みんなの「再エネ」取組み

再エネを導入された個人、自治体、企業の方に
取材を行い
具体的な導入事例などを
ご紹介させていただきます。

手軽に始められる再エネサービス利用で環境に優しい・安心安全・コストパフォーマンスに優れた住まいへ

2050年カーボンニュートラルの達成に向けて、発電時にCO2を排出しない再エネ由来の電力の使用が不可欠だと言われています。人々が再エネを身近に感じ、気軽に取り入れられるサービスや仕組みづくりに尽力するLooopの鬼頭舞さんに、住宅向けの再エネ100%電力メニューや蓄電池付き太陽光発電設備のリースサービスについて聞きました。

鬼頭 舞
鬼頭 舞(きとう まい)

株式会社Looop 電力事業本部 デジタルマーケティング部 広報課。2020年7月より、広報を担当。

簡単申し込み オプションで再エネ100%電力の利用が可能に

再エネの発電所建設から電力小売までを一気通貫で手掛けるLooopは、エネルギーが無料で使えるエネルギーフリー社会の実現を目指して、再エネの普及拡大を後押しする製品やサービスを展開しています。その一つが、2021年4月に開始された環境価値サービス「eneco(エネコ)」です。利用者は同社が提供する基本の電力メニュー「Looopでんき」に加えて、「eneco(エネコ)」に申し込めば、非化石証書(非化石電源で発電された電気の非化石価値を切り離して証書にしたもの)を組み合わせた実質CO2フリーの再エネ電力を利用することができます。

eneco利用の流れ eneco利用の流れ

料金は、非化石証書取得費用の原価に相当する1キロワットアワー当たり0.51円。さらに「手数料0円、解約金なし」と、気負いせずに手軽に始められるオプションサービスです。こうした分かりやすい料金体系以外にも、申し込みをウェブで簡単に行うことができる点などが支持され、2022年2月時点での「eneco RE100%」の契約件数は1,500件に達しています。小規模な事業所以外に、戸建住宅で暮らす一般家庭からも、多くの申し込みがあるそう。料金を安く抑えつつ、環境に配慮した取り組みを行いたい人向けに、再エネ比率50%のオプションサービス「eneco RE50%」の販売もしています。

蓄電池付き太陽光発電設備のリースで光熱費10%削減&災害対策も

近年では、電気代の削減や災害対策を目的として、蓄電池と組み合わせた自家消費型太陽光発電も注目を集めていますが、費用面からなかなか導入に踏み切れない家庭が多いのが実態です。同社が2021年10月に開始した、新築住宅向け蓄電池付き太陽光発電設備のリースサービス「とくするソーラー 蓄電池付きプラン」では、蓄電池を活用し、系統から購入する電力量を削減することでCO2排出量と電気代を同時に削減。併せて、同社の電気料金メニューによって電気代がお得になるほか、ハイブリット給湯器によるエネルギー効率化によって光熱費を約10%削減できると試算しています。

「とくするソーラー 蓄電池付きプラン」 光熱費削減イメージ(関東エリアでの試算) 「とくするソーラー 蓄電池付きプラン」 光熱費削減イメージ(関東エリアでの試算)

さらに、電気とガスの両方を使用するハイブリット給湯器は、停電時に電気の供給が途絶えたとしてもガスだけでお湯を沸かすことが可能。蓄電池と給湯器の二重で災害対策を行いながら、費用を抑えることができます。

同社が提供するような手軽なサービスを利用して、より多くの人たちが再エネを身近に感じられるような流れを、私たち一人ひとりの手でつくっていくことが求められています。