COOL CHOICE チャレンジ COOL CHOICE チャレンジ

~地球温暖化対策を実践する1週間~

2018年11月26日~12月2日

「COOL CHOICE チャレンジ~地球温暖化対策を実践する1週間~」では、地球温暖化の現状を知り、
省エネ・低炭素型の製品への買換え・サービスの利用・ライフスタイルの選択などの「賢い選択」を
広く国民や企業の皆さまに実践していただくことをお願いしています。

本サイトでは地球温暖化対策の取組を促進するため、
先進的な取組をしているエコ・ファースト認定企業とSBT認定企業の事例をご紹介します。
ぜひ実践していただくための参考にしてもらえたらと思います。

SBT認定取得
エコ・ファースト企業認定
キリン株式会社2018.12.11

同業他社との共同配送で
CO2排出量を削減
CSV経営で事業を通じて
地球温暖化対策に取り組む

共同配送でCO2排出量を削減

キリングループはCSV(社会と共有できる価値の創造)をグループ経営の根幹に位置付け、重点課題の一つに「環境」を掲げてきました。2017年には食品業界で初めてSBT認定を取得。早くから取り組んでいる同業他社との共同配送は、トラック運転手不足とCO2排出量の削減の二つの課題解決につながっています。

今回の取材にご協力いただいた方:
CSV戦略部 シニアアドバイザー 藤原啓一郎さん

持続可能な社会と事業のために長期的リスクに対応する

キリングループの全ての事業は自然の恵みを原料としており、自然資本によって成り立っています。ところが、2050年には人口が98億人に増加し、自然資本が損なわれる可能性が高いといわれるようになりました。持続可能な社会と事業のためには、このような長期的リスクに対応する必要があります。そこでキリングループは2013年に「長期環境ビジョン」を策定しました。そこにはチャレンジングな目標が掲げられています。

オフィスでの節電など一人一人が参加できる取組も行う

「長期環境ビジョン」では2050年に事業のバリューチェーン全体のCO2排出量を1990年比で50%削減する長期目標を掲げています。さらにScope1とScope2の合計、およびScope3にてそれぞれ2030年には2015年比で30%削減するという高い中間目標を掲げています。この数値は、産業革命前から気温上昇を2℃未満に抑える科学的根拠に基づいた温室効果ガス削減目標として、国際的組織である「Science Based Targets」(SBT)から承認されました。この目標を達成するためにCOOL BIZやWARM BIZ、オフィスでの節電など社員一人一人が参加できる取組も行っています。

バリューチェーン全体での温室効果ガス排出量と削減目標
バリューチェーン全体での温室効果ガス排出量と
削減目標

輸入ワインを国内で瓶詰めすることで輸送時のCO2を削減

事業活動においても、キリングループは地球温暖化対策として数多くの取組を行っています。「例えば、自社工場でペットボトルを作ったり、輸入ワインを専用バッグに入れて海上輸送し、国内で瓶詰めを行ったりすることで輸送時のCO2排出量を削減しています」と、藤原さんは説明します。また、発電時の排熱も再利用できる自家発電装置を導入したり、嫌気処理によって排水からバイオガスを生み出して燃料にしたり、中長距離輸送の手段として、CO2排出量の少ない鉄道輸送を使うモーダルシフトにも取り組んでいます。

輸入ワインを大容量の専用バッグに詰め、海上輸送する
輸入ワインを大容量の専用バッグに
詰め、海上輸送する

同業他社との共同配送でCO2排出量の削減とトラック運転手不足に対応

物流分野に関しては、早くから同業他社との共同配送を行っています。各社とも配送は「競争」する分野ではなく、「協調」する分野だと考えているからです。それによってCO2排出量を減らせるだけでなく、トラック運転手が不足していることへの対応策にもなっています。藤原さんは、「他の製品に関しても共同できることがあれば積極的に他社と力を合わせていきたいと考えています」と今後の取組への意欲を見せます。

北海道での地方への共同配送の仕組み
北海道での地方への共同配送の仕組み