地球温暖化防止コミュニケーター

環境教育のエキスパートがトップコミュニケーターに 小林由紀子さん

NPO法人代表理事として、国や自治体の依頼を受けて数多くの環境教育の企画や人材育成等を行っている小林さんにお話を伺いました。

――――― 地球温暖化防止コミュニケーターになられたきっかけは何ですか?

25年前にPTA活動に携わる中で環境問題のことを知り、子ども達により良い未来を残したいという思いが募って、環境学習クラブやエコクラブを作りました。その後、地域で3R講座活動や校区内のフリーマーケット運営、岐阜市消費生活モニターの環境講座や公民館講座の企画を行う中で、自分でも環境について突き詰めて学習するようになり、環境カウンセラーや地球温暖化防止コミュニケーターになりました。

――――― 日頃はどのような活動をされていますか?

岐阜県の環境学習推進員として、年間80~100回程度、学校の環境学習の講師やアドバイス、コーディネートなどを行うほか、岐阜大学工学部次世代エネルギー研究センター所属の「清流の国ぎふ エネルギー・環境科学ネットワーク(ぎふSEEN)」の科学教室のコーディネーターとして環境と科学を結びつけた工作教室の企画、運営しています。
講座を聞いた人に「環境のことが少し分かった」「面白かった」「今日からできることをやってみようと思った」といった感想をいただくことにやりがいを感じますし、以前エコクラブに参加した子どもが、その時の活動がきっかけとなって環境の研究や環境学習の職業に就いたという連絡をいただいた時は、大変嬉しかったです。

――――― 活動を通して意識していることなどありますか?

講座の企画や講師を担当する際には、事前の打ち合わせを最も重視しています。相手の意図を引き出し、参加者の知りたい意欲を高め、興味をかきたてる内容になるように準備するためです。
オリジナルの教材も使いながら、本質的な内容を簡潔に、私自身が楽しいと思うこと、驚いたことと一緒に伝えることで、それが聞き手の問題意識となり、詳しく調べてみる、人に伝える、といった行動につながるプロセスを大事にしたいと考えています。
あと、環境、社会、経済のつながり、温暖化、エネルギー、3R、水環境、生物等のつながり、身近な取り組みと世界規模の環境問題など、「地球はつながっている」ということを意識して伝えるようにしています。

 
オリジナル教材「間取り図ゲーム」を使用した授業 (撮影協力)岐阜市立青山中学校

――――― 他のコミュニケーターさんへのアドバイスやメッセージなどありましたらお願いします

常に基礎的な知識の確認と新しい情報の入手に努め、根拠や出典が曖昧な情報はしっかりと検証するだけでなく、自分の中で情報を熟成させて、知識に変える作業が重要だと思います。
地球温暖化対策は、一人ひとりが関心を持って実践していくことが重要です。聞き手が具体的な行動をイメージできるように伝え方を工夫し、地球温暖化を自分事として考えてもらうことが、コミュニケーターの役目ではないかと考えています。


普段から小林さんに出前授業や市民講座を依頼し、今回の岐阜市立青山中学校の取材に御協力いただいた岐阜市地球環境課の方に、小林さんに依頼する理由を伺ったところ、「小林さんの講演は、わかりやすいだけでなく、毎回聞く方に合わせて話のポイントを変えてくださるので、講演を受けた方からも評判がよくて大変ありがたいです。」とのことでした。


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