10月15~16日、福島県福島市で「音楽」「アート」「グルメ」「マーケット」を組み合わせた新しい音楽フェス「LIVE AZUMA
2022」が開催されました。県内外の音楽ファンを中心に、15日は約8,000人、16日は約12,000人、2日間で約20,000人が会場に集まりました。
東京オリンピック2020の会場にも使用された「あづま球場」をメインステージとした音楽ライブには、Dragon Ashや東京スカパラダイスオーケストラ、ウルフルズ、ユニコーンといったアーティストが終結。会場に集まった音楽ファンに向けて、熱気のこもった演奏を繰り広げました。
また、スタジアム周辺には、アートとマーケットを主軸としたエリア「PARK LIFE」を設置。「ハグクムマルシェ」というキーワードのもとに、地元の飲食やワークショップ、アート、物販などによるマーケットプレイスが展開され、多くの人で賑わいました。
会場には再エネ由来の水素を供給する「移動式水素ステーション」も登場
会場では、フェスの参加者に向けて、地球環境やエネルギーに関連する各種展示も実施されました。再生可能エネルギー由来の水素を供給する移動式水素ステーションが展示され、水素を使って発電する燃料電池自動車から、外部に電気を供給する実演もありました。
また、この電力を使ってステージのDJブースの機材を動かすなど、これからの新しいエネルギーの活用についての情報も発信されました。
環境省ブースでは、東京2020の水素聖火トーチを展示
会場内では、環境省も福島県と連携してブースを出展。環境保全活動や気候変動などをテーマに動画やパネルによる情報を発信しました。
イベント参加者の目を惹いたのは、ブースの前面に設置された水素聖火トーチ。実際の東京2020オリンピック聖火リレーで使用されたものです。地元の福島県浪江町にある再エネ由来の水素製造施設「福島水素エネルギー研究フィールド」で製造された、CO2を排出しないトーチの展示は、新しいエネルギーの活用を身近に感じさせるものとなりました。
その他にも、環境省ブース内では、地元の福島で取り組む環境再生事業を紹介。パネル展示とともに、タブレットを活用したバーチャルツアーにより、「LIVE AZUMA 2022」イベント参加者の理解を促しました。
※「福島環境再生360°バーチャルツアー」はコチラ
http://josen.env.go.jp/virtual_tour/
また、これからの再エネや水素を活用した持続可能なエネルギー社会の実現に向けて、再生可能エネルギーに関する動画やパネルも展示。再生可能エネルギー導入のメリット等についてわかりやすく情報を発信しました。
新しい音楽フェスの会場を舞台に、集まった多くの音楽ファンに向けて、再エネや水素によるエネルギーの活用や地元の環境再生事業に関する情報を発信した2日間。参加者にとっても、持続可能な社会に向けた取組みを実感することができたのではないでしょうか。