日本一のサステナブル・スタジアムを目指して!
持続可能な未来に向けた東北楽天ゴールデンイーグルスの取組み。
東北楽天ゴールデンイーグルス
プロ野球チームの東北楽天ゴールデンイーグルスを運営する株式会社楽天野球団。楽天野球団では、野球を通じて、環境、社会、地域の3つのテーマを軸に、サステナブルな社会実現に向けた取組みを推進しています。
日本一のサステナブル・スタジアムを目指して、さまざまな活動をしている楽天野球団の取組みを紹介します。
「折れたバット」を「石巻こけし」へとアップサイクル
野球ならではのユニークな取組みとしては、2021年から試合中に折れたバットを原材料として、「こけし」を制作・販売しています。
折れたバットは、これまで廃棄処分されていましたが、木製であることに着目し、宮城県石巻市のこけし作家とコラボ。バットの角材を旋盤と刃物で丸くし、こけしに象り(かたどり)、絵付けすることで、工芸品である「石巻こけし」へとアップサイクルしています。廃棄物のリサイクルだけでなく、地域産業の活性化にも寄与する取組みといえます。
折れたバットのリサイクルによって、こけしを制作・販売
再生ペットボトルに生まれ変わった「イーグルスウォーター」
また、2022年には楽天生命パーク宮城で販売されているドリンク商品「イーグルスウォーター」をリニューアル。国内で回収されたペットボトルを原料にリサイクルした再生ボトルを使用して、スタジアム内で販売。回収されたペットボトルが、新たな再生ペットボトルへと生まれ変わります。廃棄物の抑制と資源の節約につながる取組みです。
回収されたペットボトルを再生させた「イーグルスウォーター」
スタジアムや選手寮にも再生可能エネルギーを導入、CO2を削減
その他にも、スタジアムの飲食売店で提供しているビールカップやストロー、スプーン・フォークには環境対応素材を配合。飲食売店で渡すレジ袋についても、2022年のシーズンからは環境対応素材を使用する割合を高め、バイオマス50%配合に変更するなど、プラスチックの使用量の削減を目指しています。
また、2022年4月からは、自社の事業活動には100%再生可能エネルギー由来の電力を使用。楽天生命パーク宮城をはじめ、球団事務所やグッズショップ、練習場(ウェルファムフーズ森林どりスタジアム泉)、選手寮では、東北電力グループが東北6県および新潟県に所有する再生可能エネルギー電源(水力)を活用した再エネ電気(CO2フリー)を導入しています。
2022年から再生可能エネルギーを導入した楽天生命パーク宮城
大規模なイベントを主催する立場から、CO2排出量の削減を推進
大規模イベント主催者として、環境に配慮した試合運営やスタジアム運営を推進する楽天野球団。日本一のサステナブル・スタジアムを実現するために、今後も楽天生命パーク宮城敷地内の実態把握や削減プランを策定し、設備機器の省エネ化やスタジアムのLED化等による電力利用の効率化を進めることで、CO2排出量の削減に取り組んでいく予定です。
野球観戦をする際は、エコグッズやエコ素材を活用した飲食等、球団が取組むサステナブルな活動に参加してみてはいかがでしょうか。スポーツチームの試合に加えて、サステナブルな取組みについても、ぜひ応援してください。
※ゼロカーボンアクション30
https://ondankataisaku.env.go.jp/coolchoice/zc-action30/