涼しさのヒミツ
グリーンカーテンは様々な作用や効果があり、ご家庭や学校、職場に涼しさを送り届けます。
ここでは、グリーンカーテンの涼しさのヒミツをご紹介いたします。
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窓からの日射の侵入を防ぐ
夏の直射日光による室内の温度の上昇を防ぐには、葉の十分に茂ったグリーンカーテンが効果的です。日射の熱エネルギーの約80%をカットする遮蔽効果があります。すだれの遮蔽率が50~60%、高性能の遮蔽ガラスでも55%程度。いかにグリーンカーテンが優れているかがわかります。※情報提供:積水ハウス株式会社
日射が持つ熱エネルギーを80%カット
日射を遮る
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家のまわりの表面温度を抑える
暑さ対策は直射日光だけではありません。強い日射を受けて表面温度が高くなった窓付近の地面や壁などからの熱が放出されるのも暑さの原因です。この放射熱により、室温以上に体感温度が上昇し、さらに暑さを感じることになります。そのため、グリーンカーテンの張り方を工夫して壁や地面も日差しから遮ることで、放射熱の発生と侵入を効果的に抑えることができます。※放射熱:物体から物体に電磁波(の形)で伝わる熱のこと。
放射熱を防ぐ
日なた
頭への直射日光や地面からの照り返しにより、表面温度が約45℃を示している。
日なた
グリーンカーテンにより、壁、ガラス面への直射日光を遮ることと地面の放射熱を緩和することで、体感的に涼しく感じることが見て取れる。
ゴーヤン
【編集協力】
日本工業大学 建築学科教授 成田 健一氏
建築環境工学、都市熱環境を専門とし、主に水と緑の環境調整効果、市街地の「風通し」や「風の道」の効果に関する研究などをテーマとして行っています。「緑のカーテンが教室の温熱環境に及ぼす効果」http://leo.nit.ac.jp/~narita/profile/paper/ceis2007-midoriK.pdf
自分でできる、夏を涼しく過ごす工夫!
家の外の工夫
- グリーンカーテン
- 室外機周辺への直射日光を避ける
- すだれ
- よしず
家の中の工夫
- エアコンフィルターの掃除
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- 夏用に涼しげな色や素材に衣替え
- 風通しを良くする
- 断熱フィルムを窓に貼る
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「省エネで夏を涼しく過ごす工夫」について
詳しい情報は下記サイトを参考にしてください。
● 全国地球温暖化防止活動推進センター
http://www.jccca.org/
■グリーンカーテンに関するアンケート結果
環境省では、快適性や生産性、安全性の維持・向上を図りながら継続的に節電を行い、中長期的にCO2削減を図るモデル的な取組を支援し、こうした取組を全国的に広めていくため、「平成25年度節電・CO2削減のための実践促進モデル事業」を実施しました。この事業の一環として、グリーンカーテンに関するアンケート調査を実施しましたのでご紹介いたします。