あなたは●●●●派? 
それとも○○○派?

(JazzIRT/iStock/Thinkstock)

全国的に寒波が来襲し、寒さが厳しくなった今年の冬。地域によっては豪雪となったところもあるようです。
この季節、体の芯まで温めるにはやはり「お風呂」です。
環境省でも「ウォームビズ」の取組のひとつとして、きちんと入浴することをおすすめしてますが、入浴方法については人それぞれで、そもそも「湯船につからない」という人もいますよね。実はそれ、すごくもったいないんです。


■20代は多め!?

全国20代〜60代の男女1,365名を対象に、「入浴はシャワーで済ませることが多い」人の割合を調査したところ、全体の32.1%の人が「入浴はシャワーで済ませる」と回答しました。
性年代別で見てみると、特に20代が男女共にシャワー派が多めなことが分かります。
しかも、20代の女性は、唯一男性よりもシャワー派が多く、なお且つ全年代で最も比率が高い結果に。

実際に20代の女性に聞いてみると、こんな意見が。
・一人暮らしで湯船にお湯を張るのは、もったいない!
・疲れて帰ってきたときは、湯につかるよりは、とりあえず早く寝たい!
・お風呂に浸かると時間がかかるので、ぱぱっとシャワーで済ませる
・ユニットバスだから落ち着かない
・朝シャン派だから

一人暮らしと家族と同居では違いがあるようですが、忙しい毎日で時間が無い、湯を張ることがもったいない、などなど…シャワー派になるにはいろいろな理由があるようです。
でも、中には「寒い日は、やっぱりお湯に浸かりたくなる」という人も。

一方、60代は男女共にシャワー派は2割台ということで、年代によって顕著に差があることが見て取れます。


■湯船につかるだけで健康効果も!

寒い冬に体の芯まで温めるためにも、湯船につからないのは本当にもったいないんです。
みなさん、正しい入浴方法で湯船につかり、体の芯まで温まることで、たくさんの「健康効果」があることはご存知でしょうか?

例えば、低体温の改善。
冷えに苦しんでいる人は男女共に多いですよね。実は、正しく湯船につかることで、基礎体温が0.5〜1.0度上がると言われています。
また、代謝が上がるため、美肌やダイエットの効果も期待ができるんです!ほかにも、疲労回復や老化防止など、とにかく嬉しい効果がいっぱいあります。

お湯につかるだけでもホッとして気持ちがいいのに、プラスαで良いことがたくさんあるのなら、シャワーだけで済ませてしまうのはもったいないですよね。


■正しい入浴方法って?

では、正しい入浴方法とは、どのようなものでしょうか。
東京都公衆浴場業生活衛生同業組合が、医学的に正しい入浴方法としてオススメしているのがコチラ。

①入浴前にコップ一杯の緑茶か水を飲む
②お湯を体にかけて、温めてから湯船に入る
③まずは2〜3分間半身浴をする
④体が温まったら肩までつかる
⑤一旦上がり、体を洗う
⑥もう一度湯船に入り、肩までつかる
⑦お風呂上がりには、水やスポーツ飲料で水分補給&体のクールダウンを忘れずに

しかし、冬場は寒いため、ヒートショック(急激な温度の変化により、血圧の乱高下や脈拍の変動が起こること)には十分に注意しましょう。
脱衣所や浴室を温めたり、浴槽から急に立ち上がらないようにするなどして、ちょっとした工夫で事故は防げます。

また、お風呂あがりにはパジャマの上にもう一枚多く羽織ったり、首にタオルを巻くなど、首、手首、足首の「三つの首」を温めることで、入浴で温まった体を効果的に持続することができます。

今年のような寒い冬こそ、湯船につかり、効果的に体をあたためて、快適に「ウォームビズ」に取組んでみてはいかがでしょうか?


【調査概要】
方法:インターネットリサーチ
調査期間:2016年9月23日~2016年9月26日
対象:全国20代~60代の男女1365名(有効回答数)


「ウォームビズ」とは

環境省は暖房時の室温を20℃で快適に過ごすライフスタイル「WARM BIZ」を推進しています。
「20℃」は目安です。暖房の適切な使用をお願いします。
(身近に温度計を置くことをおすすめします。)
◆ウェブサイトはこちらから
https://ondankataisaku.env.go.jp/decokatsu/warmbiz/index.html


「COOL CHOICE(=賢い選択)」にご賛同ください。

「COOL CHOICE」は、CO2などの温室効果ガスの排出量削減のために、低炭素型の製品・サービス・ライフスタイルを賢く選択していこうという取り組みです。
ウォームビズも「COOL CHOICE」の一つです。
未来の地球のために、「COOL CHOICE」に賛同して、できることから始めてみませんか?
◆ご賛同はこちらから
https://ondankataisaku.env.go.jp/coolchoice/join.html


余分な暖房を止めて、みんなでひとつの部屋、場所に集まることでエネルギーを節約するのが「ウォームシェア」。
たとえば、個別の部屋の暖房は止めて街へ出かけて、図書館や博物館、児童館などの公共施設、レクリエーション施設などを利用すれば、全体としてエネルギーの使用量を抑えることができます。
詳しくは「ウォームシェアについて」のページをご覧ください。