COOL CHOICE LEADERS AWARD 2018

優秀賞

COOL CHOICE×謎解き「水素大好きモンスターから水素ステーションを守れ!」埼玉工業大学 長谷研究室 東芝未来科学館、東京スイソミル
COOL CHOICE×謎解き「水素大好きモンスターから水素ステーションを守れ!」埼玉工業大学 長谷研究室 東芝未来科学館、東京スイソミル

活動の概要(要約)

大和ハウス工業では、2008年6月から10年間、従業員の環境意識向上や水・光熱費等の削減、ワークライフバランスのひとつとして、終業後の時間の有効活用を目的に、毎月1回のライトダウンを本社(大阪・東京 の二拠点)および全国の事業所(現在83事業所+10工場)での実施を推進しています。具体的な活動内容は、毎月1回、終業後1時間以内の退社と消灯、屋外に掲示している看板の照明も20時までに消灯しています。

スタートから10年が経過した今では、全国の多くの事業所でこの取り組みが根付いています。これらの活動により、社内の交流がスムーズになり、業務が円滑に進めやすくなるなどのメリットも生まれています。

工夫・苦労・PRポイント(要約)

当社では、コア事業として戸建住宅の受注生産を行っています。そのため、お客さまのご都合に合わせて、商談や打ち合わせを夕方から夜にかけて行うことが多く、ライトダウンを実施するにあたって、営業活動に支障が出ないか不安がありました。そこで、ライトダウンを定例とする約半年前の2008年6月の環境月間に、全国一斉でライトダウンを試行しました。また、ライトダウン開始当初は、終業時間が1時間経過しても仕事を続け、なかなか帰ろうとしない従業員もいました。しかし、各事業所の総務担当者の粘り強い呼びかけと、毎月きっちりと消灯・施錠が行われることで、徐々にライトダウンへの本気度が伝わり、今ではライトダウンを念頭に入れてスケジュールを組むことが当たり前になっています。

当初は全国一斉で実施していたライトダウンですが、2009年4月、業務内容に合わせて部署ごとに勤務時間帯を変更したことに伴い、ライトダウンも部署毎で実施するようにしました。これを契機に、ライトダウンは各事業所毎での自主的な運営となりました。現在も各事業所の総務課と2014年度からは各事業所で任命された事業所の環境活動を推進する「エコサポーター」などが中心となって実施しています。

受賞者のコメント

クールチョイスリーダーズアワード2018の優秀賞という素晴らしい賞を受賞できたことを大変光栄に思います。

開始当初は手さぐりでスタートした取り組みでしたが、10年以上継続して実施することで社員の環境意識向上にも大きく寄与することができました。

私たちは今、現実にある社会課題と誠実に向き合うことが大切であると優秀賞をいただき改めて実感しました。ワークライフバランスの一つとしても取り組んできたこのライトダウンを通じて社員一人ひとりの健康を願いつつ、より良い社会を目指す企業市民として今後もぜひ継続していきたいと考えています。