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2020年度における地球温暖化対策計画の進捗状況

掲載日

2022年6月17日、2020年度における「地球温暖化対策計画」に掲げられた対策・施策の進捗状況の点検を、計画に定める進捗管理の方法に基づき実施し、地球温暖化対策推進本部として取りまとめました。

ここでは、我が国の2020年度における温室効果ガスの排出・吸収量(確報値)および、各対策・施策の進捗状況について紹介します。

2020年度における温室効果ガスの総排出量(確報値)

  • 温室効果ガスの総排出量及び森林等の吸収源対策による吸収量の合計は、11億600万トン(二酸化炭素換算。以下同じ)。前年度から6,000万トン減少、2013年度の総排出量と比べて、21.5%減少
  • 2013年度から2020年度にかけて、温室効果ガスの排出量は活動量の増減により0.05億トンCO2増加、削減対策等により2.6億トンCO2減少、吸収量で0.45億トンCO2減少
  • 2020年度から2030年度にかけて削減対策等により3.5億トンCO2減少することで、2030年度目標を達成する見込み
2013年度からの削減量の内訳(温室効果ガス全体)

ガス別・部門別の排出量・吸収量(確報値)と対策・施策の進捗評価

温室効果ガスのガス別・部門別の排出量・吸収量(確報値)および、各部門の対策・施策の進捗評価は、下図のとおりです。

温室効果ガスのガス別・部門別の排出量・吸収量(確報値)および各部門の対策・施策の進捗評価

ガス別・部門別の要因分析、各部門の取組の2030年度排出削減見込量と進捗状況の評価

また、温室効果ガスのガス別・部門別の排出量・吸収量の要因分析、および各部門の取組の2030年度排出削減見込量と進捗状況の評価の詳細については、以下のとおりとなっております。

1. 産業部門(工場等)

2020年度排出量:3億5,600万トン(前年度比 -8.1%、2013年度比 -23.3%)

「1. 産業部門(製造事業者等)」の取組での2030年度の排出削減見込量に応じ、円グラフ上で面積を割当て、その上で、A~Eの進捗評価別に整理した図
「1. 産業部門(工場等)」の取組の画像を拡大表示
前年度比の減少要因
新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響による需要の低迷等により、製造業における生産量が減少したことから、エネルギー消費量が減少したこと等
2013年度比の減少要因
新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響で2020年度の製造業における生産量が減少したこと等によりエネルギー消費量が減少したこと、電力のCO2排出原単位(電力消費量当たりのCO2排出量)が改善したこと等

2. 業務その他部門(商業・サービス・事務所等)

2020年度排出量:1億8,200万トン(前年度比 -4.7%、2013年度比 -23.2%)

2. 業務その他部門(商業・サービス・事務所等)」の取組での2030年度の排出削減見込量に応じ、円グラフ上で面積を割当て、その上で、A~Eの進捗評価別に整理した図
「2. 業務その他部門(商業・サービス・事務所等)」の取組の画像を拡大表示
前年度比の減少要因
新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響による外出自粛等により、第三次産業の活動が低迷したことから、エネルギー消費量が減少したこと等
2013年度比の減少要因
電力のCO2排出原単位の改善により電力消費に伴う排出量が減少したこと、省エネの進展等によりエネルギー消費原単位(第三次産業活動指数当たりのエネルギー消費量)が改善し、エネルギー消費量が減少したこと等

3. 家庭部門

2020年度排出量 1億6,600万トン(前年度比 +4.5%、2013年度比 -19.8%)

「3. 家庭部門」の取組での2030年度の排出削減見込量に応じ、円グラフ上で面積を割当て、その上で、A~Eの進捗評価別に整理した図
「3. 家庭部門」の取組の画像を拡大表示
前年度比の増加要因
新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響で在宅時間が増加したことにより、電力等のエネルギー消費量が増加したこと等
2013年度比の減少要因
電力のCO2排出原単位が改善したこと、省エネの進展等によりエネルギー消費原単位(世帯当たりのエネルギー消費量)が改善し、エネルギー消費量が減少したこと等

4. 運輸部門(自動車等)

2020年度排出量 1億8,500万トン(前年度比 -10.2%、2013年度比 -17.6%)

