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NEW2021.11.18

世界各国が集まる会議『COP26』と私たちの暮らしには、どんな関係があるの?

最近、話題になっている「COP」、詳細はご存じない方も一度くらいは耳にされた方も多いのではないでしょうか。
実は私たちの暮らしに関わる身近な国際会議なのです。

COP(Conference of the Parties)とは国連気候変動枠組条約締約国会議のことで、地球温暖化を防ぐために世界中の国々がどう対応していくかについて話し合う会議です。

社会の教科書に出てくる「京都議定書」や「パリ協定」もCOPで採択されたものです。

2021年10月31日から11月12日にかけ、イギリスでCOP26が開催されました。
私たちの暮らしには、どんな影響があるのでしょうか?

今回は、地球温暖化防止トップコミュニケーターであり、気象予報士、テレビのお天気キャスターとしても活躍されている藤森涼子さんにお話を聞きました。

藤森 涼子(ふじもり りょうこ)
藤森 涼子(ふじもり りょうこ)
環境省地球温暖化防止トップコミュニケーター・トレーナー、日本テレビキャスター、気象予報士。大学在学中よりテレビのお天気キャスターとして気象番組やコーナーを担当。現在は、24時間ニュース専門チャンネル「日テレニュース24・デイリープラネット」に出演。特定非営利活動法人「気象キャスターネットワーク」の理事長として16年間、環境、防災、気象をテーマに出前授業や講演会などの活動を行ってきた。

――COP26では、どんなことを話し合うのでしょうか?

COPでは、IPCC(気候変動に関する政府間パネル)が地球温暖化についての科学的なデータをまとめたレポートをもとに地球温暖化対策について話し合います。

現在の平均気温は、18世紀後半の産業革命以前と比べると、1.1℃上昇しています。
2015年のパリ協定では、世界の平均気温上昇を産業革命前より2℃未満に、できれば1.5℃未満に抑えるよう努めることが定められました。2018年に発表された「IPCC1.5℃特別報告書」でも、0.5℃の気温上昇であっても与える影響がとても大きいことが分かりました。

そこでCOP26では、気温上昇1.5℃未満を目標としているのですが、すでに1.1℃上昇しているので、実質プラス0.4℃で抑えなければなりません。そのためには今が正念場ということで、COP26は注目されているのです。

出典:気象庁 IPCC 第 6次評価報告書 第1作業部会報告書 気候変動 2021:自然科学的根拠 政策決定者向け要約(SPM)暫定訳(2021 年 9 月 1 日版)

出典:気象庁 IPCC 第 6次評価報告書 第1作業部会報告書 気候変動 2021:自然科学的根拠 政策決定者向け要約(SPM)
暫定訳(2021 年 9 月 1 日版)(外部サイトへリンク)

――気温が上昇すると、私たちの暮らしにどんな影響が出るのでしょうか?

気温が上昇すると、海水温も上がり、頻繁に大雨が降ったり、一方では雨が降らず土地が乾燥したりして、これまでのような水産物や農作物の収穫ができなくなる可能性があります。

すると、収穫物を原料とする食品を食べられなくなったり、それらの産業に関わる仕事などにも影響が出ます。

2016年、北海道で台風の被害が続いたときに、ポテトチップスの原料となるジャガイモが不足する事態になったことは記憶に新しいですよね。

ここ数年は、温暖化の影響で猛暑や豪雨などの異常気象が多発しています。
私がお天気キャスターを始めた頃の天気予報のコーナーは、ニュースの合間にほっと一息つける、季節の話題を楽しめる時間でした。

それが最近では、「熱中症の危険があるので夜間も冷房を使ってください」と呼びかけたり、「川の氾濫や土砂崩れが予想されるので避難をしてください」など気象災害から命を守るための呼びかけをすることが多くなりました。

気候変動は、私たちの暮らしの中のさまざまな場面とつながっています。
つまり、COP26は私たちの暮らしに関わる重大な会議なのです。

出典:環境省「地球温暖化の現状」

出典:環境省 「地球温暖化の現状」

――私たちが普段の暮らしの中で取り組めることは?

簡単に言うと、普段から「CO2の排出量が少ない選択は、どれ?」と考えながら暮らすことです。

例えば買い物をするときに、輸送の際に排出されるCO2に配慮して地元に近い産地の食品を選んだり、省エネタイプの製品や、サステナブル(持続可能性)に配慮した製品を選ぶことなどです。

最近は「サステナブルファッション」として、古着をリメイクした服や、再生ペットボトルを使ったスニーカ―などをよく見かけるようになりました。

また、ホテルなどで、滞在中のシーツやタオルの交換不要に協力すると別のサービスが受けられるような、脱炭素化の取り組みも見かけます。脱炭素化に向けた選択がしやすい社会になっていると感じています。

何が脱炭素につながるか、私たち一人ひとりがそれに気づくことはとても大切です。無理をして我慢するのではなく、日々の暮らしの中で楽しみながら取り組むことが、長く続けるためのコツだと思います。

COP26をはじめ、気候変動に関する話題に興味を持つのも、脱炭素に向けての第一歩です。
まずは、私たちの暮らしの中でできるゼロカーボンアクションを以下のサイトから見つけてみませんか?

ゼロカーボンアクション30

商品を選択する時、環境配慮マークの付いた商品やCO2排出量を見える化して商品に表示されている商品を進んで選択してみましょう。

28 太陽光パネル付き・省エネ住宅に住もう!

「サステナブルなファッションを!」
→「21 今持っている服を長く大切に着る」
「22 長く着られる服をじっくり選ぶ」
「23 環境に配慮した商品を選ぶ」をクリック!
サステナブルファッションについてご覧いただけます。



28 太陽光パネル付き・省エネ住宅に住もう!

「CO2の少ない製品・サービス等を選ぼう!」
→「28 脱炭素型の製品・サービスの選択」をクリック!
表示されるURLから様々な環境ラベルをご覧いただけます。

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