電球形LEDランプへの交換は、誤った方法で行うと照明器具の構造上、電球形LEDランプに熱負荷がかかり、性能低下や故障につながる場合があります。安全にお使いいただくには下記の注意点についてご確認いただく必要があります。
電球には、大きく分けて「E26」「E17」の口金があります。
この「E26」「E17」という名称は、口金の直径に由来します。
E26口金なら直径が26mm、E17口金は直径17mmになります。
ダウンライトなどの枠や反射板を確認して、「S マーク」が付いている場合は、断熱材施工器具対応タイプを使ってください。
パッケージに表示されていますので、確認してください。
照明器具のサイズによっては、取り付けられない場合もあります。事前に必ずランプのサイズを確認してください。
また、電球形LEDランプは白熱電球や白熱ボール電球などより重いので、シャンデリアなどの多灯用照明器具に使用するときは、総重量などにご注意ください。
ダウンライトのソケットが斜めや横向きの場合、適正な光の広がりや明るさを得られない場合がありますので、ご注意ください。
明るさが調節できる調光器具には調光器対応タイプを。カバーなどがあり外側からランプ自体が見えない密閉形器具には、密閉形器具対応タイプのランプを使ってください。それぞれパッケージに表示されていますので、確認してください。
ガーデンライトやアプローチライトなど、屋外の器具には電球形LEDランプは使用できません。
※一部適合器具を除く
現在、従来の蛍光灯照明器具と互換性を持たせたさまざまな種類の直管LED ランプが、国内外の多くの事業者より販売されています。
いまお使いの蛍光灯照明器具のままで直管LEDランプに交換する場合、組み合わせによっては事故につながる危険性があります。人に直接危害がおよばない場合でも、寿命や照明の性能に問題が発生することもありますのでご注意ください。
長期間使用した蛍光灯照明器具は劣化が進んでいます。
これにそのまま直管LEDランプを装着し、さらに長期間使用するのは危険です。
ランプだけ直管LEDランプに交換するのではなく、LED照明器具に交換することをおすすめします。
※照明器具の適正交換時期は8年~10年です(電気部品関係劣化)
引用:(一社)日本照明器具工業会 ガイド111
直管LEDランプには下図のようなさまざまなタイプがあるので注意が必要です。
間違った組み合わせで使用すると不具合が発生する場合も。照明器具の焦げや焼損などの事故は、火災を招く恐れがあります。