大きさによってはLED電球が入らなかったり飛び出してしまうこともありますので、大きさをチェックしましょう。
よくわからなければ、今ついている電球をお店に持って行き、その形に似た大きさや形をした電球を探すのも、ひとつのやり方です。

チェック③ 明るさ

LED電球は同じワット(W)数でも、メーカーや電球のタイプによって明るさが違います。そこで、LED電球購入の際には必ず箱に記載されている「ルーメン(lm)」の数字をチェックしましょう。 日本電球工業会では、全体を照らす電球の明るさの基準として、以下のように推奨数字を発表しています。

 

40形

60形

100形

口金がE26の場合

485lm以上

810lm以上

1520lm以上

小形のE17の場合

440lm以上

760lm以上

1430lm以上

ルーメンの数字をチェックして、充分な明るさが必要な場所か、多少明るさが落ちても低価格のものでよい場所かを見極めてください。
また、量販店の店頭で明るさの違いをチェックしたいときには、電球に手を近づけてみればカンタンです。

チェック④ 光の広がり方

LED電球の光の広がり方は主に2通りあります。

全配光・全方向タイプ

白熱電球のように光が全体に広がるタイプ

直下タイプ

光が下方向に広がるタイプ

炎のように辺りを柔らかく包む白熱電球、全体を隅々まで平面的に明るくするのが蛍光灯。
これまでのこういった光と違い、LED電球は直進性の強さが大きな特長です。主に下方向を照らすのが得意なので、光の広がり方が狭くなり、薄暗さを感じるケースがあります。
例えば、廊下のダウンライトでは両側の壁に光があたらず足元だけが明るく見えるので、LED電球への取替えで違和感が出るケースがあるのです。

そこで、そんな声に応えて登場したのが、“全配光”・“全方向”タイプ。
多くのLED電球は直下タイプですので、白熱電球からの取替えで違和感のないものが欲しいときには、“全配光”あるいは“全方向”の表示があるものを選びましょう。

量販店の店頭で光の広がり方をチェックしたい場合には、明るさのチェックと同様に、LED電球に手を近づけてみてください。全配光・全方向タイプでは手全体が明るく照らされますが、直下タイプでは部分的に暗くなるので、違いがよく分かります。

チェック⑤ 光の色

光には大きく分けて2色あります。

白っぽい光

昼白色・昼光色・白色 と表示

オレンジ色っぽい光

電球色 と表示

それぞれ、好みで使い分けることをおススメしますが、目安としては以下のようなことが挙げられます。

白っぽい光
日中の太陽光のような光。作業や活動的に動きたい場所に向いています。
涼しげに感じられる光でもあります。

オレンジ色っぽい光
夕陽のような光。リラックスしたり落ち着きたい場所に向いています。
温かめに感じられる光でもあります。

色の見え方をチェックしたいときには、明るさと光の広がり方のチェックと同様に、手を使ってみましょう。光に手を近づけて、肌の色がより赤みがかって見える光か、白くさっぱりとした色に見える光か、どちらが好みかも見極めてください。

また、この方法を使えば演色性(色の再現性)が低いかどうかもチェックできます。肌の色に違和感が出るような光は演色性が低く、ご使用はおススメできません。
もちろん、表示されている演色性の数字(Ra)をチェックするのもひとつのやり方です。色の再現力が高い白熱電球はRa100ですから、100に近ければ違和感が少なくすみます。LED電球を選ぶときの目安としては、Ra80以上がおススメです。

― LED電球購入の際には、以上の5つのチェック項目を目安にしてみてください。

ただし、早急に家中の電球をLED電球に変えてしまうと、違和感が出てしまうケースがあります。そこで、以下のようなLED電球の特徴を活かして、滞在時間の短い玄関、廊下、トイレ、階段などから少しずつ試し付けをしてみることをおススメします。

・スイッチのON/OFFに強い。(蛍光灯の場合は、スイッチのON/OFFに弱く、寿命が短くなりがちです)

・寒い時期や寒冷地でも点灯するまでの時間が短い。

・低紫外線なので、虫がよりつきにくい。

といったことから、 ここで好みの光をご家族で確認しあったうえで少しずつLED電球を導入していけば、快適な節電生活が手に入ります。
ぜひ活用してみてください!

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