2017.3.31

南アルプスの景色に起きた異変!鹿が引き起こす食害とは?

南アルプスの景色に起きた異変!鹿が引き起こす食害とは?

・1977年頃、南アルプスに咲いていた“ニッコウキスゲ”の花畑が、シカの食害により無くなった。
・気温が高くなったためシカが越冬し、標高が高い場所にも定住。芽吹く前の高山植物を食べている。

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静岡県の北部に位置する、美しい南アルプスの景色に異変が起き始めています。
1977年ごろ、南アルプス一面に咲いていた“ニッコウキスゲ”の花畑が今は見られなくなっているのです。
その原因は増えすぎたニホンジカの食害によるものです。
気温が高くなったことで、シカが死んでしまうような大雪が降らなくなり、標高が高い場所にもシカが定住するようになりました。
それによって、冬を越したシカが芽吹く前の貴重な高山植物を根こそぎ食べてしまっているのです。
この食害から高山植物を守るために2002年、自治体とボランティアが立ち上がりました。
標高2500m付近の花の群生地の聖平に自分たちの手で防鹿柵を設置し、毎年柵の幅を広げていき、かつて程ではないにしろ、再び聖平でニッコウキスゲを見ることができるようになったのです。
しかしながら、孤立した地域に生育する高山植物は一度衰退すると回復に長い時間を要します。
地球温暖化対策を進めていかなければ根本的な解決にはならないのです。

https://www.youtube.com/watch?v=1UXOcj8M06A

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