「COOL CHOICE チャレンジ~地球温暖化対策を実践する1週間~」では、地球温暖化の現状を知り、
省エネ・低炭素型の製品への買換え・サービスの利用・ライフスタイルの選択などの「賢い選択」を
広く国民や企業の皆さまに実践していただくことをお願いしています。

本サイトでは地球温暖化対策の取組を促進するため、
先進的な取組をしているエコ・ファースト認定企業とSBT認定企業の事例をご紹介します。
ぜひ実践していただくための参考にしてもらえたらと思います。

エコ・ファースト企業認定
東洋ライス株式会社2018.12.03

社是に基づいた技術の開発と
改善で
CO2・コストを削減
デマンドコントロールや準無人化工場で
使用電力の調整に取り組む

TOYO 金芽米

世界で初めて無洗米を開発した東洋ライスは、精米関連機器の開発・製造メーカーでもあります。早くから地球環境問題に関心を持ち、精米工場では電力使用量の管理やコージェネレーションシステムの導入などによって省電力化を図ってきました。銀座本社オフィスでもLED照明の導入などによってCO2削減に取り組んでいます。

今回の取材にご協力いただいた方:
取締役 副社長 阪本哲生さん/企画広報部 鈴木敬子さん

電力使用量を調整してCO2とコストの両方を削減

東洋ライスは国内に4つの自社工場を有しています。そのうちサイタマ工場(埼玉県)とリンクウ工場(大阪府)、和歌山工場(和歌山県)ではデマンドコントロールを行っており、電力会社から供給される電力の使用状況を監視し、電力使用量を調整しています。使用する電力を30分ごとに計量し、そのうち月間で最も大きい値を最大デマンドといいます。過去1年間の最大デマンドが契約電力となるため、最大デマンドが大きくなるほど契約電力も大きくなります。最大デマンドを抑制することはCO2削減となり、契約電力に基づいて算定される基本料金の低減にもつながります。

デマンド制御盤により使用電力を調整
デマンド制御盤により使用電力を調整

発電時の排熱を副産物加工に利用できるシステムも導入

サイタマ工場ではマイクロガスタービンコージェネレーションシステムを導入しています。燃料ガスで小型のガスタービンを回転させ発電を行うもので、その際に発生する排熱は、BG無洗米(注1)の副産物の熱処理に利用しています。また、工場のスタッフを集中的に配置し、照明やエアコンなどで使用する電力を抑制する工夫も施しています。こうしたこともCO2削減とコスト削減の両方に寄与しているのです。
注1 肌ヌカの粘着性を利用して無洗米を製造する方法。取り除いた肌ヌカは熱処理し、有機質資材として利用。

リンクウ工場(大阪府):スタッフを集中的に配置した、準無人化工場
リンクウ工場(大阪府):
スタッフを集中的に配置した、準無人化工場

社是にのっとりエネルギー消費を考えた商品や技術を開発

東日本大震災後は、工場だけでなく銀座本社オフィスでもLED照明の導入などを本格的に開始し、CO2削減に取り組んでいます。以前から地球環境に関する問題意識が高く、米穀業界で「環境の東洋」と称される東洋ライス。1991年に世界で初めて無洗米を開発した理由は、とぎ汁によって海や川が汚染されることを防ぐためでした。「社是に、『技術を創造し、広げ、社会に高度の貢献をしよう』という言葉があります。商品や技術を開発する際、エネルギー消費のことも考えるのは、社是にのっとっているからです」と阪本さんは説明します。

地球環境問題への意識が高い優秀な人材が集まる

BG無洗米には添加物を使用しない製造方法を採用し、安心安全の確保だけでなく地球環境に大きく貢献しています。こうした取り組みから、2003年度の瀬戸内海環境保全功労者賞「環境大臣表彰」、2015年度の地球環境大賞「環境大臣賞」など、各方面から高い評価を得ています。さらに、2018年には「エコ・ファースト企業」にも認定されました。
「こうしたことが企業のイメージアップにつながっており、新卒採用の際にも地球環境問題への意識が高い学生が数多く応募してくれます」と阪本さん。売り手市場となり人材獲得に苦しむ企業が多い中、積極的に地球温暖化対策に取り組む東洋ライスには優秀な人材が集まっているのです。

エコ・ファースト企業認定式のようす
エコ・ファースト企業認定式のようす

COOL CHOICE チャレンジでは、企業の取組を募集しています。
投稿していただいた取組の優良事例は当HP内に掲出させていただきます。
ぜひ、投稿をよろしくお願いします。
(投稿期間 2018年12月末日までを予定)