グリーンカーテンの設置方法
グリーンカーテンには様々な設置の方法があります。お住まいのご家庭や職場、学校などの環境に合わせて設置してください。
屋外・庭
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棒組み自立タイプ
地面に杭を売って支柱を括り付けます。窓からの距離に余裕を持たせ、パーゴラ風に天井も緑のカーテンで覆えば、日陰を多く作ることができます。
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軒下に取り付けるタイプ
軒下や庇(ひさし)に丸金具(ヒートン)を取り付け、ネットを張る竿を吊る方法があります。
金具は軒下の奥のほうに取り付けることで、つたが屋根に伝うのを防ぐことができます。- ヒートンにS字フックをかけ、そこへ竿を通す方法です。
- プランターの下にネットを巻き込み、その重さを利用してネットを張る方法で、調節も簡単です。
※荷重に注意!
約30kgにもなるの!? グリーンカーテン
180cm x 180cmのネットにグリーンカーテンが生い茂り実がなると、その総重量は約30kg~40kgにもなります。さらに風が吹いたりするとその分の荷重もかかってきますので、ヒートンや庇、つっぱり式ポールの耐荷重に注意しましょう。場合によってはヒートンやポールの数を増やすことで荷重を分散させます。
ベランダ・バルコニー
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移動タイプ
キャスター付きの組み立て式台に支柱となる棒を固定する方法です。下の段にも植物を置けば直射日光を防ぎ、かつ重心を下にすることで台が安定します。可動式なので洗濯物や布団干しも解決し、時間による日差し対策もできます。
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固定タイプ
ベランダの床と天井につっぱり式のポールで支柱を作り、竿受け(ジョイント)は引っ掛け型ではなく、穴を通すものや固定できるものを利用しましょう。
イラストは物干し竿受け(両端1対)の耐重量が約10kgのつっぱり式ポールを2セット用意して、180cm x 90cmのグリーンカーテン(約15kg)を作ることを想定しています。
※荷重に注意!
設置のポイント
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1.ネットは10cmの網目を選ぶ
園芸ネットは10cmの網目サイズがお手入れもしやすく、葉が茂ってもある程度風が抜け、
グリーンカーテンが破れたりする可能性を軽減できます。 -
2.ネットはピンと張ろう
ネットがまっすぐにピンと張られているとゴーヤーが絡みやすくなります。
張り具合は時々チェックしましょう。 -
3.日陰を多くしよう
グリーンカーテンは、窓だけでなく、窓の周囲の壁や地面にも日陰を作り、熱を発生させる面をカバーするのが
涼しさのコツです。
- ※ネットの張り方のイラスト・説明は参考例です。実際の形状とは異なる場合があります。取り付ける建物、庭などの条件を判断して実施してください。
また、ネット取り付け時には高所での作業になりますのでご注意ください。集合住宅のバルコニーでの設置条件は管理組合等でご確認ください。 - ※物干し竿、つっぱり式ポール等の本来の利用用途と異なるものについては商品添付の取扱説明書をよくお読みの上、荷重等に注意して自己責任の上でご使用ください。特につっぱり式ポールは固定場所の強度を確認し、設置後も緩みがないか確認をしてください。
■グリーンカーテン普及ポスター
環境省では、快適性や生産性、安全性の維持・向上を図りながら継続的に節電を行い、中長期的にCO2削減を図るモデル的な取組を支援し、こうした取組を全国的に広めていくため、「平成25年度節電・CO2削減のための実践促進モデル事業」を実施しました。この事業の一環として、グリーンカーテン普及のためのポスターを作成しましたのでご紹介いたします。
グリーンカーテン普及ポスターはこちら(パワーポイントがダウンロードされます)