PTP包装廃材のマテリアルリサイクル

PTP包装廃材のマテリアルリサイクルの写真

豊かな暮らしを支える製品・サービスで後押し, インセンティブや情報発信を通じた行動変容の後押し

団体名

大塚製薬株式会社

内容

大塚製薬は、グループ会社の大鵬薬品と連携し、2024年5月から医薬品製造の包装工程で発生するPTP包装廃材のマテリアルリサイクルの取組を開始しました。この取組では、錠剤やカプセル剤の包装に使用されるPTPシートをプラスチックとアルミ箔に分離する技術を活用するとともに、CO2排出の少ない鉄道輸送を利用するモーダルシフトを導入し、PTP包装廃材をリサイクルすることで環境負荷低減を目指すものです。
 
これまでは発生したPTP包装廃材を焼却して焼却時の熱エネルギーを回収するサーマルリカバリーを行い、焼却灰をコンクリート原料の一部として再利用する再資源化を行っていましたが、このたび両社工場で発生するすべてのPTP用ポリプロピレンシートの包装廃材がマテリアルリサイクル可能となりました。この結果、焼却処理に比べてCO2排出量が約94%削減されるとともに、年間約55トンの廃材を再利用できるようになります。