エコドライブ活動情報

平成29年度エコドライブ活動コンクールの募集が開始されました!!

事務局案内

平成29年度エコドライブ活動コンクールの募集が開始されました!!

公益財団法人交通エコロジー・モビリティ財団が主催する「エコドライブ活動コンクール」とは、燃費の改善状況だけを審査するのではなく、事業者によるエコドライブの取り組み内容を幅広い観点から審査・表彰し、その取り組み内容を紹介することでエコドライブの更なる普及を図ることを目的としたコンクールです。

今年度も、トラック・バス・タクシーなどの運輸事業者を対象とした「事業部門」、運輸業以外の一般事業者を対象とした「一般部門」、独自の取り組みを実施している様々な主体を対象とした「ユニーク部門」の3部門で応募の受付が開始されています。(応募期間:7月14日まで)

※応募の詳細は以下のURLからご覧ください。
http://www.ecodrive-activity-concours.jp/

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今回は、このエコドライブ活動コンクールの取り組みを知っていただくために、平成28年度の一般部門において環境大臣賞を受賞した「ネスレ日本株式会社 営業本部 東京支社および広域流通グループ」の取り組みと、同じく一般部門において優秀賞を受賞した「ネッツトヨタ山形株式会社」の取り組みをご紹介します。


はじめに、ネスレ日本株式会社 営業本部 営業サポート部 営業総務ユニット 杉木勇様にお話をお伺いしました。


Q 「ネスレ日本株式会社 営業本部 東京支社および広域流通グループ」のエコドライブの取り組みについて教えてください。

私どもは、従来から営業車の安全運転の推進のため、過失事故を起こした者への各種講習会への参加や、上長による運転指導、新入社員のドライブスクールの研修などに取り組んでいました。しかしながら、事故の件数が数年間減らず、なかなか安全運転推進の効果が現れませんでした。そんな時に、営業車をリースしている株式会社トヨタレンタリース東京の助言があり、エコドライブは安全運転につながるのではないかという仮説を立てたことがきっかけで、エコドライブへの取り組みを開始しました。

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取り組みを開始してから、エコドライブに関する情報を社員にしっかりと伝達することが大切であると考え、社内のイントラネットを活用し、営業車を使用する社員だけでは無く全社員に情報を伝達しています。今回のエコドライブ活動コンクールでの環境大臣賞の受賞も社内のイントラネットに掲載され、話題になりました。
また、株式会社トヨタレンタリース東京が支援しているWEBサイトを活用し、ドライバー自身が燃費や走行距離を入力し、燃費を見える化することにより、日常的に燃費管理を行っています。燃費を見える化することで燃費向上の実感を得られたり、燃費に順位をつけることによって良い意味での競争心が生まれたりして、社員の皆で楽しく燃費管理に取り組んでいます。 燃費をカタログ燃費達成率と燃費改善率で評価し、優秀者を表彰する制度を採用しています。
また、活動の一環として、営業車のエコカー転換を進めています。2015年12月現在、東京支社および広域流通グループ関係では、約67%がハイブリッド車に移行済みです。
また、当初の目的であった交通事故を62%減らすことができ、さらに保険料支払い金額も63%減らすことができました。
ハイブリッド車に移行するだけではエコドライブにはならないと思いますので、株式会社トヨタレンタリース東京主催による「エコ安全ドライブ講習会」で、エコドライブと安全運転がリンクすることへの理解と、具体的な運転技術の習熟につとめています。また、JAFの「エコトレーニング講習会」にも参加しています。

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さらに、同乗者チェックシートを作成し、年に2回、上長が同乗して部下の運転スキル・エコドライブスキルをチェックシートに沿って確認し、合わせてエコドライブ指導を実施しています。これらの活動成果として、2015年の燃費は2014年と比較して7.4%改善することができました。




