SUPER COOLBIZ 2013

SUPER COOLBIZ ポイント

人気スタイリストが教えます!2013女性のためのCOOL BIZ FASHION&LIFE

男性のクールビズが浸透するなか、今年からはさらに地球温暖化防止に配慮し、室温28℃を 徹底しながら、女性が楽しく夏を過ごすことのできる提案を発信します。
キーワードは"快適""健康""美"。数多くの女性誌や広告で活躍する人気スタイリストの樋田 直子さんに、女性のためのクールビズファッションのポイントや、ライフシーンにおけるクールビズ の心得をご紹介します。

スタイリスト樋田直子さんといだ・なおこ●雑誌や広告、CMなど、レディースのスタイリングを中心に、ファッション誌の編集や商品企画を手掛ける。

“涼しさ”を取り入れた、きちんと見える装いを心がけましょう

男性に比べると、女性はファッションの選択の幅が広いですよね。首元の開き具合、袖の有り無し、パンツやスカートの丈などさまざまですが、オフィシャルな場では きちんと見えるファッションを心がけたいもの。そのためには"涼しさ"を感じられるデザインや色、素材のものを選ぶことがポイントです。夏だからといってリゾート風 のファッションやキャミソールドレスなどはふさわしくありませんし、必要以上に肌を露出すれば涼しくなるということでもないと思います。"涼しさ"を感じられるポイント を取り入れて、TPOを考えた女性ならではのクールビズを目指しましょう。

Check!(汗)(におい)(熱)のケアがカギ!

汗ばむ季節に、女性が特に不快に感じるのは汗じみやにおい、体にこもった熱。快適に過ごすには汗・におい・熱対策が決め手となります。これらを 予防、軽減、解消するアイテムやコツを取り入れることが女性のためのクールビズのポイントです。

COOL BIZ FASHION女性のためのクールビズファッション室温28℃を徹底しながら、“涼しさ”のポイントをおさえて、快適&健康&美しく!

ヘアスタイル

◆アップやまとめ髪など、首回りを出したヘアに

CHECK!うなじには血液を脳に流す重要な血管-頸動脈、椎骨動脈があります。ここを冷やすと2つの動脈を流れる血液が冷やされて脳に入り、温度センサーが反応します。これにより汗腺に信号が送られ、体温が下がります。涼しく過ごすには、首回りをすっきりさせること。

素材

◆きちんと見せるには適度なハリ感のある素材を◆コットンや麻などの自然素材や機能性素材を

CHECK!コットンや麻などは吸水性が良く快適。最新の機能性素材は吸湿性・吸水性・速乾性に優れているため、汗を効率的に乾かしてくれます。

色

◆見た目に涼やかな印象を与える色を・春夏のトレンドカラーのひとつである白。   白×シルバー、白×ゴールドも・ブルーやシルバー、ミント、グリーンなどの寒  色系・淡いグレー・レモンイエローこれらの色  を差し色にしても涼しげな印象に・黒や紺を着るときは、薄手のコットンやサッカ  ー生地 (しじら織り)など涼しい素材を

CHECK!熱対策なら白。太陽熱を吸収しにくいのがその理由です。白は紫外線を通すため、日焼け(UV)対策のためには、UV加工の生地を使ったものを取り入れるのも一案です。

メーク

◆汗をかいても崩れにくいベース作りを・下地やファンデーションは汗・皮脂に強い夏用のものを・薄づきでカバー力があるものを選ぶと安心

デザイン

◆体を締めつけず、肌と衣服の間に空気が通るものを

CHECK!首元やすそが詰まったデザインは体と衣服の間の気流が滞るため、熱がこもり肌表面の温度が上昇します。首元が開きすそがゆったりとしたデザインなら、体と衣服の間に空気が動く空間ができます。暖かい空気は上に行くので、体温により上昇気流が作られ、肌表面の温度や湿度が下がることになります。

◆首・手首・足首、3つの首を出す

CHECK!首・手首・足首にはそれぞれ動脈が通っています。ここを冷やすと動脈を流れる血液も冷やされて脳に入り温度センサーが反応。これにより汗腺に信号が送られ、体温が下がることになるのです。

