再エネ スタートのイベント情報

再エネ スタートではご家庭、自治体、企業に
幅広くご活用いただけるように
様々なイベントを通して
再生可能エネルギーの情報発信をしてます。

イベントレポート

「TOKYO DANCE MUSIC
WEEK 2022」と連携して
「再生可能エネルギー」を情報発信!

TOKYO DANCE MUSIC WEEK 2022

今年も9月5日(月)から11日(日)までの1週間、渋谷をはじめとする東京都内各所にて、「TOKYO DANCE MUSIC 2022」が開催されました。同イベントは、「音楽はみんなの『再生エネルギー』となる」というスローガンを掲げ、音楽や文化芸術、ライブ・エンターテインメントを通してサステナブルな活動に取組んでいる音楽とカルチャーの祭典です。

若者の街、カルチャーの発信地を守るためにも、再エネの活用を

9月5日(月)「TOKYO DANCE MUSIC 2022」渋谷の官民討論会 9月5日(月)「TOKYO DANCE MUSIC 2022」渋谷の官民討論会

イベントの初日となる9月5日(月)は、「除幕式」として渋谷区を舞台に「渋谷のライブ・エンターテインメントと観光の未来~街づくり 官民討論会」を開催。地元の渋谷区長をはじめ、民間企業やアーティストなど多様な参加者による討論会には、環境省も参加。コロナ禍において音楽や観光分野での試行錯誤が続く中、イベントの舞台である渋谷の街づくりや再生可能エネルギーの活用を始めとして、活発な意見交換が行われました。
参加者から、大人が楽しめる街づくり、エンタメ情報の発信、街をきれいにするゴミ拾い活動などのアイデアが出る中、環境省からは「気候変動の影響を受けるのは若者世代。若者の街である渋谷でも、再生可能エネルギーの導入を進めてもらいたい。そのためにいろんな人に再エネのことを知ってほしい」と力強いメッセージの発信も。

「ダンスミュージックの日」である9月9日を含む1週間は、渋谷を中心とする各会場でライブストリーミング配信やラジオ番組との連動、有観客ライブなど、さまざまな形式で音楽やカルチャーが発信され、大いに盛り上がりました。
またイベントの運営に必要な電力から算出したCO2排出量に対し、J-クレジット(再エネ由来)の購入によるカーボン・オフセットを実施。サステナブルな社会の実現に向け、アーティストができることとして、ナイト・カルチャーやライブ・エンターテインメントの「再エネ化」を目指した取組みも行われました。

アーティストも「再生可能エネルギー」の生産に参画

そして最終日の11日(日)には、グランドファイナルとして東京タワーの会場でグランドファイナル・カンファレンスを開催。J-クレジット(再エネ由来)の購入によるカーボン・オフセットを実施しました。カンファレンスには、いとうせいこうさんや佐藤タイジさん、Naz Chrisさんといったアーティスト、DJに加え、みんな電力の梶山喜規さん、東京都議会議員の入江のぶこさん、環境省の川又孝太郎氏が参加。再生可能エネルギーの活用、音楽分野と気候変動の取組みの連携といったテーマについて話し合いました。

9月11日(日)「TOKYO DANCE MUSIC 2022」グランドファイナル・カンファレンス 9月11日(日)「TOKYO DANCE MUSIC 2022」グランドファイナル・カンファレンス

「アーティスト電力」として「いとうせいこう発電所」で再生可能エネルギーを作るいとうせいこうさんが、第二発電所の計画について意気込みを語ると、佐藤タイジさんも「アーティスト電力」に参画することを発表。福島県矢吹町でソーラーシェアリングを行うことにより、日本のエネルギー自給率と食料自給率を高める取組みに対する抱負を語りました。
また、「原油価格が上昇したことで、電気料金も高くなり、再エネの料金も高くなっている。この仕組みを変えなければいけないのでは」と、いとうさんや佐藤さんからの問題提起に対して、環境省の川又氏は「固定価格買取制度は、市場価格に連動するため、再エネ料金も高くなるが、市場を通さずに自家消費すれば市場価格の影響は受けない。初期費用が不要な0円ソーラーと呼ばれる仕組みも活用して、さらに導入が広がっていけば安く利用できるようになっていくと思う」と紹介。昨今の市況を踏まえての、再エネの利用方法についてのアドバイスもありました。
最後に、いとうさんが「音楽は心を打ち、人生を変えることがある。エネルギーや電気も同じ。みなさんもそんな思いで見直してみてほしい」と参加者に呼び掛け、「音楽×再エネ」によるカンファレンスは幕を閉じ、TDMWとアーティストたちのサステナブルな取り組みは、来年に向け新しいスタートをきりました。

https://tokyodancemusicweek.com/