住宅省エネ2024キャンペーンのご紹介
![](img/56/bnr-topic-56@2x.png)
住宅省エネ2024キャンペーン
2050 年カーボンニュートラルの実現と、足下のエネルギー価格高騰対策の双方にとって、住宅の省エネ改修を進めることが重要です。(住宅の省エネ改修の効果についてはこちらをご覧ください)
このため、環境省、経済産業省及び国土交通省(3省)は、令和5年度補正予算において「住宅省エネ2024キャンペーン」を実施するための予算を措置し、補助制度を設けました。
本キャンペーンでは、3省それぞれの補助制度をワンストップで利用可能とするなど、連携して住宅の省エネ化に係る支援を行うこととしています。
工事内容 | 補助対象 | 補助額 | ||
---|---|---|---|---|
①省エネ改修 |
1)高断熱窓の設置 ※1,4 先進的窓リノベ2024事業 |
高性能の断熱窓 (熱貫流率(Uw値)1.9以下等、建材トップランナー制度2030年目標水準値を超えるもの等、一定の基準を満たすもの) |
リフォーム工事内容に応じて定める額(補助率1/2相当等)上限200万円/戸 | |
2)給湯器 ※2,4 |
高効率給湯器の設置 給湯省エネ2024事業 |
高効率給湯器 ((a)ヒートポンプ給湯機、(b)ハイブリッド給湯機、(c)家庭用燃料電池) |
定額(下記は主な補助額) (a)10万円/台、(b)13万円/台、(c)20万円/台 |
|
既存賃貸集合住宅におけるエコジョーズ等取替 賃貸集合給湯省エネ2024事業 |
エコジョーズ/エコフィール* *従来型給湯器からの取替に限る *補助対象は賃貸集合住宅に設置する場合に限る |
追焚機能無し:5万円/台 追焚機能有り:7万円/台 |
||
3)開口部・躯体等の省エネ改修工事 ※3,4 子育てエコホーム支援事業 |
開口部・躯体等の一定の断熱改修、エコ住宅設備(節湯水栓、高断熱浴槽等)の設置 |
|
||
②その他のリフォーム工事 ※3,4 (①1)~3)のいずれかの工事を行った場合に限る) |
住宅の子育て対応改修、バリアフリー改修、空気清浄機能・換気機能付きエアコン設置工事等 |
- ※1. 断熱窓への改修促進等による住宅の省エネ・省CO2加速化支援事業(環境省)による支援(令和5年度補正予算)
- ※2. 高効率給湯器の導入を促進する家庭部門の省エネルギー推進事業費補助金(経済産業省)及び既存賃貸集合住宅の省エネ化支援事業(経済産業省)による支援(令和5年度補正予算)
- ※3. 子育てエコホーム支援事業(国土交通省)による支援(令和5年度補正予算、令和6年当初予算案)
- ※4. ①1)、3)及び②については、経済対策閣議決定日(令和5年11月2日)以降にリフォーム工事に着手したもの、①2)については、経済対策閣議決定日(令和5年11月2日)以降に対象工事に着手したものに限る(いずれの場合にも、交付申請までに事業者登録が必要)
今回、環境省では、既存住宅の断熱性能を早期に高めるために、先進的窓リノベ事業(令和4年度補正予算)に引き続き、断熱窓への改修に対し補助を行う「先進的窓リノベ2024事業」を実施します。
この事業では、高効率給湯器の設置や、バリアフリー改修・子育て対応改修など「住宅省エネ2024キャンペーン」を構成する他事業のリフォーム支援と組み合わせて利用できます。
本稿では「住宅省エネ2024キャンペーン」を構成する3省の補助制度の概要をそれぞれご紹介します。是非、補助制度の活用をご検討ください!
