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2022.03.16

フリマアプリで、3R(リデュース、リユース、リサイクル)を始めてみませんか?

メルカリで利用できる寄付型梱包資材「チャリティボックス」

メルカリで利用できる寄付型梱包資材「チャリティボックス」

新年度や新学期が近づいてきました。
新生活に必要なものを購入して不要になったものを片づける際に、フリマアプリを利用する人も多いのではないでしょうか? フリマアプリは、再利用できる中古品を探したり、使わなくなったものを必要としている人に譲渡するときなどに利用できます。

そのように、資源の消費やごみの発生を減らすこと(リデュース/Reduce)や、くり返し使うこと(リユース/Reuse)、資源として再び利用すること(リサイクル/Recycle)は、合わせて「3R(スリーアール)」と呼ばれています。
3Rの取り組みは、ごみを処理するときなどに発生するCO2排出量の削減にもつながります。

3R(リデュース、リユース、リサイクル)

3R(リデュース、リユース、リサイクル)

環境省の「ゼロカーボンアクション30」では、物を捨てるとき・増やすときに選択肢として、フリーマーケットで売る、シェアリングやサブスクリプション(定額料金による一定期間のサービス・コンテンツ利用など)を利用するという選択肢を持つことを呼びかけています。

また、3Rを暮らしに取り入れ、循環型社会のライフスタイルを目指す「Re-Style」という取り組みも行っています。

環境省 Re-Style

Re-Style

2021年、人気フリマアプリ「メルカリ」を運営する株式会社メルカリと、子ども支援や災害復興支援、海洋環境問題など社会課題の解決に取り組む公益財団法人日本財団がタッグを組みました。どんなプロジェクトを行っているのか、日本財団広報グループの藤田滋さんにお話しを聞きました。

藤田 滋(ふじた しげる)
藤田 滋(ふじた しげる)

 公益財団法人日本財団 経営企画広報部 広報チーム/ソーシャルイノベーション推進 チームリーダー。
金融コンサルティング会社、国際協力団体を経て、2015年に入会。社会的インパクト投資、社会的インパクトの評価推進業務に従事後、2020年6月より広報チーム チームリーダー、2021年10月よりソーシャルイノベーション推進チーム チームリーダーを兼務。

――メルカリとのプロジェクトを教えてください。

 モノを通じた社会貢献を目的に、3つのプロジェクトに取り組みます。
1つ目は、「モノの売り買いが寄付になる仕組みの構築・推進」。これは、出品者が売上金の一部を寄付できるというものです。「メルカリ寄付」という名称で以前からサービスを提供しており、その寄付先に日本財団が加わりました。
2つ目が「オフラインの場を活用した寄付促進プログラムの開発」。3つ目が「災害発生時に迅速に寄付できる仕組みの開発」です。
メルカリと連携することで、新しい寄付のあり方を広く知ってもらいたいという狙いがあります。

寄付型梱包資材「チャリティボックス」購入から寄付までの流れ

寄付型梱包資材「チャリティボックス」購入から寄付までの流れ

――日本財団のロゴマークが入ったメルカリの梱包資材がありますが、これは、どのプロジェクトのものですか?

「寄付型梱包資材チャリティボックス」は、2つ目のオフラインの寄付に関するプロジェクトで開発したものです。 メルカリには、メルカリの公式梱包資材などを販売するメルカリストアがあり、出品者が商品発送に必要な資材を購入するために利用しています。

チャリティボックスはメルカリストアで、5枚1セット325円で販売しています。1枚につき5円、1セットで25円が「子ども第三の居場所」(経済的なハンデなど、さまざまな困難に直面する子どもたちが安心して過ごしながら、将来の自立に向けての生き抜く力を育む、日本財団のプロジェクト)の運営に活用されます。

「チャリティボックス」購入による寄付金の使途

「チャリティボックス」購入による寄付金の使途

箱には、「100枚購入されると、1人の子どもがあたたかいご飯を食べることができます」など、寄付金の使い道が書いてあるので、受け取った人にも、この活動を知ってもらえる仕掛けになっています。

2021年9月21日に販売を開始し、約4か月(2022年1月時点)で約4万枚売り上げました。
12月に実施したアンケートでは「趣味を通じて、貢献できてうれしい」「少し金額を上乗せするだけで簡単に寄付できる」などの回答が見られました。

――他にどんな取り組みをしていますか?

日本財団では、美しく豊かな海を未来に引き継ぐ「海と日本PROJECT」を展開しています。この中で、海洋ごみ問題を自分事として考え、海洋ごみを減らす「CHANGE FOR THE BLUE」というプロジェクトを推進し、全国一斉清掃キャンペーン「海ごみゼロウィーク」などを実施しています。

海洋ごみの7~8割は街から出たごみと言われており、川や海に捨てられるごみを減らすために、セブンイレブンと共同して、東京都、神奈川県、沖縄県の一部の店舗にペットボトルを選別・回収・減容できる自動回収機を設置しています。

ペットボトルのリサイクル循環

ペットボトルのリサイクル循環

また複数の企業と連携して、海洋ごみの2~3割を占める廃棄漁網を高級かばんへアップサイクル(廃棄物や不用品に新しい価値を与え、モノ自体の価値を高めること)し、海洋ごみ問題を啓発する取り組みも行いました。

これらの取り組みは、一般の人が参加したり、触れたりすることができるので、海洋ごみ問題を「自分事」として意識してもらえたらと思います。

製造したかばんの例

製造したかばんの例

「物」を大切に、長い期間使うことももちろん大切ですが、消耗して買い替えるときがいつかはやって来ます。そのときには「3R」を意識してフリマアプリを利用してみたり、アップサイクル製品を使ってみてはいかがでしょうか。

ゼロカーボンアクション30

脱炭素社会の実現には、一人ひとりのライフスタイルの転換が重要です。
「ゼロカーボンアクション30」にできるところから取り組んでみましょう!

3R(リデュース、リユース、リサイクル)

「3R(リデュース、リユース、リサイクル)」
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