「今日からはじめるクールチョイスガイドブック」ダウンロードはこちら→
移動のクールチョイス

マイカーを手放せない人に知ってほしい、
カーシェアのお得感。

時代は今、“所有”よりも“シェア”だなんて言われています。
車でも、マイカーを所有するより、カーシェアなどを利用することで得られる豊かさがあること、
多くの人にぜひ知ってほしいんです。

おっ、カーシェアに換えると年間の燃料費比較で約10万円もお得!

かつては、マイホームとともに、所有することが豊かさの象徴だったマイカー。でも最近、若い世代を中心に、車を持たなくなっている人たちも増えてきているようです【1】。

車を全く運転しないで、電車やバスなど公共交通機関だけで移動する人もいますが、自分で好きに移動できる車の機動力やドライブの爽快感を楽しみつつ、マイカーを手放す人もいます。
その方法の一つに、カーシェアの利用があります。

ある調査結果をもとに試算すると、カーシェアを利用することで、なんと! 年間の燃料費比較で約10万円もの削減効果があるから驚きです!【2】。

カーシェア加入前後の世帯当たりの年間燃料消費量、CO2排出量、燃料費の削減額
カーシェア加入前後の世帯当たりの年間燃料消費量、CO2排出量、燃料費の削減額
【1】総務省「全国消費実態調査」によると、30歳未満の単身男性の自動車普及率は、2004年の61.4%から2014年には45.7%に減少しており、自動車を持たなくなっている状況を示す。
【2】公益財団法人交通エコロジー・モビリティ財団「カーシェアリングによる環境負荷低減効果の検証報告書」(平成25年2月)の調査結果より、カーシェア加入前後の年間自動車燃料消費量の変化として、アンケート回答のあった491世帯のうちマイカー保有を減らした147世帯について分析
・加入前の世帯による燃料の年間消費量は、1世帯当たりでは762.8L/年・加入後の燃料消費量は、1世帯当たり105.3L/年となった
・結果、減車世帯の車利用による燃料消費量は、1世帯あたりでは657.5L/年の減少となった
・資源エネルギー庁「石油製品価格調査」による令和2年1月22日時点のレギュラーガソリン価格は全国平均で151.6円/Lなので、燃料費による年間の削減金額は、約10万円と算出

燃料費の節約だけにとどまらない、カーシェアの“お得感”や“利便性”

カーシェアがお得なのは、燃料費の節約だけではありません。
カーシェアなら、マイカー購入で必要となる車両本体価格のほか、都市部では特に高い駐車場代や、税金、車検、保険など、これらの費用負担なしに、使いたいときにだけ、手頃な料金で使えるメリットがあります。
多くの場合、いったん会員登録をすれば、スマホなどで予約して駅前や住宅街などに設置された無人のカーステーションで、24時間いつでも利用できるという利便性があります。駐車場だと思ったらカーシェアステーションだった!という経験はありませんか?意外とみなさんの身近にもあるかもしれません。
しかも10~15分など短時間の利用から、長時間の利用でお得になるプランもあって、ちょっとした買い物や、急な家族の送迎での利用、週末に大人数で出かけたり、社用車の代わりに利用したりと、さまざまな利用シーンや目的に合わせて車種やプランなどを選んで使うことができます。

[グラフ]わが国のカーシェアリング車両台数と会員数の推移(公益財団法人交通エコロジー・モビリティ財団)
わが国のカーシェアリング車両台数と会員数の推移(公益財団法人交通エコロジー・モビリティ財団)
[グラフ]わが国のカーシェアリングステーション数の推移(公益財団法人交通エコロジー・モビリティ財団)
わが国のカーシェアリングステーション数の推移(公益財団法人交通エコロジー・モビリティ財団)
出典:カーシェアリング車両台数、会員数、ステーション数は公益財団法人交通エコロジー・モビリティ財団調べ。

選べる楽しさ ―気になる次世代自動車の試し乗りにも

カーシェアで利用できる車種には、コンパクトカーやミドルカー、SUVやワゴン車などはもちろん、憧れの輸入車もあれば、次世代自動車と呼ばれるハイブリッド車や電気自動車(EV)、燃料電池自動車(FCV)などもあります。
新車販売台数(乗用車)に占める次世代自動車の割合では、2018年には4割近くを次世代自動車が占めており、普及が進んでいます【3】。
カーシェアでは、気になる車の乗り心地や操作性などを確認することもできますから、ちょっとした用で使うときに次世代自動車を選んでみるのも、賢い使い方と言えますよね。

カーシェアでは、電気自動車(写真は、日産「リーフ」)の乗り心地や操作性を確認することもできます。
カーシェアでは、電気自動車(写真は、日産「リーフ」)の乗り心地や操作性を確認することもできます。
右は水素で走る燃料電池自動車のトヨタ「MIRAI」、左はホンダ「ヴェゼル ハイブリッド」
右は水素で走る燃料電池自動車のトヨタ「MIRAI」、左はホンダ「ヴェゼル ハイブリッド」
三菱「iMiev」
三菱「iMiev」
[スバル「XV ハイブリッド」
スバル「XV ハイブリッド」
【3】次世代自動車(乗用車)の国内販売台数及び新車販売台数に占める次世代自動車の割合の推移(日本自動車工業会調)

公共交通機関との組み合わせによるシナジー効果

カーシェアは、全国展開しているサービス提供会社もありますから、自宅近くなど生活圏内で使うだけでなく、出張先や旅先での利用も便利です。
特に連休など交通渋滞の発生が予測されるときには、旅先までの移動に鉄道を利用して、現地での移動にカーシェアを利用する、レール&カーシェアもおススメです。
鉄道会社とカーシェア事業者の提携サービスによって、利用料金の優待が受けられるケースもあります。
輸送量当たりのCO2排出量は、自動車から鉄道やバスなどの公共交通機関に変更するだけで半分以下になります【4】から、カーライフを楽しみつつも、公共交通機関を組み合わせて移動をするのはCOOL CHOICE(賢い選択)ですね。

輸送量当たりの二酸化炭素の排出量(旅客)(2017年度)(国土交通省)

※温室効果ガスインベントリオフィス:「日本の温室効果ガス排出量データ」、
国土交通省:「自動車輸送統計」、「航空輸送統計」、「鉄道輸送統計」より、国土交通省環境政策課作成

輸送量当たりの二酸化炭素の排出量(旅客)(2017年度)(国土交通省)
【4】運輸部門における二酸化炭素排出量(2017年度)(国土交通省)

まんが「クールなちょい子さんが行く。」第3話 シェアエコノミーで省エネの巻

左右の角をクリックするとページがめくれます

「COOL CHOICE(=賢い選択)」にご賛同ください。

「COOL CHOICE」は、CO2などの温室効果ガスの排出量削減のために、脱炭素社会づくりに貢献する「製品への買換え」・「サービスの利用」・「ライフスタイルの選択」など地球温暖化対策に資するあらゆる賢い選択をしていこうという取組です。
未来の地球のために、「COOL CHOICE」に賛同して、できることから始めてみませんか?

◆ご賛同はこちらから
https://ondankataisaku.env.go.jp/coolchoice/join.html

◆COOL CHOICEとは
https://ondankataisaku.env.go.jp/coolchoice/about/