みんなの「再エネ」取組み

再エネを導入された個人、自治体、企業の方に
取材を行い
具体的な導入事例などを
ご紹介させていただきます。

約300年続く百貨店が、再生可能エネルギー100%に!
次の100年に向けて、持続可能な店舗を目指す取組みを紹介します。

ワットストアの画面イメージ

大阪の商業集積地である心斎橋に立地する大丸心斎橋店。江戸時代にこの街で呉服店として開業して以来、約300年の歴史を誇る百貨店です。
この歴史ある百貨店でも、再生可能エネルギーが利用されています。今回は、大丸松坂屋百貨店やPARCO(パルコ)といった商業施設の再生可能エネルギー切り替えを推進するJ.フロント リテイリング株式会社(東京都中央区)の取組みを紹介します。

再エネが支える、大丸心斎橋店の「伝統」と「最新技術」

2019年10月、大丸心斎橋店は86年ぶりの本館建て替えにより、グランドオープンしました。リニューアルに際しては、本館では館内で使用するすべての電力を再生可能エネルギーに切り替え、これにより旧本館と比べて排出するCO2が約7,000トン削減されることになります(注)。

(注)旧本館の2015年度と比べた場合。建て替えのため、建物構造は同一ではない。
2台用のソーラーカーポートを導入した場合の経済効果とエコ効果(トモシエWEBサイトより) 大丸心斎橋店1階天井

ヴォーリズが手掛けた、歴史ある建築物としても有名です。建て替えに際し、旧本館の御堂筋側の外壁を保存・再利用し、内装の一部は、意匠的評価の高い1階内装部分を中心に、採取可能な部材は再利用し、採取困難な部材は原型を型取りして復原しています。また、 1階から10階のエスカレーターサイドには大型LEDモニター装置を設置するなど、いわば伝統と最新技術が融合した、最先端の百貨店であり、その百貨店の電力を再生可能エネルギーが支えていることになります。
また大丸心斎橋店では、本館建て替えと同時に、館内照明のLED化や社用車のEV化等にも取り組んでいます。

ESGモデル店舗の取組みが評価され、
「おおさか気候変動対策賞」において「大阪府知事賞」受賞!

J.フロント リテイリングでは、大丸に続いてPARCOでも再生可能エネルギーを導入しています。2020年11月にグランドオープンした心斎橋PARCOは、館内で使用する電力をすべて再生可能エネルギーに切り替え、「再生可能エネルギー100%」を実現。大丸心斎橋店とともに、ESGモデル店舗として注目を集めています。
こうした脱炭素社会の実現に向けた取組みが評価され、令和3年度おおさか気候変動対策賞において、緩和部門の最も優れた取り組みを実施した事業者に与えられる「大阪府知事賞」を受賞しました。大丸心斎橋店・心斎橋PARCOでは、大丸心斎橋店グランドオープンからの3年間で本館建て替え前の2015年と比べて9割以上のCO2を削減したことが評価されての受賞です。

2050年ネットゼロに向けて、店舗の100%再エネ化を推進

令和3年度おおさか気候変動対策賞の表彰式 令和3年度おおさか気候変動対策賞の表彰式

J.フロント リテイリンググループは、ネットゼロ実現に向けて、2020年10月に「RE100(100% Renewable Electricity)」に加盟しました。そして、2050年までに事業活動で使用する電力を再生可能エネルギー100%にするという目標を掲げ、中間目標として2030年度までの再生可能エネルギー比率60%を設定しています。
大丸松坂屋百貨店では、2019年度の本社ビルを皮切りに、先述の大丸心斎橋店、加えて2021年度には、大丸京都店、大丸神戸店、大丸須磨店、松坂屋高槻店、松坂屋上野店の5店舗を100%再生可能エネルギーに切り替えました。

J.フロント リテイリングのRE100達成に向けたロードマップ(再生可能エネルギー比率) J.フロント リテイリングのRE100達成に向けたロードマップ(再生可能エネルギー比率)

みなさんが普段買い物で利用する商業施設でも、再生可能エネルギーは利用され始めています。これからも生活を楽しくするような買い物ができる店舗を持続するため、再生可能エネルギーが大切な役割を果たしています。

https://www.j-front-retailing.com/sustainability/sustainability.html