地球温暖化の現状

【上昇し続ける世界平均気温】

陸域と海上を合わせた世界平均地上気温は、1880年から2012年の期間に0.85℃上昇しました。
また、最近30年の各10年間は、1850年以降のどの10年間よりも高温でした。1880年に観測が始まって以来、2015年は世界の平均気温が過去最高を記録し、最も暑い1年になりました。
(NOAA/NASA発表)

【増加し続ける二酸化炭素(CO2)濃度】

産業革命以来、人間は石油や石炭などの化石燃料を燃やしてエネルギーを取り出し、経済を成長させてきました。その結果、大気中のCO2濃度は、産業革命前に比べて40%も増加しました。温室効果ガス観測技術衛星「いぶき」(GOSAT)の観測でも、増加傾向が見られます。

21世紀末の地球は?(将来予測)

IPCC第5次評価報告書では、20世紀末頃(1986年~2005年)と比べて、有効な温暖化対策をとらなかった場合、21世紀末(2081年~2100年)の世界の平均気温は、2.6~4.8℃上昇(赤色の帯)、厳しい温暖化対策をとった場合でも0.3~1.7℃上昇(青色の帯)する可能性が高くなります。さらに、平均海面水位は、最大82cm上昇する可能性が高いと予測されています。

地球温暖化のメカニズム

  • 太陽からのエネルギーで地上が温まる

  • 地上から放射される熱を温室効果ガス※が
    吸収・再放射して大気が温まる

  • 温室効果ガスの濃度が上がると

  • 温室効果がこれまでより強くなり、地上の温度が上昇する

  • これが地球温暖化

    ※主な温室効果ガスの種類として、二酸化炭素、メタン、一酸化二窒素、代替フロン等があります。
出典:環境省

地球温暖化によるさまざまな影響

地球温暖化によるここ数十年の気候変動は、人間の生活や自然の生態系にさまざまな影響を与えています。たとえば、氷河の融解や海面水位の変化、洪水や干ばつなどの影響、陸上や海の生態系への影響、食料生産や健康など人間への影響が観測され始めています。

【気温の上昇】

現在以上の温暖化対策をとらなかった場合、最高気温が30度以上となる真夏日の日数は更に増加することが予測されています。東京の現在の真夏日は年間約46日。21世紀末には、年間約103日、1年の3割近くが真夏日となります。

出典 : パンフレット「21世紀末における日本の気候」P8 (環境省・気象庁)より環境省編集

【海面水位の上昇】

気候変動が及ぼす海面水位の上昇は、沿岸や低平地、小島嶼(しょうとうしょ)に住む人々の暮らしに大きな影響を与えます。台風による高潮、沿岸域の氾濫、海岸侵食による被害をより多く受けることになります。

【農作物への影響】

食料生産への影響も現れています。リンゴは秋に色づきますが、その時期の気温が高いと色づきが悪くなったり遅くなったりします。収穫時期は色づきの程度で判断するため、収穫時期に影響が出ます。

「COOL CHOICE(賢い選択)」の背景

日本政府は2015年7月、地球温暖化対策推進本部において、2030年度の温室効果ガスの排出量を2013年度比で26%削減することを目標に掲げました。また2015年フランス・パリで開催された国連気候変動枠組条約第21回締約国会議(COP21)では、全ての国が参加する公平で実効的な新たな国際枠組みである「パリ協定」が採択され、地球規模で温暖化対策がより一層進められることになりました。

【国民運動「COOL CHOICE」とは?】

2030年度に温室効果ガスの排出量を26%削減するという目標に向け、特に家庭・業務部門では4割の削減が必要となります。政府は削減目標達成のために、低炭素型の「製品」、「サービス」、「行動」など温暖化対策に資するあらゆる「賢い選択」を促す国民運動「COOL CHOICE」を推進しています。

【「COOL CHOICE」推進チーム発足について】

環境大臣をチーム長とし、経済界、地方公共団体、メディア、NPO、関係省庁等をメンバーとする効果的な普及啓発のための推進チームを組織し、「COOL CHOICE」を旗印とした推進体制を構築します。推進チームは普及啓発の進め方や基本的な方針、実施計画、その他国民の消費生活やライフスタイル転換のための取り組みに関する提言・助言を行います。また推進チームの下に、分野別の作業グループを設置し、機動的に活動を行っていきます。

「COOL CHOICE」の具体的な取り組み・アクション

「COOL CHOICE」に取り組むことにより、CO2を削減するだけでなく、生活コストの低減や快適で健康的な暮らし等のメリットももたらします。


●LED・エアコン・冷蔵庫・エコカーなどの
省エネ製品
●高効率給湯器、節水型トイレ
●高断熱高気密住宅の新築・リフォーム


公共交通
カーシェアリング
●低炭素物流サービス
●スマートメーターによる「見える化」


クールビズウォームビズ
クールシェアウォームシェア
エコドライブ自転車の利用
●森・里・川・海の保全・活用

(参考:2016年度版スマートライフおすすめBOOKより)