ー レベル2 ー

気候変動に関する基本的な知識を確認する問題です。

地球温暖化により日本近海の漁業に生じる影響について、適切なものはどれでしょうか。

漁獲が増える水産物と減る水産物がある
漁獲が増える好影響のみある
漁獲が減る悪影響のみある

正解

近年漁獲が増えている例として、ブリとサワラ(サバ科の暖海性種)が挙げられます。
天然ブリの量(資源量)の増加要因として、海水温の上昇による生息域の拡大が考えられています。また、サワラでは、主に東シナ海や瀬戸内海で漁獲されてきましたが、日本海での漁獲量が急増し、京都府または福井県の漁獲量が日本で最も多くなっています。
一方で、近年漁獲量が減少している例として、日本海の本州沿岸域における8月~11月のスルメイカが挙げられます。日本海のスルメイカの分布・漁場形成には夏から秋の海水温が影響し、高水温はスルメイカの分布・漁場形成に不適な環境になることが指摘されています 。

ざんねん...正解は、

近年漁獲が増えている例として、ブリとサワラ(サバ科の暖海性種)が挙げられます。
天然ブリの量(資源量)の増加要因として、海水温の上昇による生息域の拡大が考えられています。また、サワラでは、主に東シナ海や瀬戸内海で漁獲されてきましたが、日本海での漁獲量が急増し、京都府または福井県の漁獲量が日本で最も多くなっています。
一方で、近年漁獲量が減少している例として、日本海の本州沿岸域における8月~11月のスルメイカが挙げられます。日本海のスルメイカの分布・漁場形成には夏から秋の海水温が影響し、高水温はスルメイカの分布・漁場形成に不適な環境になることが指摘されています 。

海洋が、ある物質を吸収すると酸性化が進行しますが、その物質として、適切なものはどれでしょうか。

窒素
酸素
CO2

正解

IPCC 第5次評価報告書(AR5)第1作業部会(WG1)報告書では、「海洋は、排出された人為起源のCO2の約30%を吸収し、海洋酸性化を引き起こしている」と記されています。
下左図から、海面付近のCO2(二酸化炭素)濃度が増加するほどに(①)、海水の酸性度が低く(②)、すなわち酸性化していることがわかります。海水中の水(H2O)とCO2が反応すること(③)で、最終的に水素イオンが増加し、海洋の酸性化が進行します(下右図)。

ざんねん...正解は、

IPCC 第5次評価報告書(AR5)第1作業部会(WG1)報告書では、「海洋は、排出された人為起源のCO2の約30%を吸収し、海洋酸性化を引き起こしている」と記されています。
下左図から、海面付近のCO2(二酸化炭素)濃度が増加するほどに(①)、海水の酸性度が低く(②)、すなわち酸性化していることがわかります。海水中の水(H2O)とCO2が反応すること(③)で、最終的に水素イオンが増加し、海洋の酸性化が進行します(下右図)。

気候変動をもたらす要因は様々ありますが、産業化以降の人間活動により、大気中に大量に排出され、濃度が高まったことによって温暖化への寄与が最も大きくなったものとして、適切なものはどれでしょうか。

メタン
CO2
エーロゾル(エアロゾル)

正解

気候変動をもたらす主要な要因は下図に列挙されています。また、図からは、以下のようなことがわかります。

①人為起源(人間活動)の影響が大きい。

②CO2は、気候変動の要因の中で大気を暖める効果が最も大きい。

③大気中を浮遊する微粒子であるエーロゾル(エアロゾル)は、太陽光を吸収して大気を暖める効果と、太陽光を遮り大気を冷やす効果があるが、全体としては大気を冷やす効果が大きい。

④要因全体として、放射強制力(※1)は正味で正となり、大気を暖める方向に働く。

⑤1750年と比較して、人為起源の放射強制力は年々大きくなっている。

上記②にあるように、大気を暖める効果が最も大きいものはCO2となります。
なお、温室効果の強さを表す温暖化係数(GWP)では、CO2の1に対し、メタンは25となり、メタンの方が大きいです(※2)。しかし、下図は、この効果に排出量をかけた効果を表しているため、排出量がメタンよりもずっと多いCO2が、大気を暖める効果が最も大きくなります。

