SMART MOVE

取組紹介 - スマート・ムーヴ賛同企業・団体の取組の一部を紹介します。

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  • その他の取組
省エネルギー車両の導入

小田急電鉄(株)では列車の運行本数や走行距離が年々増加するなか、運転用電力量の削減を目指して、VVVFインバータ制御装置や回生ブレーキの導入、車体の軽量化などを施した「省エネルギー車両」の導入に取り組んでいます。例えば、2007年度から導入を進めている4000形車両では、従来の5000形と比較して電力消費量を46.8%削減できます。省エネルギー車両の導入率は、2010年度末で91.4%に達しています。

小田急電鉄(株)では、2012年度までに省エネルギー車両の導入率を、全車両の95%以上にすることを目標として取り組んでいます。

小田急線の省エネ車両4000形


利用しやすい交通ネットワークの提供

日本の代表的な観光地である箱根。小田急グループでは、駅の改良や割引周遊券「箱根フリーパス」の発売など、「わかりやすい箱根、まわりやすい箱根」の実現を目指しています。これと併せて、小田急電鉄(株)、箱根登山鉄道(株)、箱根登山バス(株)では、カーボンオフセットを導入した周遊券「箱根旧街道・1号線きっぷ」を発売しています。この周遊券は、利用時に、鉄道・バスが排出すると想定されるCO2を打ち消すための費用を、3社が負担することで、移動に伴うCO2排出量をオフセットしています。

割引周遊券 箱根フリーパス


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人と環境に優しい車両の導入

「人と環境に優しい車両」を設計コンセプトに開発された5000系の導入を進めています。この車両は電力回生ブレーキやVVVF制御といった省エネルギー機能に加え、騒音低減やバリアフリー対策も盛り込まれています。これにより、電力原単位(1車両1km走行あたりの消費電力量)は従来の主力である8000系に比べ約40%削減できます。また、一部の車両で従来の照明に比べ消費電力が、3分の2になるLED室内灯の試験を行っています。

【新型車両で取り入れた環境】
  • 車体軽量化:動力としての消費電力量削減
  • 窓ガラスの赤外線・紫外線吸収ガラス:空調負荷提言による消費電力削減
  • シミュレーションによる空力特性向上:列車風(列車の動きに伴って生じる風)の低減
  • 低騒音型の空調・インバーター装置:騒音低減
  • 防音車輪:走行時の騒音低減

5000系series


鉄道システム用地上蓄電設備(BPS:バッテリーパワーシステム)

鉄道に鉄道システム用地上蓄電設備を設置し、架線の電圧変動の抑制と回生電力を有効利用する低炭素社会に向けた新しいシステム。減速時で得られた電気エネルギーは他の電車に送られ、加速時の運動エネルギーとして再び利用していますが、地上蓄電設備に再利用されなかった電力を蓄えることで、今まで以上に電気の利用効率を高め、使用電力量を削減できるシステムを導入しています。

直流1500V電圧の安定化および電池からの充放電量

鉄道システム用地上蓄電設備(BPS:バッテリーパワーシステム)


快適な電車の利用に向けたオフピーク乗車の促進

東急電鉄は、「東急線早起き応援キャンペーン」で「smart move」を応援します。混雑緩和策の一環として、オフピーク乗車の促進を目的としたキャンぺーンを定期的に行っています。自分磨きや健康づくりのために、ちょっと早めの電車に乗って「早起き生活」を始めたひとに、ホテル朝食券などを抽選でプレゼントしています。地球温暖化防止にも寄与する「早起き生活」で快適通勤!


