(関連記事:安田美沙子 LED照明でステキな暮らしを PART1 PART2 PART3)
10月28日、安田美沙子さんが訪れたのは、東京・港区にあるパナソニック リビング ショウルーム 東京。こちらに展示されているものは、すべてLED照明です。
安田さんにLED照明について教えてくれるのは、パナソニック リビング ショウルーム 東京の吉田理佳子さんです。
安田 吉田さん、よろしくお願いします。
吉田 こちらこそよろしくお願いします。
安田 前回の取材で学んだんですが、LED照明は寿命が長くて消費電力が少ないということで、それだけ排出するCO2も少なくなり、環境への負荷も軽減できるんですよね。
吉田 そうなんです。こちらのような電球形LED ランプの消費電力は、ほぼ同じ明るさになる白熱電球※と比べて、約85%も省エネ。1年間で電気代が2,484 円お得になり、トータルコストで比較しても約9か月でコストが逆転する、とっても省エネで、とっても長寿命の照明です。
安田 電球形LEDランプは白熱電球などと比べて、ちょっとお高いかなと思いますが、トータルだと随分コストが安くなるのですね。本当に私のような主婦にはありがたいです。
安田 吉田さん、今まで使っていた照明器具の白熱電球は、電球形LEDランプに交換できるのでしょうか?
吉田 白熱電球が付いていた照明器具をそのまま使いたい場合、電球形LEDランプと交換して使えます。 特別な電気工事は必要ありませんが、口金部のサイズが異なると電球が取り付けられませんので、まず初めにご確認ください。 また、今までお使いの照明器具で、白熱電球などから電球形LEDランプに交換する場合、いくつかの注意点がありますから、あらかじめ確認してから交換してください。
せっかくなので、実際に安田さんにも交換してもらいましょう。
安田 電球形LEDランプの交換には、いくつかの注意点があるんですね。私もしっかり確認するようにします。
それでは、実際に、電球形LEDランプの交換をしてみたいと思います。口金のサイズは確認しましたよ!
安田 とても簡単ですね!電球ひとつを交換するだけで、省エネにもつながるのでうれしいです。
安田 先日私が購入したLEDフロアライトは、お部屋のあかり演出にとっても役立っているのですが、その他にも手軽に部屋の雰囲気を変えることができるLED照明器具はありますか?
吉田 こちらのソファの後ろに設置してあるLEDフロアライトはいかがでしょうか?床に埋め込んだりせず、ただ置くだけなのでとても手軽ですし、これからLED照明を取り入れようとしている方にもおすすめです。
暮らしのシーンに合わせて、お部屋を素敵に演出できますよ。
安田 ソファの下から漏れ出ているあかりがいいですね。とてもムーディーな雰囲気のお部屋になりそうです。安田家だったら…廊下に置いてもよさそうです!
吉田 他にも、こちらのようなキューブ型LEDフロアライトもあります。お部屋の隅や観葉植物の後ろに置いて、雰囲気作りに役立ちますよ。
安田 このあかりも、夜のくつろぎタイムにはいいですね。
安田 では、天井などの照明器具は、LED照明に交換できるのでしょうか?
吉田 ご自宅の天井に「引掛シーリング」が付いていれば、電気工事をしなくても新しいLED照明器具に交換できますよ。
安田 電気工事が不要だというと、自分でも交換できるのでしょうか?
吉田 そうです。シャンデリア・シーリングライト・ペンダントなど、多種多様な引掛シーリング対応のLED照明器具が数多く登場しています。 ただし、引掛シーリングには、いくつかの形状がありますので、ご自宅の引掛シーリングをチェックして交換してください。
安田 ウチのマンションはどうだったかなぁ…?カチッとハマるといいなぁ。旦那さんに見てもらいます!
安田 LED照明は光の色なども調節できるので、あかりひとつでリラックスできたりシャキッとできたりするのがいいですよね。
吉田 そうですね。LED照明器具では、今まで1つの照明器具では難しかった「明るさ」や「光の色」を、好みに合わせて変えられる「照度調節」や「調色」が可能になった機種があります。
「照度調節」の機能では、朝・昼・夜など時間帯に合わせて、電力を節約しながら部屋の明るさを変えることができますよ。
安田 ひとつのLEDシーリングライトで簡単に明るさを調節できるって便利ですね。いつも部屋全体が明るいのはもったいない。生活のシーンに合わせた明るさの調節は、省エネにもつながりますね!
吉田 また、くつろぎには温かみのある【電球色】、読書をしたり勉強をしたりするときは【昼光色】、作業には【昼白色】…など用途に合わせて光の色を調節できる「調色」という機能もあります。
LED照明器具の種類によってはリモコンひとつで操作ができるので、お手軽にお好みの光の色を演出できますね。
安田 朝の光に近い昼光色は文字が読みやすいですし、読書をするときなどにうってつけですね。温かい電球色だと、お食事も美味しそうに見えますね。
吉田 安田さん、「多灯分散照明」という言葉をご存じでしょうか?
日本の住宅は昔から「一室一灯照明」といって、部屋全体を照らすための照明器具を、部屋の中央にひとつ置いたスタイルでした。
しかし近年、省エネや住宅様式の多様化の関心が高まるにつれ、ワット数を抑えたあかりを分散させ、部屋の必要な箇所だけを照らす多灯分散照明という照明手法が多く採用されるようになっています。
安田 私もあかりのことを勉強しはじめてから、多灯分散を意識するようになり、必要なところに必要な分だけあかりを点灯するという、省エネの習慣が身につきはじめました。
夜にリビングでくつろぐときは、お部屋全体を明るくするのではなく、ソファのまわりだけに適度なあかりがあればいいですものね。また、フロアライトのようなLED照明器具があると、ほかのインテリアとあわせて部屋の模様替えも楽しくなります。
(関連記事:快適&省エネ!多灯分散照明で変わるあかりライフ)
安田 吉田さん、次回はマンションなどをリフォームするときのLED照明の導入法について教えていただけますか?
吉田 かしこまりました!
今回ご紹介したような方法で、今までお使いの照明器具の白熱電球は、電球形LEDランプに交換できます。また、天井に引掛シーリングが設置されていれば、引掛シーリング対応のLED照明器具に交換できます。LED照明は消費電力が少ない分、排出するCO2も少なくなり、地球温暖化対策にもつながります。ぜひご家庭の照明器具を見直され、LED照明への交換(=賢い選択)を!
※白熱電球とは
JISにおいて、「白熱電球」の正式名称は、「一般照明用白熱電球」です。 また、一般的には、「ボール電球」、「反射形投光電球」、「ハロゲン電球」なども「白熱電球」と呼ぶ場合があります。