みんなの「再エネ」取組み

再エネを導入された個人、自治体、企業の方に
取材を行い
具体的な導入事例などを
ご紹介させていただきます。

工場に再生可能エネルギー100%の電力を導入!
使い続けられる、サステナブルな寝具の開発を目指して。

工場に再生可能エネルギー100%の電力を導入!使い続けられる、サステナブルな寝具の開発を目指して。

ベッドやふとん、まくらなど、睡眠を快適なものとするために、寝具は欠かせないものとなっています。
創業190年を超える寝具メーカーのイワタ(京都府京都市)は、持続可能な社会の実現に向けて、使い続けられる寝具を開発をしています。
今回は、再生可能エネルギーを活用しながら、サステナブルな寝具の開発に取り組む寝具メーカーの取組みを紹介します。

再生可能エネルギーを導入した工場で、使い続けられる寝具を開発

滋賀工場に電力を供給しているTS大津発電所(滋賀県大津市) 滋賀工場に電力を供給しているTS大津発電所(滋賀県大津市)

2020年2月、イワタは使用する電力を100%再生可能エネルギーへ転換することを目指して「再エネ100宣言RE Action」に参加、滋賀工場では太陽光や小水力発電による再生可能エネルギー100%の電力を採用しました。「みんな電力」を通して、地元の「TS大津発電所」(滋賀県大津市)、「馬野川小水力発電所」(三重県伊賀市)の電力を使用しています。
そして、再エネ100%の電力による滋賀工場で開発されたのが、使い続ける寝具「unbleahched(アンブリーチド)」です。生地や詰め物などの素材は、無漂白や無染色、蛍光増白剤が未使用のものだけに限定し、漂白や染色を省くことで、水資源の有効利用やCO2排出量を抑制しています。
「使い続ける」という点では、日干しや水洗いといったメンテナンスに関する情報を提供、長期の使用後には仕立て直しにも対応しています。

再利用・再資源化しやすい素材で、人と自然にやさしい商品を

寝具業界で初めて「再エネ100宣言RE Action」に参加し、再生可能エネルギーの導入を始めとしてサステナブルな取組みを推進するイワタ。マーケティング室の吉田さんに話を聞いてみました。

「私たちは企業活動を通じて、大きく二つのアプローチから「自然との調和」を実現していきたいと考えています。
ひとつは、忙しい現代人の毎日に「自然のリズムと同調した良質の睡眠」をお届けすること。月や太陽など自然のリズムと身体が対応しやすい睡眠環境があれば、人は健やかに眠ることができます。
もうひとつは、「自然の限界範囲内でのものづくり」。大量に生産・消費・廃棄する資本主義システムから、持続可能な循環型経済システム(サーキュラーエコノミー)へシフトしていく試みです。大量生産・大量消費・大量廃棄による環境負荷は、いまや社会経済全体の課題です。
当社では、サーキュラーエコノミーを導入し、
1.廃棄物や汚染を生み出さない設計を行う
2.製品と原料を使い続ける
3.自然システムを再生する
という三原則に基づいた持続可能なものづくりを進化させます。
具体的には、再利用・再資源化しやすい素材を使って、人と自然にやさしい商品開発や設計を実現。長く快適に使っていただけるように日干しや水洗いなど、ご家庭でのメンテナンスをしやすくし、経年劣化による修理や仕立て直しが必要な場合には熟練した技術者が承ります。
さらに、自社工場と京都事業所は再生エネルギー100%電力に切り替えました。自然素材を使った商品開発から、長寿命設計、メンテナンス、リサイクル、アップサイクリング(廃棄物や端材などの創造的再利用)、国産木材・竹材の活用にいたるまで、柔軟なアイデアで一貫した循環型のものづくりを目指します。」

イワタが取組む、商品の循環型サイクル イワタが取組む、商品の循環型サイクル


サステナブルな寝具の開発にも貢献している再生可能エネルギー。持続可能な社会の実現に向けて、今後もさまざまな分野で活用されることが期待されます。