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令和3年版環境白書・循環型社会白書・生物多様性白書

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白書、統計

本年6月8日、令和3年版環境白書・循環型社会白書・生物多様性白書が閣議決定となりました。
環境白書・循環型社会白書・生物多様性白書は、環境基本法など、3つの法律に基づく法定白書で、毎年、6月5日の「環境の日」前後に、3つの白書を合本した形で閣議決定しています。

本年の白書のテーマは、「2050年カーボンニュートラルに向けた経済社会のリデザイン(再設計)」です。

「令和3年版環境白書・循環型社会白書・生物多様性白書」の表紙

本年の白書は、令和2年10月26日の第203回国会菅義偉内閣総理大臣所信表明演説における2050年カーボンニュートラル宣言や、本年4月の気候サミットにおける「2030年度において、温室効果ガスを2013年度から46%削減することを目指す」という目標の表明以降初めてとなる白書です。


これらの目標達成のために、経済社会のリデザイン(再設計)や、地域やライフスタイルの変革が不可欠であることを伝える白書になっています。

特に第1部「総合的な施策等に関する報告」で、脱炭素社会・循環経済・分散型社会の3つの移行を一体的に取組むことにより持続可能で強靭な経済社会を推進していくこと、地域循環共生圏(ローカルSDGs)の深化が、地域の持続可能性をつくり、そのためには一人一人のライフスタイルが持続可能な形に変革されていく必要があることを伝えています。


我が国の温室効果ガス排出量は、消費ベースのカーボンフットプリントで見ると、家計での消費が全体の約6割を占めていると言われています。

未来に影響を与える当事者である、私たち一人一人が、住まいやファッション、食や移動といった、日常生活における行動を一つ一つ見直して、できるところからワークスタイル・ライフスタイルを変えていくことが、「2030年度において、温室効果ガスを2013年度から46%削減する」という目標の達成につながっていきます。

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