先進的窓リノベ2024事業 (断熱窓への改修促進等による住宅の省エネ・省CO2加速化支援事業【環境省】)
![「先進的窓リノベ2024事業」の制度の目的:断熱窓への改修を促進し既存住宅の省エネ化を促すことで、エネルギー費用負担の軽減、健康で快適なくらしの実現及び家庭からのCO2排出削減に貢献するとともに断熱窓の生産効率向上による関連産業の競争力強化と成長を実現します。](img/56/pic-topic-56-window@2x.png?240307)
給湯省エネ2024事業 (高効率給湯器導入促進による家庭部門の省エネルギー推進事業費補助金【経済産業省】)
![「給湯省エネ2024事業」の事業概要:給湯器は、家庭のエネルギー消費量の約3割を占め最大のエネルギー消費源。このため、給湯器の高効率化はエネルギーコスト上昇への対策として有効。加えて、昨今、再エネ拡大に伴う出力制御対策や寒冷地において高額な光熱費の要因となっている設備を一新する必要性が高まつているため、これらに資する対策を重点的に措置する。](img/56/pic-topic-56-kyuto-1@2x.png)
![補助金の対象給湯設備:ヒートポンプ給湯機(エコキュート)、ハイブリッド給湯機、家庭用燃料電池(エネファーム)。またそれぞれの特徴や補助額など。](img/56/pic-topic-56-kyuto-2@2x.png)
賃貸集合給湯省エネ2024事業 (既存賃貸集合住宅の省エネ化支援事業【経済産業省】)
![「賃貸集合給湯省エネ2024事業」の概要:本事業は、設置スペース等の都合から、ヒートポンプ給湯機等の導入が難しい既存賃貸集合住宅向けに、小型の省エネ型給湯器(エコジョーズ等)の導入を促進することにより、第6次エネルギー基本計画における家庭部門の計画省エネ量の達成に向けた取組を加速させるとともに、エネルギーコストの上昇に強い社会の構築につなげることを目的とする。](img/56/pic-topic-56-chintai@2x.png)
子育てエコホーム支援事業 【国土交通省】
![子育てエコホーム支援事業の概要:エネルギー価格などの物価高騰の影響を受けやすい子育て世帯・若者夫婦世帯による高い省エネ性能を有する新築住宅の取得や、住宅の省エネ改修等に対して支援することにより、子育て世帯・若者夫婦世帯等による省エネ投資の下支えを行い、2050年カーボンニュートラルの実現を図る。](img/56/pic-topic-56-ecosumai@2x.png)
補足情報
補助の対象となる工事
「先進的窓リノベ2024事業」及び「子育てエコホーム支援事業(リフォーム)」については、経済対策閣議決定日(令和5年11月2日)以降にリフォーム工事に着手したもの、「給湯省エネ2024事業」及び「賃貸集合給湯省エネ2024事業」については、経済対策閣議決定日(令和5年11月2日)以降に対象工事に着手したものに限ります。いずれの場合にも、交付申請までに事業者登録が必要です。
住宅省エネ2024キャンペーン 公式ホームページ
環境省、経済産業省及び国土交通省の3省連携で行っている「住宅の省エネリフォーム支援」について、公式HPを開設しました。
![](img/56/pic-topic-56-shoene-reform@2x.jpg)
住宅の省エネ改修の効果
住宅における熱損失の多くは、窓やドアといった開口部で起きており、窓を高断熱のものに変えることにより、即効性のある省エネ対策を講じることができます。これにより光熱費削減効果やCO2排出削減効果だけでなく、ヒートショックのリスク軽減や、結露防止による快適性の向上といった効果も期待できます。
![冷房使用時、外から熟が入る割合の例 … 屋根:11%、換気:6%、床:3%、外壁:7%、開口部:73%。暖房使用時、外に熱か逃げる割合の例 … 屋根:5%、換気:15%、床:7%、外壁:15%、開口部:58%。](img/56/pic-topic-56-dannetsu-1@2x.png)
出典)(一社)日本建材・住宅設備産業協会省エネルギー建材普及促進センター「省エネ建材で、快適な家、健康な家」より環境省作成
![今、「住宅」と「健康」の深い関わりに、世界的な注目が集まっています! 住宅に関わる健康のリスクや注意、断熱リフォーム実施後の健康への影響調査結果を紹介](img/56/pic-topic-56-dannetsu-2@2x.png)
出典)エコ住宅・断熱リフォームガイドブック(環境省)