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「我慢しない」健康で快適な部屋をつくろう~省エネDIY

今回は、「省エネDIY」にまつわるアンケート結果を見てみます。わたしも8年ほど「省エネDIY」と「断熱リノベーション」をしてきましたが、「DIYを実施しない理由」は過去の自分を思い出し、「DIYを取り入れた感想」は今まさに思っていることです。ということで「省エネDIY」が面倒くさそうだ、と思っている方にこそ、読んでいただけたらうれしいです。

みんな「暑い」「寒い」に苦労している

まずは、居室と水回りを快適にするために改善したいことです。「光熱費を安くしたい」という方がとっても多いですね。断熱・気密性能の低い家の場合、家を適温にするために、たくさんのエネルギーを使います。その結果が光熱費に反映されてしまいます。「暖かくしたい」「涼しくしたい」VS「光熱費を安くしたい」の攻防は、住宅の省エネ基準が義務化されていない日本では、多くの方が直面している問題だと思います。

居室・水回りをより快適にするために改善したいこと

これはDIYのお話ですが、もしもこれから新築やリノベーションを考えている方が読まれていたら、この快適さとお金の攻防を繰り返さないために、最低でも「建築物省エネ法」《注釈:「建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律(平成27年法律第53号)」の略称》を満たしていること、できれば研究者、住宅・建材生産者団体の有志による研究団体「HEAT20」《注釈:「2020年を見据えた住宅の高断熱化技術開発委員会」の略称》のG2レベルを目指すことをおすすめします。

対処方法がわかっていても腰は重いもの

居室において、「冷暖房機器を設置する」以外は一桁台というこの結果…。人間は慣れてしまうから、不快を見て見ぬ振りができちゃうんですよね。わかります。心当たりしかありません。ただ、今より少しでも快適に近づくと、無意識の負担から解放されたりするものです。

より快適に過ごすための対処ができそうだと思うもの(居室)

より快適に過ごすための対処ができそうだと思うもの(水回り)

例えば、「衣服の工夫をする(夏は薄着、冬は厚着など)」という声が6.2%と2番目に多いですが、これって毎日着るのも、洗濯するのも実は結構面倒じゃありませんか?と書くと、みなさんキョトンとされると思います。ただ思い出してみてほしいのですが、春と秋の生活が冬や夏に比べて楽じゃありませんか?冬になると起きるのも億劫になるし、着込む部屋着が増えるし、洗濯物も増えるけど、冬なんだから当たり前と思ってやり過ごしてきた日々の家事の負担を少し軽くするのも「省エネDIY」の役割だったりします。衣服の工夫は毎日のことですが、「省エネDIY」は1回やってしまえば、毎日が楽になるのです。
アンケート結果の「より快適に過ごすために対処できそうなこと(居室)」を見てみると、わずか2.1%しか対処できそうだと思われていない「隙間風防止テープ」は、本当に簡単で、隙間風がやわらぎますので、まず隙間をふさぐところから、ぜひトライしてみてください。(隙間風防止テープはホームセンターや通信販売で購入できます)

住まいのことを「めんどくさいから」で終わらせたら
毎日がもったいない

次に、「DIY認知・意向」と「DIYを実施しない理由」について、アンケート結果を見てみましょう。

DIY認知・意向
DIYを実施しない理由

・・・わかります。本当にそうなんです。始めるまでは腰が重いし、確かにリフォームよりは安価ですが、少々材料費もかかります。ただ、みなさん、家って、結構長時間いる場所ですよね。その場所が「めんどくさいから」ということで、なおざりにし続けたら、毎日の生活が、人生が、なんだか味気なくなっていく気はしませんか?と、大袈裟に書いてみます。

あとは、賃貸居住者は原状復帰義務を気にしている方が多いですね。わたしも5軒の賃貸物件を借りてきましたが、原状復帰の範囲やどこまで手を入れて良いのか、退去時にどれくらいの費用がかかるのか、入居時に説明を受けたり、こちらから聞くこともなく、といった状況でした。しかし今になってみれば、何をどれくらいどうすると、いくらかかるのかを最初に知っていたら、「賃貸だから」と萎縮せずに、やることやらないことを吟味できたのになぁ、なんて思います。あの頃のわたしは「賃貸だから何もできない」という思い込みに囚われ過ぎていたのかもしれません。なので、賃貸居住者の方には「思い込み」と「現実」をぜひ確かめてみてもらいたいのです。どういうダメージがあると、いくらかかるのかなど、知っていたら「なーんだ!」ってことも多いはずなので。

その場所で過ごす時間や思い出を豊かなものにするために、思い込みから一旦離れて、できること、かけられる費用、やっぱりやりたくないことを整理してみることをおすすめします。

できることを少しずつ、気長に、気に入る住空間に近づこう。

快適性を高めるDIYを取り入れた感想

「効果が実感できた」という方は73.2%、「思ったより安い費用でできた」という回答も69.7%にのぼりました。わたし自身「省エネ」だけのDIYは、断熱や気密などは目に見えにくいこともあり、インテリアなどに比べると、どうにもテンションが上がりません。なので、以下の記事でご紹介したのは、インテリアも断熱もどちらも満たせる省エネDIY事例です。これで、もう少しだけ「やってよかった」と思う方が増えればいいな、と願っています。

自分でできる!住まいの寒さ対策 - 断熱・水回りでCOOL CHOICE(楽天市場へのリンクとなります)

また、効果が実感できなかったり、次はやりたくない、と思う方がいるのも事実です。DIYのコツとは「ズボラでいい」と思うことです。真面目な方ほど、ちゃんとしようとして、ストレスが溜まるものです。「これはDIYだ、仕事じゃない」と唱えながら、チャレンジしてみてください(笑)。それでもなお、効果を実感できなかったり、やりたくない場合はそれでいいと思うんです。やってみて、効果の有無を知っていれば、リフォームをお願いするときや、次の物件選びの際に役立つこともあるからです。

「やってみたこと」は、すぐじゃなくとも、きっといつか役に立つ。気に入る住空間に近づくために、ぜひ「省エネDIY」を始めてみてください。

Profile

伊藤 菜衣子

暮らしかた冒険家/クリエイティブディレクター
「未来の"ふつう"を今つくる」をモットーに活動中。あらゆることを実現するためにSNSを駆使し、未来の暮らしを手繰り寄せていく様を、坂本龍一氏は「君たちの暮らしはアートだ」と表す。2014年、札幌国際芸術祭参加。2017年、初監督作品映画「別れかた暮らしかた」を発表。編集と執筆を手がけた「あたらしい家づくりの教科書」「これからのリノベーション 断熱・気密編」など。

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