COOL CHOICE チャレンジ COOL CHOICE チャレンジ

~地球温暖化対策を実践する1週間~

2018年11月26日~12月2日

「COOL CHOICE チャレンジ~地球温暖化対策を実践する1週間~」では、地球温暖化の現状を知り、
省エネ・低炭素型の製品への買換え・サービスの利用・ライフスタイルの選択などの「賢い選択」を
広く国民や企業の皆さまに実践していただくことをお願いしています。

本サイトでは地球温暖化対策の取組を促進するため、
先進的な取組をしているエコ・ファースト認定企業とSBT認定企業の事例をご紹介します。
ぜひ実践していただくための参考にしてもらえたらと思います。

エコ・ファースト企業認定
ニッポンレンタカーサービス株式会社2018.12.20

全国の営業所でLED化を実施
営業所の省エネ化とレンタカーの低燃費化で
環境貢献に取り組む

ニッポンレンタカー

ニッポンレンタカーサービスはレンタカー業界唯一のエコ・ファースト企業として、事業活動とサービスの両軸で地球環境改善に向けた取組を推進しています。エコ・ファースト推進協議会に加盟したことを機に節電・省エネ活動を加速し、全国の営業所で照明のLED化を実施。また、冷房使用時には室温28℃を目安にした室温管理の推奨や間引き照明を行ってきました。サービス面では、エコカー専用クラス「エコクラス」を導入。エコドライブキャンペーンの実施や専用Webページで、利用者に環境面と経済面のメリットを伝えています。

今回の取材にご協力いただいた方:
営業本部 営業企画部 担当部長 古河 渡さん
営業本部 営業企画部 マーケティング課 課長代理 高橋 幸司さん

グループ会社と協力して省エネ活動を推進

ニッポンレンタカーサービスでは、グループ会社と共に、全国の営業所の照明をLEDに切り替えています。室内の電球はもちろん、看板やジャンボサインもLED化。また、営業所内において冷房使用時には室温28℃を目安にした室温管理を推奨しています。また、管理部門が入っているオフィスでは、間引き照明や人の居ない部屋の消灯を実施してきました。

店頭のジャンボサインや看板もすべてLED照明に切り替え
店頭のジャンボサインや看板も
すべてLED照明に切り替え

震災をきっかけに環境意識の高まりとコスト削減を努力

営業企画部の古河さんに取組の背景を伺うと、当時、勤務していた東京地区では「照明のLED化や室温管理などは、東日本大震災発生後、電力不足ということから、震災の翌年よりLEDに切り替えています」とのこと。震災後に東京地区から順次スタートして、店舗のリニューアルや新店オープンのタイミングで切り替えたそうです。苦労したのはやはり費用面。当時はLEDの価格も高く、東京地区だけで数千万円の経費がかかりました。「環境意識だけでなく、長い目で見れば電気代の削減でコストも下がるという話で経営層にも理解してもらいました」と古河さんは説明します。

ニッポンレンタカー千歳空港営業所
ニッポンレンタカー千歳空港営業所

エコカー専用クラス「エコクラス」の導入と、エコドライブの啓発活動

「レンタカー事業は既製品を使ったビジネスであるため、省エネ効果の高い製品の導入を推進しています」と古河さん。ハイブリッド車はもちろん、より燃費性能の高い自動車を積極的に導入しています。乗用車・ワゴン車のうち、約10%がハイブリッド車やクリーンディーゼル車といったエコカーです。また、低燃費車を希望する利用者の声に応え、エコカーを指定してレンタルできる「エコクラス」を2008年から導入。エコカーはCO2の排出量を減らすことができるだけでなく、200km走行した場合のガソリン代が約1,200円の節約(注1)になる、エコノミーでエコロジーなクラスです。また、燃費向上と安全運転につながる「エコドライブ」の実施を促進するため、特設Webページでの告知を行っています。
(注1)自社設定数値や外部調査データなどに基づく。実際の燃費は、乗車人数や積載量、走行状況などにより変わる


深夜営業の廃止や、低燃費自動車の利用により環境貢献を加速

2018年12月から、全国の営業所における24時間営業を終了しました。従業員の健康的なワークライフバランスの取れた「働き方改革」を推進する観点での労働環境の改善だけでなく、深夜の営業所における節電・節水効果も見込まれます。また、新たにスタートしたカーシェアリング事業では、燃費性能の高い車種を取り入れていく方針です。こうした営業所での省エネ化と低燃費車の導入により、さらに環境への貢献を加速させることで、より安全で安心なレンタカーサービスの提供を目指しています。