国際浮世絵学会は、浮世絵の研究、保存、普及、国際交流を通して、浮世絵の魅力を国内外に伝える活動をしています。

浮世絵には、江戸時代の人々の暮らしが描かれています。

夏は屋内に蚊帳をかけ、窓や障子を開け放って団扇で涼み、風鈴や鈴虫、朝顔など、涼を感じさせるものを身近に置いて暑さを和らげていました。夕刻にはお洒落な浴衣を着て川辺の花火見物に出かけていました。冬は、裏地のあるあわせを着、上に綿入れの着物を着ていました。囲炉裏の周りには家族が集まり、子供たちがお年寄りから昔話を聞いたりして一家団欒を楽しんでいました。
浮世絵に描かれた江戸時代の自然なライフスタイルには、夏と冬を快適に過ごすうえで参考になる部分が大いにあります。

国際浮世絵学会は、大会や美術館での見学会、研究会を開催し、会誌『浮世絵芸術』等の発行、展覧会の企画などを行い、浮世絵に関する様々な情報を発信しています。浮世絵に関心を持つ人々が、冷暖房に頼らない江戸時代の知恵を現代の生活に取り入れていくことで、低炭素社会の実現に貢献していきたいと考えています。

http://www.ukiyo-e.gr.jp/

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