ハイブリッドカー(以下、ハイブリッド)に乗っている皆さん、ご存じですか?
実は、ハイブリッドにはハイブリッドのエコドライブがあるのです!
まず、ハイブリッドの特徴は、
エンジンに加えてモーターという動力源があること。
エンジンとモーターを時に使い分け、
時に同時に動かして走っています。
それぞれの得意な分野で活躍させることで、
燃費を向上させるのが、ハイブリッドの仕組みなのです。
特性その①「発進と加速は、モーターの得意分野」 通常エコドライブの発進では、最初の5秒で20㎞/hまで加速し、
その後はじんわりと加速することを推奨していますが、
ハイブリッドの場合は少し違います。
エンジンは、重い車体を動かす発進時や低速度の走行では
燃費の効率が悪くなると言われていますが、
ハイブリッドにはエンジンの苦手な部分を補う「モーター」が付いています。
安全のためにも効率のためにも、
ゆっくりと動き出すのは共通ですが、
その後は、ノロノロと加速するよりも、
積極的にモーターの力を活かして目標速度まで、
ぐぐっと加速するのがコツ。
※1 モーターはエンジンに比べて動き出しから力を発揮できると言われています。 必要な加速が済んだら、一旦アクセルを緩めます。
一定速度で走るのはエンジンの得意分野なので、
アクセルを一旦緩めた後はエンジンが主役となり、
少ない燃料消費で走行できます。
ハイブリッドの運転には加速と走行のメリハリが大切です。
特性その②「ブレーキは発電のチャンス」 通常のエコドライブにおいて、
減速時は「早めのアクセルオフでエンジンブレーキを活用」とされています。
減速時は燃料の噴射はカットされているのですが、
減速で発生する「運動エネルギー」は捨てられています。
ハイブリッドは、その「運動エネルギー」を活用してモーターを逆回転させることで、
電気を発生させバッテリーに充電し、
次の発進・加速時に再利用しているのです!
捨てられていたエネルギーが再利用できるなんて、とってもエコですよね。
減速時、効率よく電力を回収するためには、早めのアクセルオフはもちろんですが
「軽いブレーキでじっくり発電しながら減速していく」のがコツ。
まずはお手軽に始められるこの方法がおススメです。
さあ、どうでしょう?今すぐ乗って試してみたくなりませんか?
ハイブリッドは残りの電力によってもモーターの活躍度合いが変化し、
燃費が変わってきます。
つまり、どれだけ無駄なく電力を回収できるかも含めてエコドライブのコツということ。
そんな奥の深いハイブリッドのエコドライブですが、まずはやってみること!
そして、自分の燃費を確認してみてください。
その確認が次のエコドライブにつながります。
今まで見たことのない良い燃費が楽しみながら出るようになったら素敵ですね。
ハイブリッドでエコドライブ!あなたも、
さらに地球にやさしい運転を心掛けてみませんか?
※上記の2つの特性は多くのハイブリッドに共通していますが、
細かな仕組みや制御は車種によって異なります。
運転しながら、自分のクルマの特徴をつかむことも
エコドライブの楽しみのひとつです。
「COOL CHOICE」は、CO2などの温室効果ガスの排出量削減のために、低炭素型の製品・サービス・ライフスタイルを賢く選択していこうという取り組みです。未来の地球のために、「COOL CHOICE」に賛同して、できることから始めてみませんか?
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