「CO2削減/ライトダウンキャンペーン」を契機に、テナントと連携し、都市の低炭素化実現のための街づくりを推進
~森ビル株式会社~

COOL CHOICE編集部
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環境省では、2003年から地球温暖化対策のため、ライトアップ施設や家庭の照明を消していただくよう呼び掛ける「CO2削減/ライトダウンキャンペーン」を実施しています。
今回特集する森ビル株式会社は、2008年より環境への取り組みの一環として「CO2削減/ライトダウンキャンペーン」に継続してご参加いただき、本年も同社が管理運営する施設やオフィスビルで実施いただきました。

6月21日~7月7日、森ビルの管理運営する施設33棟でライトダウン実施

6月21日から7月7日の期間、六本木ヒルズ森タワーや、虎ノ門ヒルズ森タワーなど、同社が管理運営する施設33棟において、共用部の装飾照明や景観照明を消灯し、ライトダウンキャンペーンを実施いただきました。
6月21日の夏至ライトダウンでは、六本木ヒルズのメインタワーであり東京のランドマークとして定着している高さ238mの超高層ビル、六本木ヒルズ森タワーでライトダウンが行われ、普段とは違う雰囲気を味わうことができました。

(ライトダウン前)
(ライトダウン後)

オフィステナントと連携し「省エネコンテスト」を初開催
昨年の2倍、約44,225kWhの電力量削減を目指す

森ビル株式会社では、同社で管理・運営を行っている大規模オフィスビル5棟(六本木ヒルズ森タワー、アーク森ビル、愛宕グリーンヒルズMORIタワー、虎ノ門ヒルズ森タワー、アークヒルズ仙石山森タワー)に入居しているオフィス・商業テナントと連携し、「CO2削減/ライトダウンキャンペーン」の期間である6月21日から7月7日における消費電力の削減量を競う「省エネコンテスト」を今年はじめて実施しました。
期間中に削減できる電力量は、昨年の装飾照明や景観照明など共用部の消灯による電力量23,979kWhの約2倍となる44,225kWhを見込んでおり、およそ22.6トンもの二酸化炭素削減に繋がることになります。
このコンテストには、同社のテナント向け省エネ・節電対策サービス「エネルギーWEBシステム」が活用されています。

エネルギーWEBシステムの説明を行う、森ビル株式会社の武田さん

「エネルギーWEBシステム」とは、テナントが利用している電力使用量を見える化するウェブサービスです。エネルギー使用量を時間ごと、エリアごとに把握できるだけでなく、照明、コンセント、空調といった用途別に数値やグラフで確認することができるため、より 具体的な省エネ・ 節電への取り組みが可能になります。実際に、「省エネコンテスト」に参加しているテナント各社では、身近で行える範囲から省エネ活動を積極的に行っていただいているそうです。

<テナント各社の省エネ活動>

・ライトダウン特別実施日(6月21日、7月7日)の一斉消灯の実施
・「CO2削減/ライトダウンキャンペーン」期間中の残業時間の削減(抑制の呼びかけ)
・使用していない個室やエリアの消灯
・会議後の会議室の消灯
・不要な待機電力の削減(モニター、PC等の主電源OFF)
・帰宅時の消灯 ほか

森ビル株式会社・環境推進室長の武田さんからは、「見える化したツールを活用しコンテストで自発的な省エネを促すことにより、景観照明消灯による削減分と同量の消費電力量削減を目指したい」という強い意気込みを伺うことができました。
省エネコンテストの実施結果は、期間終了後に対象の5棟全体から上位5社をランキング形式で算出し、ヒルズビジョン等にて公開する予定とのことですので、六本木ヒルズに立ち寄った際には、是非ご覧になってみてください。
また、期間中6%程度の電力削減を達成したオフィステナント様からは、キャンペーン期間中は、メールや社内の掲示板等で毎日すこしずつ、呼びかけ方を変えてPRし、このキャンペーンをきっかけに、社内のコミュニケーションが増えたと感じている、というご感想もいただいているそうです。

ライトダウンされた夜を楽しむイベントを六本木ヒルズで開催

●六本木ヒルズ森タワー屋上から眺めるライトダウン

海抜270mのオープンエア形式の展望施設として関東随一の高さに位置する東京シティビュー「スカイデッキ」(森タワー屋上)は、周りに遮るものが何もなく、眼下には都心の街が広がっています。
6月21日、夏至当日の20時には、目の前にそびえたつ東京タワーや森ビル株式会社が管理運営する施設33棟、遠くのレインボーブリッジや周辺の企業、一般家庭によりライトダウンが行われ、屋上に集まった方々からはため息まじりの感嘆の声があがっていました。

(ライトダウン前)
(ライトダウン後)

●オフィスワーカー限定!屋外映画上映会

映画上映中の様子

森ビルのオフィスで働くワーカー限定の「屋外映画上映会」が、6月21(木)、6月22日(金)の二夜連続で六本木ヒルズ けやき坂コンプレックスの屋上庭園で開催されました。
通常非公開の屋上庭園でライトダウンされた六本木ヒルズを背景に、地球やライフスタイルについて考えるきっかけとなる映画が上映され、多くの応募の中から抽選で選ばれた各日40名程が芝生に座って鑑賞しました。
初夏の涼しい風が吹くなか、自然豊かな庭園では蛙や虫の声も響き渡り、特別な時間を過ごすことができたのではないでしょうか。
森ビル株式会社では、今後も様々な機会を通じて、テナントやオフィスと協働して、都市の低炭素化実現のための街づくりを積極的に推進されていくそうです。
皆さんの職場やご家庭でも、ライトダウンキャンペーンやCOOL CHOICEの取組をきっかけに、周りの人たちを巻き込んで、地球温暖化対策をもう1歩進めてみませんか。

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