札幌市中央図書館は南側に大きな窓があり、景色がよいものの、夏場の暑さが問題になっていました。
北国らしいホップで緑のカーテンをつくり、見た目も含めて涼しさを味わってもらおう！と、
サッポロビールさんより苗の提供を受け、木漏れ日？の美しいカーテンが出来上がりました。
苗の大きさから窓全面を覆うことはできないと予想されたため、ゴーヤと組み合わせました。
1年経ってホップも一回り大きく成長したので、今年はホップをメインにしたカーテンを目指しています。

紹介URL：http://www.city.sapporo.jp/ryokuka/midori/machi/hanamidori/curtain/index.html

板橋区では、身近な地球温暖化対策として、また今年は節電対策として、家庭をはじめ商店街や町会、事業所や工場など、地域への普及を進めています。また公共施設では、地域のモデルとして、また環境教育の教材として学校や保育園、児童館、地域センターなど150ヶ所以上で取り組んでいます。毎年、育成講習会や料理講習会、コンテスト、苗の配布などを行い、家庭や地域への普及拡大を行っています。

板橋区の緑のカーテンの取り組みは、平成16年の地球温暖化防止活動環境大臣表彰、区立板橋第七小学校児童による読売新聞社主催の作文コンクールで内閣総理大臣賞受賞を契機に、全国でも注目を浴びる取り組みへと急速に発展しました。
平成21年4月にはNPO法人緑のカーテン応援団との共催により「第二回全国緑のカーテンフォーラム」を開催、同年6月にはカナダ・エドモントン市で開催された「ICLEI世界大会2009」において発表を行いました。

紹介URL：http://www.city.itabashi.tokyo.jp/c_kurashi/005/005016.html

区役所の「緑のカーテン」は4年目になります。
昨年度に引き続き省エネ、また今年の夏の節電に取り組むシンボルとして、本庁舎青梅街道に面した壁面にネットを張り「緑のカーテン」を準備しました。

4月にヘチマやゴーヤ、あさがおを定植して今年も春の気温が低かったので、40日で1.6ｍ（昨年は41日目で1.6ｍ）の成長具合です。植物は気温に左右されるのがわかります。

今年も9月には7階の庁舎屋上までできるように大切に育てていきます。
お近くにおいでの際にはぜひ見にきてください。

紹介URL：http://www.kankyou.city.suginami.tokyo.jp/curtain/index.html

浜田山小学校では、学校OBやOGを中心に構成する「浜っ子支援本部」のバックアップによって、3年前からゴーヤのグリーンカーテンに取り組んでいます。

ゴーヤには班ごとに名前をつけ、夏休みの間も1日2回、生徒が交代で水やりを行うなど、愛情をたっぷりと注ぎこんでゴーヤを育てています。今年は植えかえのタイミングが例年より遅れたので、まだ生育途中ですが、8月中旬には日差しを遮るグリーンカーテンができ上がる予定です。収穫したゴーヤを家庭科の授業で調理して、みんなで食べるイベントも控えており、5年生の授業の一環として始まったこの取り組み、今では全校生徒が楽しみにしている行事となっています。

また、この活動の輪をさらに広げようと、浜田山駅前で行われた「壱番街夏まつり」に浜田山小学校の特設ブースを設置。グリーンカーテンフォトコンテストのチラシを配るなど、節電を広く呼びかけました。

2008年に「横須賀市地球温暖化対策地域協議会」の呼びかけで、モデル事業として始まった緑のカーテンでしたが、とても好評だったため2009年から自主的に取り組んでいます。設置場所は50か所以上にのぼり、設置後は、各店舗が協力して世話をしています。地面から商店街のアーケード天井まで伸びるゴーヤはまさに「カーテン」。

「よこすか都市景観協議会賞」を受賞した「上町灯ろう夜市」（毎年7月開催）では、数百の灯ろうが沿道に並び、ゴーヤのカーテンを幻想的に映し出します。

上町商盛会商店街のゴーヤのカーテンは、昼も夜も魅力がたっぷりです！

四日市市桜台連合自治会では、3年前から自治会でグリーンカーテンを始めました。
エコ委員会と自治会有志でゴーヤの種まきからはじめ、育苗、配布まで行い、後は各人がゴーヤを育て、グリーンカーテン効果を感じながら、育ったゴーヤをいただくゴーヤ料理教室で楽しむ事までを行っております。1,600戸余りの自治会ですが、参加者は年々増加し、今年は130戸ほどが参加しております。