「4. 運輸部門(自動車等)」の取組での2030年度の排出削減見込量に応じ、円グラフ上で面積を割当て、その上で、A~Eの進捗評価別に整理した図
「4. 運輸部門(自動車等)」の取組の画像を拡大表示
前年度比の減少要因
新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響で旅客輸送、貨物輸送ともに2020年度の輸送量が減少したこと等
2013年度比の減少要因
新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響等で旅客輸送、貨物輸送ともに輸送量が減少したこと、自動車の燃費の改善等により旅客輸送においてエネルギー消費原単位(輸送量当たりのエネルギー消費量)が改善したこと等

5. エネルギー転換部門(発電所、製油所等)(電気熱配分統計誤差を除く)

2020年度排出量 8,210万トン(前年度比 -8.4%、2013年度比 -22.7%)

「5. エネルギー転換部門(発電所、製油所等)」の取組での2030年度の排出削減見込量に応じ、円グラフ上で面積を割当て、その上で、A~Eの進捗評価別に整理した図
「5. エネルギー転換部門(発電所、製油所等)」の取組の画像を拡大表示
前年度比の減少要因
石油製品製造における排出量が減少したこと等
2013年度比の減少要因
石油製品製造及び事業用発電における排出量が減少したこと等

6. 非エネルギー起源二酸化炭素

2020年度排出量 7,680万トン(前年度比 -3.4%、2013年度比 -6.9%)

「6~9. 非エネルギー起源二酸化炭素・メタン(CH4)・一酸化二窒素(N2O)・代替フロン等4ガス」の2030年度の排出削減見込量に応じ、円グラフ上で面積を割当て、その上で、A~Eの進捗評価別に整理した図
「6~9. 非エネルギー起源二酸化炭素・メタン(CH4)・一酸化二窒素(N2O)・代替フロン等4ガス」の排出削減見込量の画像を拡大表示
前年度比、2013年度比の減少要因
工業プロセス及び製品の使用分野(セメント製造等)において排出量が減少したこと等

7. メタン(CH4)

2020年度排出量 2,840万トン(前年度比 -0.3%、2013年度比 -5.6%)

「6~9. 非エネルギー起源二酸化炭素・メタン(CH4)・一酸化二窒素(N2O)・代替フロン等4ガス」の2030年度の排出削減見込量に応じ、円グラフ上で面積を割当て、その上で、A~Eの進捗評価別に整理した図
「6~9. 非エネルギー起源二酸化炭素・メタン(CH4)・一酸化二窒素(N2O)・代替フロン等4ガス」の排出削減見込量の画像を拡大表示
前年度比、2013年度比の減少要因
廃棄物分野(埋立等)において排出量が減少したこと等

8. 一酸化二窒素(N2O)

2020年度排出量 2,000万トン(前年度比 -1.3%、2013年度比 -9.4%)

「6~9. 非エネルギー起源二酸化炭素・メタン(CH4)・一酸化二窒素(N2O)・代替フロン等4ガス」の2030年度の排出削減見込量に応じ、円グラフ上で面積を割当て、その上で、A~Eの進捗評価別に整理した図
「6~9. 非エネルギー起源二酸化炭素・メタン(CH4)・一酸化二窒素(N2O)・代替フロン等4ガス」の排出削減見込量の画像を拡大表示
前年度比、2013年度比の減少要因
燃料の燃焼・漏出において排出量が減少したこと等

9. 代替フロン等4ガス

2020年度排出量 5,750万トン(前年度比 +3.8%、2013年度比 +47.1%)

「6~9. 非エネルギー起源二酸化炭素・メタン(CH4)・一酸化二窒素(N2O)・代替フロン等4ガス」の2030年度の排出削減見込量に応じ、円グラフ上で面積を割当て、その上で、A~Eの進捗評価別に整理した図
「6~9. 非エネルギー起源二酸化炭素・メタン(CH4)・一酸化二窒素(N2O)・代替フロン等4ガス」の排出削減見込量の画像を拡大表示
前年度比、2013年度比の増加要因
オゾン層破壊物質であるハイドロクロロフルオロカーボン類(HCFCs)からハイドロフルオロカーボン類(HFCs)への代替に伴い、冷媒分野において排出量が増加したこと等

10. 温室効果ガスの吸収量

「10. 温室効果ガスの吸収源対策・施策の取組」での吸収見込量に応じ、円グラフ上で面積を割当て、その上で、A~Eの進捗評価別に整理した図
「10. 温室効果ガスの吸収量」の画像を拡大表示

2020年度の森林等の吸収源対策による吸収量は、4,450万トンである。
今後も、対策を着実に実施していくことにより、2030年度において約4,770万トンの吸収量を確保することとしている。

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