Q エコドライブに取り組むエコドライバーへメッセージをお願いします。

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エコドライブに取り組むようになって、エコドライブや安全運転を実践するには、運転者の意識が大切であると実感することができました。ハイブリッド車に乗るだけではエコドライブにはならず、ハイブリッド車でのエコドライブテクニックを覚えて活用することが大切です。
また、燃費管理は、日々の燃費の変化に気付く楽しみがあるのでストレスを感じること無く、誰でも気軽に始めることが出来ると思います。是非みなさんもご自身のクルマの燃費を把握するなどして、エコドライブを実践してみてはいかがでしょうか。
平成28年度エコドライブ活動コンクールでは、東京支社および広域流通グループの取り組みとして表彰されましたが、今後は全社的に広めていけるようエコドライブの取り組みを続けていきたいと思います。





次に、ネッツトヨタ山形株式会社 サポート本部 総務・経理グループ 次長 武田誠様にお話を伺いました。


Q ネッツトヨタ山形株式会社でのエコドライブの取り組みについて教えてください。

ネッツトヨタ山形では、「人にやさしく、自然をたいせつに」をモットーに、全社員が一丸となってエコドライブに取り組んでいます。
2014年4月に、「全社員のエコドライブ体得」を目的に、全社員が2ヶ月間エコドライブ走行を実施しました。また、全社員がエコドライブ講習会を受講しています。店舗ごとに開催される講習会には、座学に加え、試乗コースを走行する実車教習を実施しています。全社員はこの講習受講前の一定期間、通常走行時の燃費を把握します。そして、受講後にはエコドライブ走行による燃費と通常走行時の燃費を比較し、自身の燃費の変化を知ることによって、エコドライブの効果を全社員へより強く実感させることができています。この講習会は、新入社員・中途社員が入社した際にはその都度実施しています。

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その他にも、Webシステムと手書きの給油管理表を使用した燃費管理を行っています。毎月行われる店舗会議の際に、燃費記録グラフを印刷してエコドライブの効果や気づきをほかの社員へ共有しています。また、社員へのエコドライブ周知として、毎朝の朝礼時に朝礼担当者が「本日のエコドライブのポイント」を宣言したり、社内報にエコドライブに関する取り組みを紹介して、周知するようにしています。

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Q 自動車販売店として、お客様向けのエコドライブへの取り組みはありますか?

全社員が正しくエコドライブを理解して、お客様とそのご家族様、地域の皆様にエコドライブや安全運転の方法をアドバイスしています。店舗では、店舗スタッフの月間燃費結果をスタッフルームに設置し、お客様への車両説明や車種ごとのエコドライブの指標として活用しています。

また、お客様のカーライフをより良いものにするため、お客様向けのエコドライブ教室を全店舗で開催しています。この教室では、環境マイスターの資格を持つスタッフを中心に座学での講習を行います。その後、実際にお客様に車を運転していただき試乗コースを走行していただいています。走行後にはお客様に結果表をお渡しして、エコドライブの効果を実感していただきます。
他にも、エコドライブの普及のため、「FUN TO NETZ ECO DRIVE」を合言葉としたテレビコマーシャルを制作し、山形県内4局で放映しています。

今後も、ネッツトヨタ山形は、地域住民の皆さまへのエコドライブ普及推進に尽力していきます。

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今回は2社の取り組みを紹介しましたが、公益財団法人交通エコロジー・モビリティ財団のホームページでは、「平成28年度エコドライブ活動コンクール」の結果一覧や、過去のコンクール受賞者の優秀取組事例集を公開しています。詳しくはこちらをご覧ください。
http://www.ecomo.or.jp/environment/ecodrive/ecodrive_top.html
これらの事例を参考に、皆さんもエコドライブに取り組んでみましょう!








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「COOL CHOICE」は、CO2などの温室効果ガスの排出量削減のために、低炭素型の製品・サービス・ライフスタイルを賢く選択していこうという取り組みです。燃料消費が少なくCO2削減につながるエコドライブも「COOL CHOICE」のひとつです。 未来の地球のために、「COOL CHOICE」に賛同して、できることから始めてみませんか?

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