インナー

◆機能性素材のインナーや汗取りパッド付きのものなど

CHECK!シャツなどトップスをそのまま 素肌に着るより、汗を吸収してくれるインナーを着用したほうが快適です。吸汗速乾性、接触冷感性など機能性素材のものを選べば、より涼感を得ることができます。

おすすめ!COOL BIZ FASHION

  • スカート:フレアかプリーツ、ギャザーなどふわりと広がり、風をはらむので涼感アリ。
  • パンツ:くるぶしが出る丈のものをタイトなものではなく、ゆとりのあるタイプを。
  • ワンピース

    トレンドのBOXシルエットやIラインがおすすめストンとしたシルエットは風を通します。ワンピース1枚で着るなら袖のあるものを。

  • スカートのトップスに

    トレンド感のあるTシャツ型も快適体のラインにほどよく沿うシルエット。素材はラフすぎない、適度なハリのあるものを選んで。

  • パンツ、スカートスタイル

    トップスはボトムの外に出すタイプのものをウエストを締めつけないので涼しい。丈は短めのものが今年らしい。

BOXシルエット&Iライン:シンプルなストンとしたシルエット

切り替えワンピース:ウエストは締めつけない/フレアなど裾が広がったタイプ

パンツ、スカートスタイル:トップスはアウトで/フレアやプリーツ、ギャザーなど/くるぶしが出る丈を

ジャケット:七分袖か半袖。裏地のないタイプを

COOL BIZ LIFE通勤、オフィス、外出先で…朝から夜まで快適&健康&美しく過ごしながら、地球温暖化防止に貢献!

朝

気になる汗じみやにおいは、汗対策グッズでしっかりケア

汗じみ対策には汗取りパッドを。アナウンサーやタレントの方のために、長時間のテレビの収録などで使っています。年々進化しているためか、新製品のほうが粘着テープの強度が高いです。

CHECK!汗自体は無色透明でにおいもありませんが、時間がたつと細菌によって、汗が分解されて特有のにおいを発生するようになります。こまめにふきとるなど、汗をかいたままにしないように心がけましょう。

慌てて準備をすると汗だくに!時間に余裕をもって早起きを

真夏の撮影前の準備中、モデルの方たちは皆ゆっくりと動き、話します。その理由は汗をかかないようにするため。特に夏季はせわしなく動くと汗だくになってしまいますよね。さわやかに1日をスタートさせるためにも、朝は余裕をもって行動したいですね。

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プロのヘアメークの方によると、メーク崩れを防ぐには、毛穴を引き締める収れん化粧水が有効とのこと。事前に冷蔵庫に入れておくと、より毛穴を引き締める効果があり、きれいな仕上がりが長く続くそうです。

元気に夏を乗り切るには旬の食材を夏野菜で体の内側からクールダウン

“美しさ”のためには食生活にも気を配りたいですよね。旬の食べ物は体にも良し! モデルやファッション業界の人たちは、スムージーにして取り入れている人が多いですよ。

CHECK!旬の素材は栄養価が高く、その季節に必要な栄養素をたっぷりと含んでいます。主な夏野菜といえば、キュウリ、トマト、ナスなど。夏野菜はカリウムや水分を含むものが多く、体にこもった熱を内側からクールダウンさせてくれます。ビタミン類、カロテンなどを含むものも多く、夏バテ予防も期待できます。

過度な冷やしすぎにご注意を

元々、冷え症が多いなど、女性が体を冷やしすぎるのは避けたいもの。キンキンに冷えたものを飲みすぎると体調を崩す原因にもなりますので、ときには常温、もしくは温かい飲み物をとるなどして体をいたわりたいですね。暑い時期に手軽に清涼感を得られるものとして、おすすめしたいのがミントです。次から次へと葉が生えてくるので、ビギナーでも育てるのが簡単。どんどん収穫してミントティーにして飲んでいます。ペパーミントの香りを嗅ぐだけで体感温度が下がるという実験結果もあるそうです。CHECK!植物には体内の水分が体表から水蒸気として排出する現象、すなわち蒸散作用があります。このとき周囲の気化熱を奪うことから、植物にはクーリング効果があります。夏季、部屋やオフィスで、観葉植物を楽しむのも涼しく過ごすためには有効です。また、ペパーミントの主成分であるメントールは、冷感成分としても知られています。肌にふれると皮膚神経にある冷感センサーに直接働きかけ、脳に錯覚を起こさせることで「スースー」とした爽快感を得ることができます。