(※1)気候変動を引き起こす影響の度合い。基準値を0とした場合、正値は大気を暖め、負値は大気を冷やす (※2)ここでは100年間の累積値GWP100(AR4の値)を用いている

ざんねん...正解は、

気候変動をもたらす主要な要因は下図に列挙されています。また、図からは、以下のようなことがわかります。

①人為起源(人間活動)の影響が大きい。

②CO2は、気候変動の要因の中で大気を暖める効果が最も大きい。

③大気中を浮遊する微粒子であるエーロゾル(エアロゾル)は、太陽光を吸収して大気を暖める効果と、太陽光を遮り大気を冷やす効果があるが、全体としては大気を冷やす効果が大きい。

④要因全体として、放射強制力(※1)は正味で正となり、大気を暖める方向に働く。

⑤1750年と比較して、人為起源の放射強制力は年々大きくなっている。

上記②にあるように、大気を暖める効果が最も大きいものはCO2となります。
なお、温室効果の強さを表す温暖化係数(GWP)では、CO2の1に対し、メタンは25となり、メタンの方が大きいです(※2)。しかし、下図は、この効果に排出量をかけた効果を表しているため、排出量がメタンよりもずっと多いCO2が、大気を暖める効果が最も大きくなります。

(※1)気候変動を引き起こす影響の度合い。基準値を0とした場合、正値は大気を暖め、負値は大気を冷やす (※2)ここでは100年間の累積値GWP100(AR4の値)を用いている

異常気象に関する「人間活動に伴う温室効果ガスの排出増加の影響」として、適切なものはどれでしょうか。

全ての異常気象の変化傾向は、人間活動の影響を受けている
全ての異常気象の変化傾向は、自然起源の影響を受けているとは言えない
異常気象の変化傾向は、人間活動の影響を受けているものと受けているかどうか分からないものがある

正解

「人間活動に伴う温室効果ガスの排出増加の影響」は、①の列に記載されています。「多くの場所で寒い日や寒い夜の減少」は人間活動が影響した「可能性が非常に高い」とされています(②)。一方で、「強い熱帯低気圧の活動度の増加」は、「確信度が低い」とされています(③)。そのため、現象によって人間活動の影響によって変化したと考えられる、すなわち人間活動の影響を受けているものと、受けているかどうかわからないものがあることがわかります。

ざんねん...正解は、

「人間活動に伴う温室効果ガスの排出増加の影響」は、①の列に記載されています。「多くの場所で寒い日や寒い夜の減少」は人間活動が影響した「可能性が非常に高い」とされています(②)。一方で、「強い熱帯低気圧の活動度の増加」は、「確信度が低い」とされています(③)。そのため、現象によって人間活動の影響によって変化したと考えられる、すなわち人間活動の影響を受けているものと、受けているかどうかわからないものがあることがわかります。

CO2累積総排出量と世界の平均気温の上昇量は、ほぼ比例関係にあります。 CO2以外の温室効果ガスの効果も考慮した上で、66%を超える確率で1861~1880年の平均気温からの上昇量を2℃未満に留める場合、CO2の累積排出量の上限として、最も適切なものはどれでしょうか。

約1兆トンCO2換算
約3兆トンCO2換算
約6兆トンCO2換算

正解

下図から、2010年には既に、約1.8兆トンCO2換算のCO2が累積で排出されています(①)。グラフ縦軸の2℃に注目すると(②)、この線と図中の折れ線グラフの交点の値は、上横軸から約3兆トンtCO2(③)とわかります。そのため、正解は「2:約3兆トンCO2換算」となります(実際には後述の「注意点」に記したように不確実性の幅を考慮する必要がありますが、その場合でも適切な解は「2」以外にありません)。1861~1880年の平均気温からの上昇量を、2℃未満に留める場合は、累積排出量が約3兆トンCO2を超えないように排出を抑えなければなりません。
なお、この3兆トンCO2から、既に排出した1.8兆トンCO2(①)を差し引くと約1.2兆トンCO2となります。この値を2010年の年間排出量約0.037兆トンCO2で割ると、このままの排出量を維持した場合、2010年から約30年で2℃に到達することがわかります。

