「COOL CHOICE チャレンジ~地球温暖化対策を実践する1週間~」では、地球温暖化の現状を知り、
省エネ・低炭素型の製品への買換え・サービスの利用・ライフスタイルの選択などの「賢い選択」を
広く国民や企業の皆さまに実践していただくことをお願いしています。

本サイトでは地球温暖化対策の取組を促進するため、
先進的な取組をしているエコ・ファースト認定企業とSBT認定企業の事例をご紹介します。
ぜひ実践していただくための参考にしてもらえたらと思います。

SBT認定取得
積水化学工業株式会社2018.11.28

2万人超の従業員が
自然環境の保全活動を実施
成功事例の共有や表彰などの啓発により
参加率90%超に

従業員による環境貢献活動の様子

積水化学グループは自然資本へのリターンに貢献していくため、2030年度までに温室効果ガス排出量を26%削減(2013年度比)の目標を掲げ、化学業界として世界で初めてSBT認定を取得しました。再生エネルギーの積極導入、サプライチェーンも巻き込んだ取組も行う中、グループ内では従業員自身による自然環境の保全活動「SEKISUI環境ウィーク」を毎年実施。6年目の2018年度には参加率が90%を超え、ブランドイメージ向上にもつながっています。

今回の取材にご協力いただいた方:
経営戦略部環境経営グループ グループ長 大久保学さん/担当部長 三浦仁美さん

積水化学グループで2万人以上が参加する「SEKISUI環境ウィーク」

「SEKISUI環境ウィーク」は、グローバルに広がる積水化学グループの事業所で働く従業員が地球環境に貢献する活動を行うものです。事業所あるいは従業員個人が、それぞれ実行できる活動内容を自ら決める方式。大久保さんは「積水化学工業の東京本社では、2018年10月16日の午前8時から午前9時までの1時間に、経営者をはじめ426人の従業員が本社周辺の清掃活動を行いました」と例を挙げます。「参加者は年々増加し、現在ではグローバルで2万6000人いる従業員のうち2万人以上が参加しています」と三浦さんは話します。

「自分も活動しなきゃ、と思ってもらうことが大切」(三浦さん)
「自分も活動しなきゃ、と思ってもらうことが大切」(三浦さん)

子どもたちの提言で「SEKISUI環境ウィーク」をスタート

2012年8月に、日本で開催した創立65周年記念イベント「世界こどもエコサミット2012」では、世界の主要事業所で働く従業員の子どもたち85人が参加して交流を図りました。最終日には子どもたちが大人たちに向けて環境に関する提言を行い、それを受けて積水化学グループの全事業所で毎年、「SEKISUI環境ウィーク」を開催することが決まりました。グループでは2019年度までに、従業員参加率を100%にするという目標を掲げています。

5年に1度開催される「世界こどもエコサミット」(写真は2017年)
5年に1度開催される「世界こどもエコサミット」
(写真は2017年)

啓発や周知を行うことによって海外従業員の参加率を35%から95%に向上

「開始当初は海外事業所の従業員の参加率が低いことが課題でした」と大久保さんは言います。積水化学グループでは従業員の意識向上を図るため、すでに参加率100%を達成している事業所の事例をグループのイントラネットで紹介。年一回、海外の事業所で「シンボルイベント」と称する地球環境に関連する催しも行っています。また、プライベートでも自然環境の保全活動を行う従業員の中から「最もエコな人」を選んで表彰する制度もあります。こうした啓発や周知を行うことによって、2013年時点で35%だった海外事業所の参加率は、4年間で95%にまで向上しました。

「最もエコな人」の社長表彰も「世界こどもエコサミット」から生まれた
「最もエコな人」の社長表彰も
「世界こどもエコサミット」から生まれた

ブランドイメージの向上で優秀な人材の確保が進む

「SEKISUI環境ウィーク」などを行ってきたことで、積極的に自然環境の保全活動を行う企業グループとしてブランドイメージが向上しました。たとえば米国では、好景気に支えられて雇用需要が伸長し、優秀な人材の奪い合いが起きています。そんな中、積水化学グループは環境問題に関心の高い若者たちに支持され、人材確保がうまく進んでいます。また、日本国内でも同グループの自然環境の保全活動を高く評価する企業が多く、それらの企業と“環境とビジネス”を共通命題として交流を深められるようにもなりました。

チャレンジングな目標を掲げて地球環境に貢献する活動を継続

2017年に開催した、創立70周年記念イベント「世界こどもエコサミット2017」では、「自分たちが勉強することができる環境教育の教材を提供してほしい」という子どもたちからの言葉を受け、社長が次世代に向けた環境教育教材の提供を約束しました。これを受けて、東京書籍株式会社と協働で環境教育サイト「EduTown SDGs」を開設。ものづくりや、環境に貢献する製品を通じて学ぶことができる教材を、まずは国内向けにWeb上で配信しています。2018年度中には、海外向けに英語版の準備を行うと共に、2019年度からは「SEKISUI環境ウィーク」においても教材を活用し、従業員から他者への波及を狙った活動の推進も進めていきます。
同グループは、従業員だけでなく、全てのステークホルダーと一緒にチャレンジングな目標を掲げ、サステナブルな地球の実現に向けて貢献を続けていきます。

「目先の取組に終始せず、大きなゴールを掲げていく」(大久保さん)
「目先の取組に終始せず、
大きなゴールを掲げていく」(大久保さん)

COOL CHOICE チャレンジでは、企業の取組を募集しています。
投稿していただいた取組の優良事例は当HP内に掲出させていただきます。
ぜひ、投稿をよろしくお願いします。
(投稿期間 2018年12月末日までを予定)