内容
近年、使用済み太陽光パネルの排出量が急増しており、2030年以降は年間約80万トンの廃棄が見込まれています。太陽光パネルのリサイクル義務化が検討されており、再資源化率の向上と有害物質の適正処理が求められています。当社は、特許取得技術である有機物磁気熱分解エネルギー変換装置「メディコスト」(特許第7142394号)を新たに導入し、これまで再資源化が困難だったセル・EVA・バックシートを有機的に分解、溶解を用いない低炭素処理を実現、CO₂排出を抑制し、「MGパウダー」として有価物化さらに、このMGパウダーと、当社が既に製造実績を有する多孔質ガラス発泡材「ポーラスα」を組み合わせ、新たなリン吸着材「とるりん」を開発いたします。排水中のリン酸態リンを効率的に吸着・回収可能な画期的な環境資材であり、これまで輸入に依存していたリン資源の国内循環・再資源化を実現するものです。