ざんねん...正解は、

下図から、2010年には既に、約1.8兆トンCO2換算のCO2が累積で排出されています(①)。グラフ縦軸の2℃に注目すると(②)、この線と図中の折れ線グラフの交点の値は、上横軸から約3兆トンtCO2(③)とわかります。そのため、正解は「2:約3兆トンCO2換算」となります(実際には後述の「注意点」に記したように不確実性の幅を考慮する必要がありますが、その場合でも適切な解は「2」以外にありません)。1861~1880年の平均気温からの上昇量を、2℃未満に留める場合は、累積排出量が約3兆トンCO2を超えないように排出を抑えなければなりません。
なお、この3兆トンCO2から、既に排出した1.8兆トンCO2(①)を差し引くと約1.2兆トンCO2となります。この値を2010年の年間排出量約0.037兆トンCO2で割ると、このままの排出量を維持した場合、2010年から約30年で2℃に到達することがわかります。

日本の1人あたりの年間温室効果ガス排出量として、最も適切なものはどれでしょうか。

約10トン
約1トン
約1キログラム

正解

13億トンの温室効果ガスについて、日本の人口、約1億2千万人で割ると、1人当たり、約10トンを排出していることになります。

ざんねん...正解は、

13億トンの温室効果ガスについて、日本の人口、約1億2千万人で割ると、1人当たり、約10トンを排出していることになります。

1898~2020年の日本の年平均気温の変化量は100年あたりどのくらいでしょうか?

約1℃低下した
変化傾向は見られない
約1℃上昇した

正解

下図に示すとおり、日本の平均気温は100年あたりで約1℃上昇(①)しています。

ざんねん...正解は、

下図に示すとおり、日本の平均気温は100年あたりで約1℃上昇(①)しています。

SDGsについて、誤っているものはどれでしょうか。

持続可能な開発目標(SDGs)とは、ミレニアム開発目標(MDGs)の後継として定められた2016年から2100年までの国際目標である
持続可能な世界を実現するための17ゴール・169ターゲットから構成されている
SDGsの13番目の目標は「気候変動に具体的な対策を」であり、5つのターゲットから構成されている

正解

持続可能な開発目標(SDGs)とは、ミレニアム開発目標(MDGs)の後継として、2015年の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」に記載されている2016年から2030年までの国際目標です。持続可能な世界を実現するための17のゴール・169のターゲットから構成されています。気候変動対策は13番目の目標として定められており、以下5つのターゲットにより構成されています。

13.1 すべての国々において、気候関連災害や自然災害に対する強靱性(レジリエンス)及び適応の能力を強化する。
13.2 気候変動対策を国別の政策、戦略及び計画に盛り込む。
13.3 気候変動の緩和、適応、影響軽減及び早期警戒に関する教育、啓発、人的能力及び制度機能を改善する。
13.A 重要な緩和行動の実施とその実施における透明性確保に関する開発途上国のニーズに対応するため、2020年までにあらゆる供給源から年間1,000億ドルを共同で動員するという、UNFCCCの先進締約国によるコミットメントを実施するとともに、可能な限り速やかに資本を投入して緑の気候基金を本格始動させる。
13.B 後発開発途上国及び小島嶼開発途上国において、女性や?年、地方及び社会的に疎外されたコミュニティに焦点を当てることを含め、気候変動関連の効果的な計画策定と管理のための能力を向上するメカニズムを推進する

ざんねん...正解は、

持続可能な開発目標(SDGs)とは、ミレニアム開発目標(MDGs)の後継として、2015年の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」に記載されている2016年から2030年までの国際目標です。持続可能な世界を実現するための17のゴール・169のターゲットから構成されています。気候変動対策は13番目の目標として定められており、以下5つのターゲットにより構成されています。

13.1 すべての国々において、気候関連災害や自然災害に対する強靱性(レジリエンス)及び適応の能力を強化する。
13.2 気候変動対策を国別の政策、戦略及び計画に盛り込む。
13.3 気候変動の緩和、適応、影響軽減及び早期警戒に関する教育、啓発、人的能力及び制度機能を改善する。
13.A 重要な緩和行動の実施とその実施における透明性確保に関する開発途上国のニーズに対応するため、2020年までにあらゆる供給源から年間1,000億ドルを共同で動員するという、UNFCCCの先進締約国によるコミットメントを実施するとともに、可能な限り速やかに資本を投入して緑の気候基金を本格始動させる。
13.B 後発開発途上国及び小島嶼開発途上国において、女性や?年、地方及び社会的に疎外されたコミュニティに焦点を当てることを含め、気候変動関連の効果的な計画策定と管理のための能力を向上するメカニズムを推進する