通勤~昼~オフィス外出先で

暑さ対策には日傘や帽子を白×UV加工のものがベスト

直射日光を避けるなら日傘や帽子を。帽子の内側にはる冷却シートも店頭で見かけるようになったので、取り入れてみても。

CHECK!頭部を冷やすと脳が涼しさを感知し、全身での涼感を得られます。暑さ対策のためなら熱を反射する白がベストですが、実は紫外線(=UV)を最も通しやすいのも白。UV加工を施したものを選ぶとよいでしょう。こまめにふきとるなど、汗をかいたままにしないように心がけましょう。。

扇子やミニファンなどでやさしい風を送って涼やかに

冷房の風が苦手な女性も多いですよね。やさしく涼をとることのできる扇子は、バッグに1本しのばせておくと重宝します。さまざまなデザインの扇子が出ているので、涼しげな素材を選ぶとよいでしょう。

CHECK!扇子であおぐと、送り込まれた風が体から放出されている熱を逃がすことで肌の表面の温度が下がり、涼をとることができます。携帯用や卓上用のミニファンも熱対策には有効です。その際、一方向に風を当て続けないこと。肌やのどの乾燥の原因になりますので、首振り機能を使ったほうが安心です。

冷却スカーフなど涼感アイテムを取り入れる

CHECk!冷却スカーフ首回りを冷やすと涼しくなるのは、うなじの部分に血液を脳に流す重要な血管-頸動脈、椎骨動脈があるから。うなじを冷やすとこの2つの動脈を流れる血液も冷やされて脳に入り、温度センサーが反応します。その結果、汗腺への信号が送られ、体温を下げることにつながるのです。

夏季の重要アイテム、サングラスはスポーツブランドがおすすめ

ここ数年、日差しが強くなっていると実感しているのでサングラスは重要。注目しているのはスポーツブランドのものです。UV対策はもちろん、とても軽い上に立体構造になっているので、じとっと汗がたまることもなく快適です。デザイン的にオシャレなものも増えています。

夜

上手に汗をかくことも大切半身浴や足湯、マッサージが効果的

ファッション撮影のとき、モデルは顔に汗をかきません。そのかわりに背中や脇などにきちんと汗をかいているんです。彼女たちは普段から下半身が冷えないように気をつけ、手や足のマッサージをしたり、夏でも半身浴や足浴をしています。暑い夏を健康かつ美しく過ごすには、体を温めることが大切だと実感しています。

CHECK!実は、下半身の血行が悪いと、顔に汗をかきやすくなります。涼やかに見せるためにも、全身から汗をかくようにすることが大切。そのためには体を温めて代謝機能を促進させること。入浴や手や足のマッサージを行うと、血流やリンパの流れが整えられて代謝がアップします。半身浴や足湯でもOK。汗をかくことで気化熱の作用により体にこもった熱を放出させ、涼しく感じることができるようになります。上手に汗をかくよう心がけましょう。

しっかり睡眠をとるために、寝具やパジャマは素材にこだわって

ベッドまわりは風通しの良いものが快適です。特に寝具は涼感を意識した織り方のものが多く出ています。ガーゼ素材や薄いワッフル地、あるいは蜂の巣型の構造により空気の層を作る織り方、ハニカムメッシュ生地など好みのものを探してみてください。

CHECK!ワッフル織りやしじら織りなど、凹凸のある生地は、肌と生地との間に空気の層をつくり接点面が少なくなるため、熱伝導が抑えられ、涼感を得ることができます。

汗じみは早めにケアするなど、服や靴のお手入れも忘れずに

汗ばむ季節は汗じみを残さないようにこまめに洗濯を。お手入れを考えると、洗える素材を選ぶと安心です。シルクはドライクリーニングができないので、1回着用したら洗う、もしくは固く絞った布で襟や脇部分をふいて裏返し、陰干しにしておくこと。湿気やにおいのこもりやすい靴は乾燥材入りのシューキーパーがおすすめです。

監修:環境ビジネスエージェンシー 鈴木敦子