2度目の開催となる今年のフォトコンテストでも、数多くのご応募を頂きました。アイデア部門では、グリーンカーテンの設置場所を工夫したり、グリーンカーテンを育てることで、家族や地域とのコミュニケーションが生まれ、取組の輪を広げる作品が見られました。また、フォトアート部門では、独自の観点でグリーンカーテンを切り取った楽しい写真が多くありました。
植物を育てるという楽しさ、育てたものを収穫して食べる喜びといった、グリーンカーテンを育てる意義
を感じた方も多く、楽しみながら温暖化防止に繋げることができたのではないでしょうか。
菊井 順一(きくい じゅんいち)氏
一般社団法人地球温暖化防止全国ネット 専務理事
久保野 永靖(くぼの ながやす)氏
J-WAVE 81.3FM 編成局長
小澤 紀美子(こざわ きみこ)氏
東京学芸大学名誉教授・東海大学教授
NTT東日本山梨支店では、昨年から「緑のカーテン」を育てており、今年も社員の協力によるネット張りから、全て自前で取り組みを行っています。事務ビル3階まで全てを「緑のカーテン」で覆う計画であることから、40m×10mと巨大な「緑のカーテン」となっています。 今年は、西洋アサガオを育てており、8月下旬でツルの長さは3階まで達しており、ツルの太さも根元では直径3cmとアサガオとは思えない太さになっています。管理は、社員が行っており、朝晩の水遣りも社員ローテーションで行っています。また、アサガオの開花は、西洋アサガオであることから、9月になってからの開花と思っています。巨大な「緑のカーテン」であることから、開花はお花畑になるだろうと社員皆で期待するとともに、出勤時の癒し効果も期待しています。
審査員の芸術点を一挙に集めて最優秀賞を獲得。青い空までぐんぐんと育ってそびえ立つアサガオの巨大グリーンカーテンと夏の太陽の輝きが力強い作品として表現されました。大賞受賞おめでとうございます。
この屋外通路は上部に覆い(天井)があるものの、夏の夕刻には西日を直接に受けるため、コンクリートとアスファルトに囲まれた空間であることも相まって夏場には非常に暑い場所となっていました。この通路の西側部分に、鉛直方向に地面から天井面までをカバーするように緑のカーテンを育成しました。育成の結果、射し込んだ西日は通路壁面と通路床面とに葉の影を落とし、日陰の空間を作り出すことができました。通行者が厳しい西日にさらされるのを和らげ、壁や床の全面が「影」になるのではなく、葉と葉の隙間を通った「光」は木漏れ日としてそのまま壁と床に映し出されました。壁に投影された光はプラネタリウムの星のようにも見え幻想的でした。この緑のカーテンによって生み出された「光」と「影」とが、「緑のカーテン」が風にそよぐのに応じてともに涼やかに揺れ動き、まるで息を合わせて一緒にダンスをし、また、協調してハーモニーを奏でているかのように感じられました。それが写真で伝えられれば良いと願っています。タイトルに付けた「~光と影の饗宴~」の「饗宴(きょうえん)」という言葉には、同音の「共演」の意味も重ね合わせました。
グリーンカーテンからの木漏れ日が印象的です。思わず通ってみたくなるような通路、光と影が涼感を伝えてくれています。グリーンカーテンがヒトを誘っています。
学校の渡り廊下にあるグリーンカーテンです。いつも人が多く通る下校の時間はちょうどここに日があたるのですが、グリーンカーテンのおかげでとても快適になりました。今では帰りの待ち合わせ場所にもなっています。
学校の渡り廊下にあるグリーンカーテン。生徒さんたちの待ち合わせ場所に変身しました。涼しい快適な場所で会話もはずむでしょう。高校生のうれしそうな会話が聞こえてくるような作品です。
ゴーヤから覗いて見えるキラリと光る太陽!!がポイントです。ギラギラと照りつける太陽を受けて、どんどん成長するゴーヤを身近で見ていると、こちらも負けていられません。皆が使用する食堂の南側前面の窓に作ったグリーンカーテンは、今年で3年目です。カーテンの前には、各部門で作成したオリジナルの看板を立て、水遣りから世話までを全員参加で行い、7月中旬には立派なカーテンが出来上がりました。一斉植込み、評価会、一斉収穫など、節目にはイベントを実施し、楽しみながら取り組む事ができました。収穫したゴーヤは、食堂の期間限定メニューとして登場し皆で収穫の喜びを分かち合う事ができました。また、グリーンカーテンにより、2~6℃の温度差を確認することができました。
ゴーヤの肩口から夏の太陽の光が。暑い夏とグリーンカーテン、その対比がうまく表現されています。また、よく育ったゴーヤも食欲をそそります。夏に負けない気持ちも作品から伝わってきます。
都心のマンションからの眺めは、無機質で、ちょっと寂しいものがあります。そこで、小さな朝顔を育ててみました。窓からは、宙に浮く小さなハート型の葉と可憐な花越しに都庁やパークタワーを望むことができ、一味違う都会の中の緑を感じることができます。日光をさえぎるだけではなく、風に揺れる緑を眺めるだけでも心地よく、都心ならではの、お隣さんの視線をさえぎることもでき、よいことづくしです。
無機質な都市とやわらかな緑のカーテン、その対照的なモチーフをうまく捉えたワンカット。グリーンカーテンが豊かな都市生活の始まりになって行くといいですね。
お野菜になかなか手をつけない長男を変えた、初めての家庭菜園!やっぱり自分で採ったお野菜はおいしいのか、これがきっかけでお野菜を食べる子になりました♪
太陽の恵みをいっぱい受けた家庭菜園の野菜のおいしさを、子どもの笑顔が物語っています。初めての家庭菜園で、子どもも親も生命の源を知り、より笑顔が輝くことを表現している作品です。