地球温暖化防止コミュニケーター

地球温暖化とは

ここでは、地球温暖化のメカニズムやその要因などについてご紹介します。

地球温暖化のメカニズム

太陽の光のエネルギーの約3割は雲や雪などに反射されて宇宙に戻り、約7割が海や陸地に吸収されます。
吸収されたエネルギーは大気へと放たれ、宇宙へと逃げていきます。仮にこのエネルギーが何にも遮られず逃げていくとしたら、地球の平均気温は約-19℃となり、人が暮らしにくい環境となります。
この地球で大切な役割を果たしているのが、大気中の二酸化炭素や水蒸気などの「温室効果ガス」です。
温室効果ガス(GHG)が地表から放たれる熱を吸収し、熱を宇宙に逃げにくくすることで、地球の平均気温を約14℃に保っているのです。
産業革命以降、私たちが石炭や石油を使って多くの二酸化炭素(CO2)を排出したことにより、熱は宇宙により逃げにくくなりました。
その結果、地球の気温が上昇する「地球温暖化」が引き起こされています。

世界の平均気温

世界の平均気温は、1880年(産業化初期)から2012年までの間に0.85℃上昇しています。
2000年以降は気温の上昇が止まっているように見えますが、実際には気温は再び上昇しており、2014年から2016年は、3年続けて最高記録を更新している状況です。

地球温暖化の要因

二酸化炭素(CO2)などの温室効果ガスが増えるとはどういうことなのでしょうか。
国連のもとで活動している「気候変動に関する政府間パネル」IPCCは、“地球温暖化は、人間活動の影響が主な要因である可能性が極めて高い”と示しています。
ここで、人間活動の影響とは、化石燃料を燃やしたり、森林等を伐採することで「温室効果ガス」が増えてしまうことを指します。

人為起源の温室効果ガス排出量

人為的な温室効果ガス(GHG)は、1970~2010年の間で増加を続けており、特に2000年からの10年間では約100億トン(10Gt-CO2換算)と大幅に増加しています。
1970年から2000年までの増加率は1.3%/年であったのに対し、2000年から2010年は2.2%/年と高い増加率となっています。

温室効果ガスの中でも多くの割合を占めるCO2について世界の傾向を見ると、18世紀後半の産業革命以降、増加傾向が続いており、特に近年、急増しています。
地域別に見ると、これまでは、日本を含むOECD(水色)が多くのCO2を排出していましたが、最近は、アジア(緑色)の排出量が多くなっています。

日本のCO2排出量の推移

日本のCO2排出量について、明治以降の推移を見ると、高度経済成長期にCO2排出量が急増していることが分かります。
その後、1970年代のオイルショックを経て、省エネに努めた結果、CO2排出量は横ばいになりましたが、90年代に入り、また増加傾向となりました。ここ数年は増減を繰り返しています。

日本の温室効果ガス排出量

2015年度の日本の温室効果ガス総排出量は、13億2,100万トン(前年度比-3.0%、2013年度比-6.0%、2005年度比-5.2%)です。
電力消費量の減少や電力の排出原単位の改善に伴う電力由来のCO2排出量の減少により、エネルギー起源のCO2排出量が減少し、前年度と比べて排出量は減少しています。

今後、地球温暖化はどうなるのか?

現在の気温と比較した場合の2100年までを気温変化をシミュレーションしたものをご紹介します。
左側はCO2排出量がゼロに等しいくらい「気温上昇を低く抑えるための温暖化対策を取った場合」、右側は今の生活を継続し「現状を上回る温暖化対策を取らなかった場合」です。
気温が高くなると赤から黄色、白に変化していきますが、地域によって差があるものの、2050年頃まではどちらもあまり色の変化がありません。しかし、2050年以降は、対策を取った場合と取らなかった場合で大きな差が出ています。

この結果をグラフで見てみると、現状を上回る温暖化対策をとらなかった場合、21世紀末の世界の平均気温は、2.6~4.8℃上昇(赤色の帯)、気温上昇を低く抑えるための対策をとった場合でも0.3~1.7℃上昇(青色の帯)する可能性が高いと予測されています。

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