エネルギー起源CO2排出量全体に占める家庭部門の割合として、最も適切なものはどれでしょうか。

5%程度
15%程度
25%程度

正解

エネルギー起源CO2排出量のうち、家庭部門は15%を占めます。

ざんねん...正解は、

エネルギー起源CO2排出量のうち、家庭部門は15%を占めます。

「気候変動に関する国際連合枠組条約」に基づき開催される、地球温暖化対策に世界全体で取り組んでいくことに関する会議の略称として、適切なものはどれでしょうか。

RCP
MOP
COP

正解

気候変動枠組条約に基づき開催される会議は、「気候変動枠組条約締約国会議」であり、英語でConference of the parties、頭文字をとってCOP(コップ)と呼ばれます。このpartiesは気候変動枠組条約の締約国を意味します。 なお、生物多様性条約の締約国会議などもCOPと呼ばれることがあります。

RCPはIPCC第5次評価報告書で評価された研究にも用いられた、温室効果ガスの代表的濃度経路(Representative concentration pathways)の頭文字であり、MOPは京都議定書締約国会合(Meeting of the parties)の頭文字です。

ざんねん...正解は、

気候変動枠組条約に基づき開催される会議は、「気候変動枠組条約締約国会議」であり、英語でConference of the parties、頭文字をとってCOP(コップ)と呼ばれます。このpartiesは気候変動枠組条約の締約国を意味します。 なお、生物多様性条約の締約国会議などもCOPと呼ばれることがあります。

RCPはIPCC第5次評価報告書で評価された研究にも用いられた、温室効果ガスの代表的濃度経路(Representative concentration pathways)の頭文字であり、MOPは京都議定書締約国会合(Meeting of the parties)の頭文字です。

2015年に採択された「パリ協定」において掲げられた世界全体の目標は、温室効果ガスの人為的な排出と吸収のバランス(=正味の排出がゼロ)を達成するように排出を削減 することですが、その時期として、適切なものはどれでしょうか。

今世紀中頃
今世紀後半
来世紀前半

正解

パリ協定では、今世紀後半には、温室効果ガスの人為的な排出と吸収源による除去の均衡を達成するよう、排出ピークをできるだけ早期に向かえ、最新の科学に従って急激に削減することを世界全体の目標に掲げました。

ざんねん...正解は、

パリ協定では、今世紀後半には、温室効果ガスの人為的な排出と吸収源による除去の均衡を達成するよう、排出ピークをできるだけ早期に向かえ、最新の科学に従って急激に削減することを世界全体の目標に掲げました。

2018年にIPCCが公表した「1.5℃特別報告書」における1.5℃の気温上昇とは、いつと比較して、1.5℃上昇することをいっているでしょうか。

工業化以前の水準(産業革命前)
パリ協定が発効された2015年
1.5℃特別報告書が公開された2018年

正解

1.5℃特別報告書では、工業化以前に比べて、人間活動は、約1℃(可能性の幅は0.8℃から1.2℃)の地球温暖化をもたらしたと推定され、 地球温暖化は、現在の進行速度で増加し続けると、2030年から2052年の間に1.5℃に達する可能性が高いとしています。

ざんねん...正解は、

1.5℃特別報告書では、工業化以前に比べて、人間活動は、約1℃(可能性の幅は0.8℃から1.2℃)の地球温暖化をもたらしたと推定され、 地球温暖化は、現在の進行速度で増加し続けると、2030年から2052年の間に1.5℃に達する可能性が高いとしています。

環境や社会への配慮や貢献、企業ガバナンスを重視した経営を行う企業の株式や債券などを対象とした投資方法であるESG投資。E,S,Gはそれぞれ何を意味するでしょうか。

Energy, Sustainable, Goal
Environment, Social, Governance
Energy, Suitable, Green

正解

ESGとはEnvironmental, Social, Governanceの略で、環境面のみならず、地域社会への配慮などの社会面、コンプライアンスなどのガバナンス面も含めた投資をESG投資と呼びます。

