再エネ スタートのイベント情報

再エネ スタートではご家庭、自治体、企業に
幅広くご活用いただけるように
様々なイベントを通して
再生可能エネルギーの情報発信をしてます。

イベントレポート

「GREENROOM
FESTIVAL'22」の会場から
音楽番組を通じて、
再生可能エネルギーの
魅力を発信!

ラジオブースの様子1

5月28日(土)~29日(日)、横浜赤レンガ地区野外特設会場で、音楽とアートのサーフカルチャーフェスティバル「GREENROOM FESTIVAL'22」が開催されました。
イベントでは、ラジオ局のJ-WAVE(81.3FM)が放送ブースを出展し、現地から番組の公開生放送、公開収録を実施しました。

5月29日(日)16時30分~18時は、東京のダンスミュージック・シーンにまつわるカルチャー、アート、ファッション、ニッチなニュースなどにフォーカスを当ててトークと音楽を届ける番組「TOKYO M.A.A.D SPIN」(毎週月曜日~土曜日 27:00 ~29:00放送)の公開収録が実施され、ナビゲーターのNAZWA!さん、近田春夫さん、ゲストのDJ HASEBEさん、川又孝太郎(環境省)さんが出演、海洋プラスチックごみや再生可能エネルギーについての情報を発信しました。

2050年の海は、魚の重量よりもプラスチックの重量が大きくなる?

ラジオブースの様子2

まずは、「GREENROOM FESTIVAL'22」のテーマである「Save The Beach, Save The Ocean」にちなんで、海洋の話題からトークを開始。
川又さんが、「海洋プラスチックごみが世界的な問題となっており、このままだと2050年には世界の海にいる魚の重量よりもプラスチックの重量が多くなる」という予測を紹介。これには、出演者のみなさんからも驚きの声が出ました。
そして、街で捨てられたごみが、川を経由して海に流れ込んで海洋プラスチックごみになっているなど、海洋プラスチックごみの8割は内陸から出てくるごみに由来しており、私たち自身の問題であることを指摘しました。

私たちが身近にできることは?

ラジオブースの様子3

NAZWA!さんが、海岸線が減少しつつある状況を危惧しつつ、自分たちが音楽イベントを通じてできることを問いかけると、川又さんは「まずはごみを出さないこと。そして捨てられたごみを回収すること」を挙げ、5月28日(土)~6月12日(日)に開催された「海ごみゼロウィーク2022」の取組みを紹介。まずは身近なことから取組むことを呼び掛けました。

そして、ごみの問題から、2022年4月に施行されたプラスチック資源循環法の話題へ。昨年実施されたプラスチックバッグ(レジ袋)の有料化による削減に続いて、飲食店のスプーンやクリーニング店のハンガー、ホテルのカミソリや歯ブラシといった身近なプラスチック製品削減の事例を紹介。「ごみを出さない、ごみを拾う」というアクションに加えて、「できるだけプラスチック製品を使わない」ことの大切さも発信しました。
「ごみを出さない」ということについては、社会のシステムについても言及。廃棄するペットボトルから新たなペットボトルを作り出す飲料業界の取組みを例に、資源の節約ができる循環型社会の重要性、モノをシェアするシェアリングエコノミーの話題で盛り上がりました。

太陽光発電パネルの設置で、家庭から排出されるCO2の約半分が削減

また、今回のイベント会場である「みなとみらい地区」が、環境省の脱炭素先行地域として選定されたことを紹介。2030年CO2排出実質ゼロを目指した取組みを呼び掛けました。
地元の横浜市民である近田さんから、「地道な取組みの積み重ねが大事だと思うが、効果が出るまでにどのくらい時間がかかるのか」という素朴な質問が出ると、川又さんが「家庭から出るCO2の約半分は電力。太陽光パネルを設置することで、その半分を削減することができる」とアドバイス。太陽光発電等の設備について、神奈川県で共同購入キャンペーンが実施されていることを紹介し、会場に集まっている音楽ファンにも、太陽光発電による再生可能エネルギーの利用を呼び掛けました。
※神奈川県の太陽光発電・蓄電池の共同購入事業「みんなのおうちに太陽光」
https://group-buy.jp/solar/kanagawa/home(外部リンク)

ラジオブースの様子4

最後に、「TOKYO DANCE MUSIC」等、さまざまな音楽イベントを通じて環境問題に関するメッセージを発信しているNAZWA!さんが、これからも音楽ファンや若い世代に向けてメッセージを発信していきたいと発言。出演者一同も協力を約束し、番組の収録が終了しました。

自分たちの未来のために、自分たちの住む場所を、自分たちできれいにする。みなさんも身近にできることから取り組んでみてはいかがでしょうか。