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2022.01.14

寒い冬を脱炭素&省エネで暖かく過ごすコツを知っていますか?

冬の寒さも本格的になってきました。ご自宅ではエアコンやストーブなどの暖房器具が欠かせない人も多いのではないでしょうか。
今年の冬は、室内を効果的に暖めるだけでなく、節約・節電しながらオトクで快適に過ごしてみませんか。

環境省の「ゼロカーボンアクション30」では、「(2)ウォームビズ」「(3)節電」「(5)省エネ家電の導入」などをアクションに掲げています。

今回は、「昨冬は暖房なしで過ごすことができました」と語る消費生活アドバイザーの丸山晴美さんに、おうちで暖かく、かつ、省エネで過ごせる、賢い暖房方法について、教えていただきました。

丸山 晴美(まるやま はるみ)
丸山 晴美(まるやま はるみ)

22歳のときに節約に目覚め、会社勤務などを経て、2001年に節約アドバイザーとして独立。他にも、消費生活アドバイザー、ファイナンシャルプランナーなどの資格を持ち、テレビやラジオ、雑誌、講演会などで、身の回りの節約術やライフプランを見据えたお金の管理運用のアドバイスなどを行っている。主な著書は「貯まる女になれる本」、「1年で100万円貯まるすっきりお片付け生活」など多数。公式HP「らくらく節約生活。」(外部サイトへリンク)

――どうやって、暖房なしで昨冬を過ごされたのですか?

我が家はマンションで気密性が高く、南向きのリビングは、冬でも晴れている日は太陽の熱で部屋が暑いくらいになります。日が傾き出す15時ごろには厚手のカーテンを閉めてしまい、外からの冷気が入らないように遮断しました。

床にはラグを敷いて、足元から冷えないようにします。また、お風呂時間で体の芯まで温めるなどの工夫をしました。

暖かく、省エネで過ごすためのキーワードは「ウォームシェア」と「ウォームビズ」、また、家族で仲良く過ごすことです。

それは、家にいるとき、家族がそれぞれ個人の部屋で暖房をつけているのではなく、リビングなど一つの部屋に集まって過ごす新しい省エネスタイルです。そうすれば、暖房や照明を使用する範囲が一部屋分で済みます。

ウォームビズは、1枚多く羽織るなど、服装で体感温度を調整すること。例えば、靴下を履くと体感温度が+0.6℃、カーディガンを羽織ると+2.2℃、ひざ掛けをすると+2.5℃上がると言われています。

環境省 ウォームビズ

また、湿度も大切です。湿度を上げると体感温度を上げることができます。我が家では、家族の入浴が済んだら、ドアを開けて、浴室の湿度で加湿をしています。グッズを使わなくても、家にあるもので工夫してできることも多いんですよ。

――省エネで過ごせる暖房家電の選び方を教えてください。

家電選びは、お住まいの地域や建物、過ごし方によって最適なものが変わってきます。例えば、雪の多い地域では、外気から受ける影響が大きいので、エアコンよりもストーブやヒーターのほうが直接暖かさを感じやすいです。また、どの地域でも、マンションは気密性が高いのでエアコンが良いでしょう。

意外とおススメなのはこたつです。こたつ布団による保温効果がありますし、限られた範囲だけを効率よく暖められるので、省エネの観点では、とてもよいと思います。でも、一度入ると誰も動かなくなってしまうのが欠点ですね(笑)。

また、冬場は保温機能を使う機会も増えるため、節電タイプの家電を選ぶのがよいでしょう。電気便座のふたを閉めておくだけで、34.9kWhの節電になり、CO2も17.1kg削減できると言われています。我が家では、電気便座を使わず、貼るだけの暖房便座シート(肌に触れたときに暖かく感じる素材を表面に用いて、冬の冷えた便座に直接座るのを防げるシート。裏面はシール状になっていて、便座に直接貼って使う)を活用しています。

家電を買い替えるときは、家族でウォームシェアができるリビングで使う家電から買い替えると良いですよ。

環境省の「しんきゅうさん」のページでは、家電を買換えすると、電気代はどのくらいおトクになるのか、消費電力量やCO2排出量をどれだけ削減できるかを、現在おうちにある製品と比較して詳しく知ることができます。

編集注:エアコンを最新型の省エネタイプに買換えると、年間の電気代が約2,920円おトクになるというデータも!(出典:一般財団法人 家電製品協会『スマートライフおすすめBOOK』外部サイトへリンク)

――他にもできる省エネ対策は、ありますか?

例えば、子どもと一緒に、「暖房のつけっぱなしに、いち早く気づいて消せるのは誰か!?」とか「設定温度20℃にチャレンジ!」など、ゲーム感覚で取り組むと家族全員で楽しめます。

食事で体を温めることも大切ですね。鍋料理は、温かいだけでなく、家にある残り物でもできて、汁まで全部食べ切れる、さらに蒸気が出て加湿もしてくれるので、財布にも、地球にもやさしい料理です。

これらの対策を家族仲良く、楽しみながら取り組むことで、省エネを習慣化していけると思います。

暖かく快適なだけでなく、脱炭素と省エネも加えてこの冬を過ごせるようにしてみませんか?ぜひ家族で楽しみながら「ゼロカーボンアクション30」に取り組んでみてください♪

ゼロカーボンアクション30

脱炭素社会の実現には、一人ひとりのライフスタイルの転換が重要です。
「ゼロカーボンアクション30」にできるところから取り組んでみましょう!

エネルギーを節約・転換しよう!

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