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愛・地球博会場で「クールビズコレクション」を開催

2005年6月5日(日)

クールビズコレクション バックステージインタビュー

小池百合子
私どもが今日ここで提唱を致しましたのは、"新しい私たちのライフスタイルそのもの"を探していこうということです。このままですと、地球温暖化はさらに進み、最高で5.8度も気温が上昇するといわれております。要するに、ネクタイを外さざるを得ない状況になってしまうのです。クーラーをガンガンかけてネクタイを締めている。本当にそれでいいのでしょうか?  この「COOL BIZ」は、もう一度皆様がライフスタイルそのものを見直していただける出発点になると思っております。地球温暖化のことを少しだけでも考え、そして、できるところから始めてみてください。そのひとつとして、企業の皆様には、まず「COOL BIZ」を始めていただきたいと思っております。今日がいいキックオフになります。ご家庭の主婦の皆さん、もし、旦那様がネクタイを締めて会社に向かったら、「あなた、地球のことをちゃんと考えているの!」と言ってあげてください。

環境大臣 小池百合子

総合プロデューサー デザイナー

コシノ ヒロコ
ファッションデザイナー コシノ ヒロコ

大阪府生まれ。1978年日本人初のローマ・アルタモーダ、1982年パリ・プレタポルテコレクションに参加して以来、世界的に活躍。毎年2回の東京コレクションの他、墨象、書画などの創作活動を意欲的に展開。

●「クールビズ」デザインにあたって
これまでの省エネルックの試みには、デザインという視点からのアプローチが足りませんでした。それが普及への大きな障害のひとつとなっていたように思います。今回、小池大臣は、そうした理解の上にたち、機能もデザインもきちんと両立したものを目指され、私たちデザイナーを起用されました。
デザインを進めるにあたり、私がもっとも大きなポイントとしたのは、仕事着としての信頼感と格調を保つということでした。従来どおりにジャケットとシャツがベース。一見大きな変化はありません。しかし快適な素材、美しく見える配色など、ひじょうに細かいところから、"いいデザイン"を施すことに腐心しました。ただネクタイをはずしただけ、という印象にならないのは、そうしたところが活きているからです。
私たち女性からすると、仕事をする男性というのは、美しいダンディズムを感じさせるもの。そんな私たちの夢を壊さないためにも、ぜひ皆さんに、夏服の着こなしにもっと関心をもっていただきたいですね。

デザイナー

菊池 武夫
クリエイティブディレクター 菊池 武夫

東京都生まれ。文化学院美術科卒業。パリでの海外生活などを経て、1975年(株) MEN'S BIGIを設立。その後TAKEO KIKUCHIを発表し、2002年、6年ぶりに東京コレクシ ョンに参加。

●「クールビズ」デザインにあたって
「COOL BIZ」コレクションは、僕自身が心から楽しんで拝見させていただきました。すばらしい方々に参加していただき、とてもよいショーに仕上がったと思います。僕達の「COOL BIZ」デザインやモデルとして参加してくださった皆様だけではなく、演出を担当していただいた四方義朗氏はじめ、多くのスタッフが関わって成功に導けたことに意義があると思います。また、愛・地球博という会場で行われたことも大きな意味がありました。地球に住む我々にとって必要な「COOL BIZ」は、環境省が謳っただけではどうなるものでもりあせん。多くの企業が人が賛同して初めて形になるものです。これからも「COOL BIZ」にできる限りのお手伝いをしていきたいと、改めて感じられたファッションショーになりました。

ゲスト参加ブランド・デザイナー

コクリーヌ・クレージュ
クレージュデザインフランス 代表取締役社長 コクリーヌ・クレージュ

フランス生まれ。1961年、アンドレクレージュとともにクレージュ  メゾンドクチュールを創立。1995年、アンドレクレージュ引退後、メゾンクレージュの総括者に就任。

演出

四方 義朗
ファッションプロデューサー 四方 義朗

大阪府生まれ。関西大学法学部卒。ミュージシャン、雑誌編集、TV番組制作を経験後、ファッション・イベントの企画、演出を手掛ける。1983年、(株)サルインターナショナルを設立、ファッション・プロデューサーとして国内外のコレクションを演出。1988年、(株)四方義朗事務所を設立する。独特の時代を観察する目と、軽妙な語り口を持ってマスコミ各方面に活躍。同年3月、(株)サルインターナショナル大阪支社を設立。現在、ファッションを中心として、イベント、店舗開発、ブランドメイキング等、多分野に活躍中。