ざんねん...正解は、

ESGとはEnvironmental, Social, Governanceの略で、環境面のみならず、地域社会への配慮などの社会面、コンプライアンスなどのガバナンス面も含めた投資をESG投資と呼びます。

「気候変動の緩和」とは、温室効果ガスに対して行うある人為的介入を指しています。この人為的介入の説明として適切なものはどれでしょうか。

温室効果ガス排出の抑制
温室効果ガスの二酸化炭素吸収源の向上
温室効果ガス排出の抑制と、二酸化炭素吸収源の向上

正解

緩和の例として、エネルギー効率の向上、化石燃料から低炭素エネルギー(CCS(※)、太陽光・風力、原子力、バイオエネルギー)への転換、植林によるCO2吸収源の拡大などの温室効果ガス排出の抑制が挙げられます。
以上から、排出抑制と吸収源の向上(拡大)の両方が緩和となります。

(※)Carbon Dioxide Capture and Storage(CO2回収・貯留)の略。産業や、エネルギー関連のCO2排出源からのCO2を、大気から隔離し、調整、圧縮した後に、地中や海底などに輸送し、長期間隔離すること。

ざんねん...正解は、

緩和の例として、エネルギー効率の向上、化石燃料から低炭素エネルギー(CCS(※)、太陽光・風力、原子力、バイオエネルギー)への転換、植林によるCO2吸収源の拡大などの温室効果ガス排出の抑制が挙げられます。
以上から、排出抑制と吸収源の向上(拡大)の両方が緩和となります。

(※)Carbon Dioxide Capture and Storage(CO2回収・貯留)の略。産業や、エネルギー関連のCO2排出源からのCO2を、大気から隔離し、調整、圧縮した後に、地中や海底などに輸送し、長期間隔離すること。

「気候変動の影響への適応計画」において示された、将来の水害に関する影響として、適切なものはどれでしょうか。

洪水を起こしうる大雨事象が増加する
気候変動により海面が下降する可能性が非常に高くなる
一切影響はない

正解

「気候変動の影響への適応計画」では、洪水を起こしうる大雨が、日本の代表的な河川流域において今世紀末に、現在に比べ有意に増加すること、また同じ頻度の 降雨量が1~3割のオーダーで増加する可能性があることが記されています。
例えば、20世紀の推計による100年に1度の降水量(77.7mm/日)に比べ、21世紀の推計では約1割、雨が強く(84.1mm/日)なることを示しています。また、この1割増加した雨の強さを20世紀の推計に置き換えると、およそ300年に一度の豪雨に相当します。20世紀では「300年に一度の豪雨」が、21世紀には「100年に一度の豪雨」として発生することを意味します。
なお、気候変動により、海面水位は上昇すると予測されています。

ざんねん...正解は、

「気候変動の影響への適応計画」では、洪水を起こしうる大雨が、日本の代表的な河川流域において今世紀末に、現在に比べ有意に増加すること、また同じ頻度の 降雨量が1~3割のオーダーで増加する可能性があることが記されています。
例えば、20世紀の推計による100年に1度の降水量(77.7mm/日)に比べ、21世紀の推計では約1割、雨が強く(84.1mm/日)なることを示しています。また、この1割増加した雨の強さを20世紀の推計に置き換えると、およそ300年に一度の豪雨に相当します。20世紀では「300年に一度の豪雨」が、21世紀には「100年に一度の豪雨」として発生することを意味します。
なお、気候変動により、海面水位は上昇すると予測されています。

SDGs未来都市について、正しいものはどれでしょうか。

「SDGs未来都市」は2020年度には33都市(34自治体)が選定され、その中で特に先導的な取組10事業が「自治体SDGsモデル事業」として選定されている。
SDGs未来都市は、各都道府県につき1都市ずつ、つまり合計47都市が選定されている。
SDGs未来都市は、市町村が選定されるものであり、都道府県は選定されない。

正解

地方創生の実現に資する地方公共団体によるSDGsの達成に向けた取組の推進に向け、地方創生分野における日本の「SDGsモデル」の構築を進めています。 自治体によるSDGsの達成に向けて優れた取組を提案する「SDGs未来都市」は、2020年度は33都市(34自治体)が選定され、特に先導的な取組10事業が「自治体SDGsモデル事業」に選定されています。

