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宅配便の再配達防止―年末にかけ百貨店が引き続き呼びかけ

宅配便が最も多くなる年末シーズン

近年、宅配業界の人手不足や労働環境が社会問題化していますが、再配達の多さは、その一因となっているとともに、CO2排出増加にもつながっています。百貨店業界では、日本百貨店協会が中心となり、夏のお中元シーズンから、お客様に再配達防止を呼びかける取り組みをスタートしました。半年近く経過し、1年で最も宅配便が増える12月を迎えるにあたり、現状について実施店舗の一つである京王百貨店新宿店のお2人にインタビューしました。

出典:国土交通省発表資料「宅配便取扱実績関係資料」より作成

自然と目に入る場所にPOPを配置

■どのような形でお客様に呼びかけをしておられますか

中野統括マネージャー:ここは店内でお買い物をされたお客様が荷物を預けたり、配送を依頼されるサービスカウンターです。こちらのテーブルで配送伝票をお書きになるので、テーブルマットにキャンペーンのPOPをはさんでおります。

鈴木氏:私どもの工夫として、配送会社の時間帯指定の表のすぐ側に置いています。POPの設置場所としては、用件を承るカウンター上も考えましたが、実際伝票をお書きになる場所の方が目につきやすいのではないかと思い、こちらに決めました。当初は1ヵ所でしたが、現在は2つのテーブルで掲示しています。

京王百貨店新宿店の店舗運営部 店内案内担当 統括マネージャー・中野進一氏(右)と総務部 総務・コンプライアンス担当 プランナー・鈴木光氏

■荷物の送り先やお客様の反応は

中野統括マネージャー:こちらで依頼をされるお客様は、ご親戚やご実家、親しい知人の方への配送が多いですね。もちろんご自宅への配送もあります。宅配業界の問題を身近なこととして認識されているお客様は多く、関心は高いように思います。
配送に関しては、売り場から直接送る方法もあります。送る物の個数や大きさなどによって、サービスカウンターと売り場で送料が変わる場合がありますので、ご相談の上、ベストな方法をご提案させていただいています。その折りに再配達防止についても呼びかけています。

時期に関わらず通年実施

サービスカウンターでは、繁忙期だけでなく、通年このキャンペーンを実施しているそうです。中野氏からは「ここでこのPOPをご覧になることで、お客様の頭の中にインプットされることを期待しています。普段の生活の中でも思い出していただけたらいいですね」と、また、鈴木氏からは「サービスカウンターでは比較的ゆっくりお話ができますので、これからもしっかりコミュニケーションをとって、積極的に再配達防止を呼びかけていきたいと思います」とのお話を伺いました。

サービスカウンターのテーブル席に掲示されているキャンペーンのPOP。秋冬バージョンに変わりました。
POPを使い、口頭でもお客様に説明

お客様と一緒に取り組む

宅配便の再配達防止は、送る方のご協力があってこそ可能です。今回インタビューしたお2人も、受け取る方が再配達を依頼する手間が省けるなど、メリットのあることなので、お客様と一緒に取り組む気持ちで続けたいと語っておられました。
宅配便を送る際は、なるべく1回で受け取れるよう日時指定にご協力をお願いします。

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(令和4年3月更新)

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