2017.3.31

新潟で漁獲量が増えたサワラ。その背景とは?

新潟で漁獲量が増えたサワラ。その背景とは?

・“サワラ”の漁獲量が平成11年を境に急増。沿岸漁業を支える魚種となっている。
・原因は地球温暖化によって日本海の海水温が上がり、北へ分布が広がったためと考えられる。
・海水温の上昇は海の生態系にどのような影響を与えるのか、メカニズムの解明が必要。

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東シナ海や瀬戸内海で多く水揚げされてきた“サワラ”の漁獲量が、平成11年を境に日本海側で急増しています。
原因は地球温暖化が要因の一つと考えられる日本海の海水温の上昇で、そのためサワラの北への分布が広がったためと考えられています。
その一方で、サワラの漁獲量は多い年には400tを超え、沿岸漁業を支える魚種となっています。
地球温暖化が進めば、サワラの分布はさらに広がると考えられますが、サワラの産卵場は東シナ海などの南の海域にあるため、産卵場への通り道となる新潟での漁獲は続いていくと思われます。
漁業の収入面ではプラス要因と考えられますが、海水温の上昇は海洋全体の生態系に大きな変化が生じる可能性があり、海洋生物の分布域に影響を及ぼします。
魚の変動メカニズムを解明するには、東シナ海の海洋環境の変化も視野に入れ、今後の研究を展開していく必要があります。

https://www.youtube.com/watch?v=s98kYXK8p2Y

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