ざんねん...正解は、

地方創生の実現に資する地方公共団体によるSDGsの達成に向けた取組の推進に向け、地方創生分野における日本の「SDGsモデル」の構築を進めています。 自治体によるSDGsの達成に向けて優れた取組を提案する「SDGs未来都市」は、2020年度は33都市(34自治体)が選定され、特に先導的な取組10事業が「自治体SDGsモデル事業」に選定されています。

住宅の断熱の説明として、誤っているものはどれでしょうか。

春や夏の風とおしをよくするために、密閉性を高めないようにする
夏に熱が入らないように日射熱の透過しにくいガラスを採用する
冬に外へ熱を逃がさないように壁・天井などに断熱材を施工する

正解

室内の温度を室外の温度に関わらずなるべく保つには、壁、天井、床などに断熱材を施工し、窓は複層ガラスで断熱性を高め、さらに隙間風が入らないように機密性を高めることが必要です。夏に熱が入らないようにするためには、日射熱の透過しにくいガラスを採用して遮熱したり、グリーンカーテンやすだれを設置して日射遮蔽を行うことが必要です。

ざんねん...正解は、

室内の温度を室外の温度に関わらずなるべく保つには、壁、天井、床などに断熱材を施工し、窓は複層ガラスで断熱性を高め、さらに隙間風が入らないように機密性を高めることが必要です。夏に熱が入らないようにするためには、日射熱の透過しにくいガラスを採用して遮熱したり、グリーンカーテンやすだれを設置して日射遮蔽を行うことが必要です。

白熱灯から電球型LEDにすることによって電力消費量を何%削減することができるでしょうか。

30%弱
50%程度
80%強

正解

一般電球から電球型LEDランプに交換すると電力消費量は約85%削減されます。

ざんねん...正解は、

一般電球から電球型LEDランプに交換すると電力消費量は約85%削減されます。

エアコンの消費電力が1995年から2019年の24年間に削減された割合として、最も適切なものはどれでしょうか。

約80%減
約50%減
約20%減

正解

エアコンの消費電力は、24年間で約46%改善しました。住まいのエアコンを買換えることで電気代の削減が期待できます。
さらに政府の温暖化対策計画では、エアコンの2030年度電力消費量について、2012年比で17.9%の改善を見込んでいます。

ざんねん...正解は、

エアコンの消費電力は、24年間で約46%改善しました。住まいのエアコンを買換えることで電気代の削減が期待できます。
さらに政府の温暖化対策計画では、エアコンの2030年度電力消費量について、2012年比で17.9%の改善を見込んでいます。

家庭でできる入浴に関する脱炭素アクションの説明として、誤っているものはどれでしょうか。

入浴は間隔を空けずに入る方が省エネとなる
湯はりは給湯器のお湯でためるよりも水から沸かす(追い炊き)方が省エネとなる
シャワーはこまめに止め、流しっ ぱなしにしないことが省エネとなる

正解

給湯に伴うCO2排出量は家庭からのCO2排出量全体の1程度を占めています。給湯時に脱炭素アクションを心がけることが、家庭におけるCO2削減に向けて大切です。食器を洗うときは低温にする、入浴は間隔をあけずに行う、シャワーは不必要に流したままにしない、湯はりは水から沸かす(追い炊き)よりも給湯器のお湯でためる、などの工夫で省エネが実践できます。

ざんねん...正解は、

給湯に伴うCO2排出量は家庭からのCO2排出量全体の1程度を占めています。給湯時に脱炭素アクションを心がけることが、家庭におけるCO2削減に向けて大切です。食器を洗うときは低温にする、入浴は間隔をあけずに行う、シャワーは不必要に流したままにしない、湯はりは水から沸かす(追い炊き)よりも給湯器のお湯でためる、などの工夫で省エネが実践できます。

10問 正解

全問正解!!おめでとうございます。

全レベル、
パーフェクト目指してチャレンジ!

素晴らしい!

学習コンテンツを見直して、
全問正解を目指そう! 

お疲れ様でした!

学習コンテンツを見直して、
もう一度チャレンジしよう!

お疲れ様でした!

学習コンテンツを見直して、
もう一度チャレンジしよう!

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