みなさんは、「グリーンライフ・ポイント」をご存知でしょうか。
「グリーンライフ・ポイント」とは、環境に配慮した商品やサービスを利用することで、ポイントが付与される仕組みのことです。全国の企業や自治体等、53の事業者が取組んでいます(2023年2月15日時点)。
「グリーンライフ・ポイント」の対象となる消費行動としては、「衣」「食」「住」「循環」「移動」等が挙げられます。
今回は、太陽光発電システムを導入することで「グリーンライフ・ポイント」が付与される事例を紹介します。
ポイント付与によって、太陽光発電の導入を推進する取組み
東京電力エナジーパートナー株式会社(東京都中央区)は、環境省による「食とくらしの『グリーンライフ・ポイント』推進事業」に採択され、顧客の環境に配慮した行動に対してポイントを付与する『グリーンライフポイントチャレンジ』を2023年3月末まで実施しています。
ポイント付与の対象となるのは、以下の行動をした場合になります。
① 初期費用無料、毎月定額で利用できる太陽光発電のPPAサービス「エネカリプラス」で太陽光発電設備を導入
② 太陽光発電の電気を自家消費する「おひさまエコキュート」を新たに導入、または従来型の給湯器(エコキュート等)から「おひさまエコキュート」へ買い替えをして、「おひさまエコキュート」専用の電気料金プラン「くらし上手」に加入
③ AI制御蓄電池と節電行動によるデマンドレスポンス(注)に協力
電力業界としては、初となる「グリーンライフ・ポイント」の推進事業に取り組む東京電力エナジーパートナー。取組みの経緯や今後について、東京電力エナジーパートナー株式会社お客さま営業部サービス企画・電化推進グループの小林さんに聞いてみました。
―「グリーンライフ・ポイント」に取組む背景について。
東京電力グループ全体で、販売電力量由来のCO2排出量を2013年度比で2030年度に50%削減、2050年におけるエネルギー供給由来のCO2排出実質ゼロを目指しています。この目標を実現するため、長期的な安定供給とカーボンニュートラルの両立に向けた取り組みは社会的なニーズがあると考え、当社の取り組む事業の柱でもあることから、エネカリプラスの販売推進、長期的な安定供給を目指すDR(デマンドレスポンス)の試験的実証について公募しました。
―顧客の反応や評価は。
「グリーンライフポイントチャレンジ」の対象となるエネカリプラスサービスについては、お客さまから「初期費用0円で設置できて、メンテナンスや故障は東京電力が無料で対応してくれるのでとてもいい」「東京電力が提案するサブスクモデルサービスで、月々の利用料金が納得できた」といったお声をいただいています。
―今後の取組みについて。
「グリーンライフ・ポイント」を通して2030年度までにエネカリプラスの販売累計35万件以上、また電化メニュー契約件数82万件(くらし上手は32万件)以上を目標に、お客さまとともに省エネの取り組みを拡げていき、2050年のカーボンニュートラル社会の実現に貢献していきたいと考えています。
環境に配慮する行動をすることで、ポイントが付与されるという新しい取組みが始まっています。商品やサービスを利用する消費行動によって、地球環境にも貢献でき、ポイントも貯まる。エコでおトクなグリーンライフ・ポイント、ぜひ利用してみてはいかがでしょうか。
https://www.tepco.co.jp/ep/kurashi/denka/greenlife.html外部リンク