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これから六本木ヒルズ展望台のスカイデッキへ、
行ってきま~す!

環境省では、2003年から地球温暖化対策のため、ライトアップ施設や家庭の照明を消していただくよう呼び掛ける「CO2削減/ライトダウンキャンペーン」を実施してきました。
そして今年も6月21日(夏至の日)と7月7日(クールアース・デー)両日の夜8時から10時までの2時間を特別実施日として設定し、全国のライトアップ施設や各家庭の照明の一斉消灯を呼び掛けています。

そこで「あかり未来計画」編集部のあかり記者hirocoも「夏至の日ライトダウン」を体験しようと、東京都心のランドマークのひとつでライトダウンが実施される六本木ヒルズへと出かけました。
その目的は、地上238m!六本木ヒルズ展望台 東京シティビューのスカイデッキから一斉に行われる都心のライトダウンを目撃し、さらにある素敵な体験をすること。
その体験とは…?

さすが1年でもっとも昼の時間が長い夏至。六本木到着の午後7時は、まだ明るく六本木ヒルズ森タワーもこの通り。都会の夜はまだはじまったばかりです。

ライトアップされたミニチュアサイズの東京タワー!キレイ~♪

ちなみに、6月21日から7月7日までの間、六本木ヒルズ森タワーなど森ビルが管理運営する39棟のオフィスエリアでの消灯や減灯を推進することで、削減できる照明の電力量はおよそ2万5000kwhとなり、約13トンのCO₂排出量の削減につながるそうです(杉の木およそ900本分のCO2年間吸収量に相当)。


スカイデッキからの東京タワー!!
東京タワーとお月さまの夢の競演(ライトダウン前)

前日6月20日は「ストロベリームーン」。これは夏至の頃に赤みがかかったように見える満月のことで、午後7時半ごろの南の空には、ほぼまん丸のお月さまが出現。

地上238mのオープンエアーから見るお月さまは、手が届きそうなくらいに間近で、眼下に広がる東京の街は、雨上がりでキラキラと輝いていてとってもロマンティックでした。

午後8時、ライトダウンがスタート!

目の前の東京タワーや遠くに見えるスカイツリー、レインボーブリッジ、そしてキャンペーンに参加している森ビル39棟や企業、家庭が一斉にライトダウン。わたしのいる六本木ヒルズ森タワーも、外側の青い照明などが消えて、あたりは真っ暗。でも目が慣れてくると、そこには月明かりに照らされた街並みが広がっています。心なしか暗闇が醸し出すふわふわとした浮遊感もあり、宇宙に降り立ったよう。ひときわ目立っていたのが、天の川のように見える首都高の車の流れでした。

そんなライトダウンの中、六本木天文クラブによる「星空観察会」がスタート!

午後8時。豊かな知識と経験を持つ「星のソムリエ」のみなさんが、夜空に輝く星々を教えてくれる観察会が地上238mのスカイデッキでスタートしました。「星のソムリエ」とは、星や宇宙のことを説明することのできるガイドの資格。学校などで教育・指導に参加したり、ボランティアガイドとして活動することができるそうです。

お仕事帰りの方や、デート中のカップル、外国からのお客さまなどなど、入れ代わり立ち代わり300人ほどが参加。

この日は…火星、土星、木星が観えました!
周囲が暗くいつもよりも濃い空色のおかげで、素人の私でも望遠鏡ナシですぐに発見できましたよ。本当に素敵な体験!これもライトダウンのおかげです。

望遠鏡をのぞいて土星の輪っかを観たのがはじめてのわたしは大感激!!
ほんとにあるんですね!輪っかって(笑)。
その輪っかが、じんわりとにじんでいるのも印象的でした。実は天体観測は地球の大気の状態に影響されるとのこと。この夜は雨上がりのせいで、大気中の水蒸気量が多かったと説明を受けました。
そして火星を観るために望遠鏡をのぞいていると…途中、火星が消えたんです!
「??」と驚く私に、ソムリエさんがひと言。
「地球が自転しているのを感じられましたか?」。
そっか自転!地球が動いているから望遠鏡から観える火星を見失っちゃうのね、とそんな自転を体感したのもこれまたはじめてでした。

予約ナシで参加できる星空観察会。通常は毎月第4金曜日に行われていますが、7月7日(木)七夕の日も、ライトダウンと共に開催されます!

『六本木天文クラブ』スタッフで星のソムリエの泉水朋寛さんによると、「7月7日夜は、街灯りが少なく周囲が暗い場所では、東の空高くに彦星(わし座のアルタイル)と織姫(こと座のベガ)が観える」そうです。また、「午後9時ごろ、街灯りの少ない海岸沿いなどでは、東の空高いところ(ベガとアルタイルの間)を通って真南に至る方向には、天の川が白い帯のように流れているハズ」、とのことでした。ぜひ、七夕はあなたも彦星や織姫と一緒に、空を見上げてみてくださいね。

午後9時過ぎ取材終了 六本木ヒルズ森タワーは、ライトダウン中!

7月7日、六本木ヒルズの24店舗ではお食事の方に、ドリンクを1杯無料でサービスするそうです♬

ライトダウンを体感した夏至の夜。
街灯りが一斉消灯すると、夜空に普段は観えない星々が現れて…それに包まれるような感覚はとってもロマンティックな非日常を味わうことができました。六本木ヒルズ展望台のスカイデッキから見下ろす東京の街は圧巻です。

ぜひ、クールアース・デーの7月7日七夕に、ライトダウン前から訪れてキラキラと輝く街を眺めたあと、ライトダウン後の街を体感・見比べてみてください♪
あかりについて、そして地球について、一度考えるきっかけになればと思います。

クールアース・デーとは?

クールアース・デーとは、天の川を見ながら、地球環境の大切さを日本国民全体で再確認し、年に一度、低炭素社会への歩みを実感するとともに、 家庭や職場における取組を推進するための日。2008年のG8サミット(洞爺湖サミット)が日本で7月7日の七夕の日に開催されたことを契機に、毎年7月7日がクールアース・デーと定められました。

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ライトダウン ビフォー&アフター写真例
東京スカイツリー(左)、東京タワー(右)
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