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2019年3月26日 「走る電源」PHEVで無限に広がるライフスタイルの可能性

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「これはほんとうに暮らせるね。『夢のキャンピングカー』なんて過去の話。もはや“発電しながら走る部屋”という感じ」

ひとことでエコカーといっても、ハイブリッド車(HV)や電気自動車(EV)、プラグインハイブリッド車(PHEV)、燃料電池車(FCV)といろいろあるけれど、車内に最大出力1500Wの100V電源がついていて、家電を使ったり家庭に給電できたりするクルマは、まだ珍しい存在。

そのひとつが、三菱プラグインハイブリッド車『アウトランダーPHEV』。最大出力1500Wの100Vコンセントを2つも装備したこのクルマで、どんなことができるか――。

とにかくこのプラグインハイブリッド車を駆り出して、その実力とエコを感じる走りを体感してみようということで、環境省が指定する国立公園のひとつ、首都圏に最も近い森と渓谷の山岳公園「秩父多摩甲斐国立公園」へとクルマを走らせました。

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エンジンで発電する電気自動車の走りは、五感が鋭くなる気分

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関越自動車道を時速80kmで巡航している時は、タイヤと路面が接するロードノイズだけが聞こえてくる感じ。関越道をおりて、荒川や秩父鉄道といっしょに走る国道140号「彩甲斐街道」のドライブも、鳥の声やローカル電車の足音、長瀞を歩く観光客の声……といろいろ聞こえてきます。このあたりも、エコカーのいいところです。

秩父往還の上り坂、荒川源流といっしょにクリーンに走る

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むかうは秩父多摩甲斐国立公園のなかの古刹、標高1102メートルに鎮座する 秩父 三峯神社。国道140号「秩父往還」をひたすら山梨方面へと走ります。この国道140号は、秩父を過ぎるとゆるやかに上り坂となり、荒川源流の渓谷を愛でながらのドライブに。

すれ違うガソリン車やディーゼル車と違って、こちらは静かでクリーン。たまに発電のためにエンジンが回っているみたいだけど、そのエンジンもすぐにぴたっととまるのをインジケーターで確認。モーターだけで走っているときは、「澄んだ空気のなかを静かに走っているな」と実感します。

この坂道もなんなく乗り越えていくSUV系のプラグインハイブリッド車に身を任せていると、ドライブ疲れなど感じませんが、せっかく国立公園に入ったので、休憩を兼ねて“未体験のコーヒータイム”といきましょう。

途中でクルマをとめたのは、ウッドルーフ奥秩父オートキャンプ場。ここはなんと、駐車場の目の前に「三十槌の氷柱」がそびえるという絶好のドライブ休憩場所。ここでどんな“未体験のコーヒータイム”をするかというと……!?

クルマの電源でお湯を沸かして淹れたて熱々“氷柱コーヒータイム”

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「プラグインハイブリッド車に付属するコンセントで、お湯を沸かして、コーヒーを淹れよう!」ということで、三十槌の氷柱を仰ぎながら、コーヒータイム。最近のプラグインハイブリッド車には、100Vコンセントがついているから、いままでのクルマとは違ったドライブ休憩ができるというわけです。

用意した電気ポットに気兼ねなくコンセントを挿して、準備。秩父の街なかで仕入れた水をポットに注ぎ、電気ポットから延びる電源プラグを、リアゲート側のコンセントに挿して、スイッチを入れると……リビングやキッチンのコンセントと同じく、普通にお湯が沸きます。

「クルマの電源でお湯が沸くなんて、ちょっと信じられない」という同乗者の声。コーヒーカップにドリップコーヒーをセットして、そのお湯を注いで……。荒川のせせらぎの音を聞きながら、コーヒー豆からのぼってくる香りを楽しむ。

バッテリーが少なくなっても心配なし

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これまでのガソリンエンジン車などでは体験できなかったドライブ休憩のひととき。もっとしっかり準備して、ホットプレートやIHクッキングヒーター、ドライヤーなどの消費電力の大きい電化製品を詰め込むこともできます。

しかもこうしたプラグインハイブリッド車のコンセントは、一般的に走行中でも停車中でも、エンジン停止中でも使えるのも、うれしいですよね。

でも、少しだけ注意が必要です。最大出力1500Wだから、2つのACコンセントを同時に使用するときは、消費電力の合計が1500Wを超えないようにチェック。消費電力が1500Wを超えると、給電が止まったり、出力が低下する可能性があります。このあたりは気にかけてください。

それから、いざとなったらバッテリーに充電するのも手。全国に7000か所以上ある急速充電器を使えば約30分で蓄電量8割まで達するから、急速充電器を検索しながらドライブするというスマホ感覚の運転も、また新しい。

とにかく、三十槌の氷柱を眺めながら、淹れたて熱々のコーヒーを嗜む時間は、最高でした。

クルマとの暮らしを一変させるプラグインハイブリッド車

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クルマの電源で淹れるコーヒーでひとやすみしたあとは、標高1102メートルに鎮座する秩父三峯神社へ。

PHEVは、秩父湖を右手に見て、モーター音を少しだけ響かせながら急坂をぐいぐいと登っていきます。都心から2時間かけて秩父に入り、オートキャンプ場でコーヒーを淹れたり、秩父の絶品ごはんを堪能したりと、自由にドライブしていると、いろいろと仕事の電話やメールの着信があったり……。

そこで、到着した秩父三峯神社の駐車場で、2口のコンセントをフルに使って、それぞれパソコンやスマートフォンを充電しながら各方面へ連絡。ここで思いました。「家庭用の100Vコンセントが2口もついていると、どこでも仕事できるし、どこでも暮らせる」と。

それから気になるのは、車検です。PHEVは初めての継続車検の時、エコカー減税の対象となり重量税が免税となるため、税金を含めた車検時の総支払額がガソリン車に比較してお得になることもあります。
(平成31年3月現在)
また、車検時にはガソリン車の点検項目にPHEVシステムのコンピュータ診断が加わります。

いざというときの備え、「電力を家庭に供給する」というプラグインハイブリッド車

  • 一般家庭電力量 最大約10日分(エンジンでの発電を組み合わせた場合)
    *供給可能電力量は三菱自動車工業の試算による(一般家庭での一日当たりの使用電力量を約10kWh / 日として算出、V2H機器等の変換効率は含みません)。住宅との接続にはV2H機器が必要です。V2H機器に接続している場合、エンジン始動による発電はできません。エンジンでの発電を行う場合は、V2H機器との接続を終了してください。
    (出典)三菱自動車工業株式会社ホームページ

もっと現実を見すえると、たとえば災害や緊急時の電源ベース拠点にもなります。実際に、こうした最大出力1500Wレベルの100V電源を備えたプラグインハイブリッド車は、「電力を家庭に供給する(V2H:Vehicle to Home)」という役目もこなします。

このV2Hは、クルマに蓄えた電気を、家庭で使う仕組みのこと。たとえば、万一の停電や災害などでライフラインが寸断されても、クルマ側のバッテリーからV2H機器を経由させ、家庭へ電力を供給。いつも使っている電化製品などが、いつもどおりに使えます。

アウトランダーPHEVの場合は、満充電の状態で一般家庭の最大約1日分、エンジンでの発電も組み合わせれば、ガソリン満タンで最大約10日分の電力が供給できるのだとか。

――――エコカーは「環境に優しいモビリティ」から「毎日いっしょに過ごすライフライン」へ。今回のPHEV乗車で、そんな新しい存在意義を体感しました。

※本記事に掲載されているアウトランダーPHEVと現在販売中のアウトランダーPHEVでは、仕様やスペックが異なります。

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