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LED照明車両の導入と「未来のあかり号」の運行

2010年12月以降に導入したすべての車両の、前照灯以外の灯具にLED照明を採用。
さらに、駅においても省エネ化を進め、摂津市駅では日本初のカーボン・ニュートラルの駅を実現しています。

早起きであなたの暮らし充実 東急田園都市線 早起き応援キャンペーン

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次世代型路面電車LRTを軸としたコンパクトシティ構想

2006年4月に開業した"富山ライトレール"は、富山市内で富山駅北駅と岩瀬浜駅を結ぶ約7.6キロの路面電車です。車両愛称は「ポートラム」。全車両に低床車両を導入した次世代型路面電車、いわゆるLRT(Light RailTransit)として日本で初めての本格的な運行となりました。 富山市では、今後本格化する人口減少や超高齢社会に対応した持続可能なまちづくりを進めるため、『公共交通を軸としたコンパクトなまちづくり』を目指しています。そのため、鉄軌道をはじめとする公共交通を活性化させ、その沿線に居住、商業、業務などの都市の諸機能を集積させることにより、車がなくても安心して生活ができる集約型都市構造へと改編を進めています。その中で、LRTは今後の公共交通軸のリーディングプロジェクトとして、車両や電停のトータルデザイン、運行本数の大幅増加によって利便性向上と利用者増を図り、運輸部門のCO2排出量の大幅削減を目指しています。

次世代型路面電車LRTを軸としたコンパクトシティ構想


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地域に密着した無料巡回バス「丸の内シャトル」

大手町、丸の内、有楽町地区を結ぶ、無料巡回バス「丸の内シャトル」。
新丸ビル前から大手町、日比谷などを廻る一周約35~40分のルートを、10時から20時まで12~15分間隔で運行しています。また、平日8時から10時までの出勤時間帯は、ビジネスコースとして大手町ルートを2台で10~12分間隔で運行。

地元企業の協賛によって運行されており、誰でも無料で乗車する事が出来るというのが大きな特徴のひとつです。(当協会も運行開始当初から協賛)

また車両は多様な曲線に縁取られた大きな窓が特徴的な、ニュージーランドの環境型電気バスを使用しており、その内部は広く開放的なつくりになっています。機能面においても、「低公害」、「低騒音」、「低床(=車椅子での乗降可能)」といった特徴を持ち、人と環境に優しいバスです。

2003年8月22日より運行が開始以来、延べ利用者数 約370万人(2011.11末現在)が乗車しており、地域に密着した移動手段のひとつとして、観光・ビジネス・ショッピングなど多様な用途で利用されています。

(注)2011年11月現在、電気バス調整中の為ハイブリッド車両3台にて運行中。

無料巡回バス「丸の内シャトル」


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「北海道smart move大作戦」

北海道エリアにおける温暖化防止の普及啓発を目的とした「北海道smart move大作戦」(主催:環境省チャレンジ25キャンペーン)の皮切りに、北海道開発局札幌開発建設部、札幌市交通局、札幌市環境局、株式会社ドーコンモビリティデザイン、さっぽろテレビ塔等と連携し、よりCO2排出の少ない「移動」の実践を呼びかける「smart move(スマート・ムーブ)」の体験型イベント「みんなでTRY!smart move探検隊~札幌編~」を開催しました。

また、スマート・ムーブ賛同企業である株式会社ドーコンモビリティデザインは、今後も引き続き、コミュニティサイクル「ポロクル」を運営するとともに、北海道スマートムーブを盛り上げていく予定です。※ポロクルについての詳細はこちらをご覧ください。

●イベント「みんなでTRY!smart move探検隊~札幌編」実施概要
・日時:2011年10月22日(土)10:00~17:00/参加人数:44組102人
・内容
札幌市内において、地下鉄、バス、路面電車等の公共交通機関、ポロクル(サイクルシェアリングシステム)を活用し、市内に隠された各チェックポイントを探し当てる広域オリエンテーリング。自動車では気付かなかった札幌の魅力を再発見するとともに、smart moveを実際に体験した。参加者は、決められた3つのコース(安田侃のスポットを巡るコース、五稜の星を巡るコース、キャラクタースポットを巡るコース)どれかを制限時間内に効率よく巡って、定められたポイントで写真を撮るというミッションをこなす。親子で、友達同士で、それぞれの楽しみ方でミッションをこなし、ゴールのテレビ塔を目指した。
・yahooワイワイマップでの一般公募
上記イベントを皮切りに、たくさんの方に、yahooワイワイマップに発見した新たなスポットや事柄を投稿してもらった。

<イベント当日の模様>

北海道での取組は北海道新聞HP「北海道エコ・アクション」特設ページ(2011年11月8日/11月25日掲載)でも紹介されました。詳しくはこちら


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