域内に有る小学校も、毎年5年生が担当してゴーヤを育て、自治会が育成した苗を、エコ委員が子供たちと一緒に植えます。また、教室の2階窓までのネット張りは自治会が手伝います。

※写真説明：上段は個人の今年の写真、下段は小学校の昨年の写真

紹介URL：http://www7.cty-net.ne.jp/~sakuraru/sakuradai-hp/hiroba/eco/katen/katen.html

京都府内では、すべての市町村で地域ぐるみでの緑のカーテン活動が進んでいます。緑のカーテンの育成についてや、地域での取組情報を伝えたり、活動のキーパーソンが知り合う機会を作ることが、当センターの役割です。緑のカーテン専用ページやブログをHPで作り、様々な情報発信をしています。

また、2010年9月18日には、「みどりのカーテン活動交流会」を福知山市で実施し、府内から150名が集まりました。展示コーナーでは、京都府内の10以上の団体が活動紹介をしました。

この交流会をきっかけに、温暖化防止推進員同士の行政枠を超えた交流が始まり、2011年5月には京田辺市のイベントに、福知山市の緑のカーテン啓発のためのキャラクター「ゴーヤ先生」が参加するなど、人的交流にもつながっています。

紹介URL：http://www.kcfca.or.jp/jigyou/kyouiku/midori/index.html

大阪市では、ゴーヤやサツマイモなどを使ったヒートアイランド対策として、平成21年度から本格的にスタートしたカーテン＆カーペットづくりを、今年度はさらに多くの場所で実施します。

今年度は実施可能なすべての市立小中学校（小学校286校、中学校122校）をはじめ、市役所本庁舎屋上、区役所、消防署、保育所などで取組み、昨年度の485施設から506施設へ規模を拡大します。

この取組を通して、市民の皆さんに環境問題に対する関心を持っていただくとともに、ヒートアイランド現象の緩和に向けたムーブメントを高めていきます。

紹介URL：http://www.city.osaka.lg.jp/kankyo/page/0000036336.html

山口県では、企業、各種団体、全市町で構成する「環境やまぐち推進会議」を核として、家庭、事業所、公共施設において、夏の暑い日差しを遮って室温の上昇を抑えてくれる「緑のカーテン」の設置を促進する地球温暖化対策の県民運動を展開しています。

昨年度からは、この取組の輪がさらに広まるよう、県下全域を対象とした「緑のカーテンコンテスト」を開催しています。

紹介URL：http://eco.pref.yamaguchi.lg.jp/ondan/green_curtain/index.html

平成20年夏から、乳牛の暑熱対策の一環として、牛舎内の気温上昇を抑えることを目的に、ゴーヤを使った緑のカーテン作りに取り組んでいます。

暑熱は、乳牛にとって大きな負担となり、乳量の減少や体調不良による生産性の低下につながります。牛舎南側に緑のカーテンを設置したことで、直射日光の遮断と葉からの水分蒸散が相乗的に作用し、牛舎内の気温は日なたに比べ-2.1℃涼しくなり、このため、夏でも牛の体調がよくなり、作業員の負担軽減にもつながりました。

種子は前年に採取したものを使用し、手軽に設置できることから、緑のカーテンを活用した「牛にも人にも地球にも優しい牛舎環境作り」に、今後も継続して取り組んで行きたいと考えています。

ゴーヤカーテンを作り始めて5年目、カーテンは町へ県へ広がりを見せています。
NPO法人くまもと温暖化対策センターより節電モデル地区の指定を受け、電気使用量の削減を数値化することになりました。

また、住民主導による「グリーン（ゴーヤ）カーテン菊陽」を立ち上げることができ、東の農村地区と西の住宅地との交流を図ることにしました。 本年の主な活動は、カーテン設置を広げることと、学校での環境学習を推進することです。まずは、約3,000本の苗を作り、7ケ所の町民センターでカーテンの作り方の講座を開き、参加者に苗を配りました。県の庁舎や出先機関、町のセンター学校等のカーテン作りにも協力しました。

今後は、カーテンの教材化による授業実践と、節電による15％削減の努力をしていきます。