メインカラム

メインコンテンツ

過去のチーム・マイナス6%の新着情報アーカイブ

愛・地球博会場で「クールビズコレクション」を開催

2005年6月5日(日)

クールビズコレクション レポート

オフィスの冷房設定を28℃にしても涼しく快適に働ける、新しいビジネスファッション『COOL BIZ Collection ~新・夏の常識~』が、6月5日、愛・地球博EXPOドームで初めて一般にお披露目となりました。男性にとって、仕事の場でスーツにネクタイ以外の格好は、なかなか抵抗があるもの。そこで、政界や財界トップが率先して夏の軽装を実践することで、広く普及・定着させようというのが今回の取り組みです。
まずは、司会の久保純子さんと清水圭さんの紹介で、ビジネス界に先んじて軽装が進んでいる自治体の代表者がステージに。兵庫県の井戸敏三知事は地元の伝統的な播州織のシャツを、沖縄県の稲嶺惠一知事はカリユシを着用して登場し、横浜市の中田宏市長は「軽装にすると、冷房の効きすぎで寒がる女性の気持ちが分かるようになりました」とコメント。また、1999年から夏の軽装を実施している福井県の西川一誠知事は「福井は男性女性ともに全国で2位の長寿県。自然の条件に合った生き方がその秘訣」と、COOL BIZスタイルへ賛同の意を表明しました。
そして、いよいよメインの『COOL BIZ Collection』ファッションショー。ファッションデザイナーのコシノヒロコ氏とクリエイティブディレクター菊池武夫氏がそれぞれ考案したCOOL BIZスタイルの服を、オリックス(株)の宮内義彦会長・グループCEOをはじめ11名の財界トップと各社の社員が着用し、ステージを闊歩しました。モデルとなった社員がステージの張り出しに歩み出て、照れながらもポージングを決めると、笑い声とともに満場の拍手が。 海外からは、フランスの人気ファッションブランド『クレージュ』のコクリーヌ・クレージュ社長が駆け付け、(株)日本格付研究所の内海孚社長をモデルに2着のクレージュ流COOL BIZスタイルを発表しました。
さらに、トヨタ(株)奥田碩取締役会長と阪神タイガース・オーナー付シニアディレクター星野仙一氏が、それぞれブラックとホワイトのCOOL BIZスタイルに身を包んで登場すると、会場の盛り上がりは最高潮に。竹を使った新素材や麻の一枚布で作られた服の着心地に、両氏とも『軽いうえに涼しい』『ジャケットを着ている気がしない』と、驚きと満足の表情を見せていました。
締めくくりに、環境省を代表し小池百合子大臣が、協力者への謝辞とともに『COOL BIZはファッションではありません。私たちが作っていく新しいライフスタイルです』と述べました。電力の節約や温室効果ガスの削減など、地球の環境保全のために、私たちにできる身近な取り組み『COOL BIZコレクション』は大きなファーストステップとなりそうです。

観客の方のコメント

●26歳・鉄鋼業・女性
うちの職場は毎年夏になると、冷凍庫の中にいるみたいに寒いんですよ。だからこの時期になると長袖の服やら毛布やらを持って行ってるんですけど、荷物が増えて……。早くクールビズが普及して、居心地よい職場環境になってほしい。今日イベントを見て、切実にそう思いました。
●48歳・アパレル商社・男性
わが社でももうクールビズは始まってて、僕自身も実践してますよ。アパレルという業種柄、ノータイ・ノー上着のお洒落には随分理解があるし、社長を始め役員クラスから率先して実践してくれているので、会社全体に浸透するのは時間の問題だと思います。