北海道エリアにおける温暖化防止の普及啓発を目的とした「北海道smart move大作戦」(主催:環境省チャレンジ25キャンペーン)の皮切りに、北海道開発局札幌開発建設部、札幌市交通局、札幌市環境局、株式会社ドーコンモビリティデザイン、さっぽろテレビ塔等と連携し、よりCO2排出の少ない「移動」の実践を呼びかける「smart move(スマート・ムーブ)」の体験型イベント「みんなでTRY!smart move探検隊~札幌編~」を開催しました。
また、スマート・ムーブ賛同企業である株式会社ドーコンモビリティデザインは、今後も引き続き、コミュニティサイクル「ポロクル」を運営するとともに、北海道スマートムーブを盛り上げていく予定です。※ポロクルについての詳細はこちらをご覧ください。
●イベント「みんなでTRY!smart move探検隊~札幌編」実施概要
・日時:2011年10月22日(土)10:00~17:00/参加人数:44組102人
・内容
札幌市内において、地下鉄、バス、路面電車等の公共交通機関、ポロクル(サイクルシェアリングシステム)を活用し、市内に隠された各チェックポイントを探し当てる広域オリエンテーリング。自動車では気付かなかった札幌の魅力を再発見するとともに、smart moveを実際に体験した。参加者は、決められた3つのコース(安田侃のスポットを巡るコース、五稜の星を巡るコース、キャラクタースポットを巡るコース)どれかを制限時間内に効率よく巡って、定められたポイントで写真を撮るというミッションをこなす。親子で、友達同士で、それぞれの楽しみ方でミッションをこなし、ゴールのテレビ塔を目指した。
・yahooワイワイマップでの一般公募
上記イベントを皮切りに、たくさんの方に、yahooワイワイマップに発見した新たなスポットや事柄を投稿してもらった。
<イベント当日の模様>
北海道での取組は北海道新聞HP「北海道エコ・アクション」特設ページ(2011年11月8日/11月25日掲載)でも紹介されました。詳しくはこちら
コミュニティサイクルとは、環境にやさしく健康にも良い「自転車」を使った新しい公共交通システムです。歩道など公共空間を利用して、街のいたるところに自転車の貸出場所(サイクルポート)を配置し、事前登録をすれば誰でも低料金で自由に利用することができます。海外では広く普及しており、環境対策のひとつとして日本でも今後の発展が期待されています。
例えばランチに出かけるとき、自転車があれば行動範囲がグンと広がるはず。環境にやさしい交通手段である自転車を、大手町・丸の内・有楽町地区や横浜市、名古屋市などの大きな都市での新しい公共交通手段として活用した試みが、「コミュニティサイクル社会実験」です。コミュニティサイクルは、レンタサイクルの一種ですが、普通のレンタサイクルと違い、借りたところとは違う場所に返せるとても便利なシステム。短時間の利用が無料なのでおサイフにもやさしく、ちょっとした外出にも気軽に使えるのかうれしいところ。
さいたま市と(財)日本自転車普及協会、JTBグループ等の共同事業により、コミュニティサイクルの社会実験を2010年9月25日~10月22日の28日間に渡って実施しました。レンタサイクルと同様に利用できるとともに、都市内に複数の自転車貸出拠点(サイクルポート)を設置し、どのサイクルポートでも自転車の貸出・返却ができる便利なシステムとして利用者から評価されました。
大手町、丸の内、有楽町地区を結ぶ、無料巡回バス「丸の内シャトル」。
新丸ビル前から大手町、日比谷などを廻る一周約35~40分のルートを、10時から20時まで12~15分間隔で運行しています。また、平日8時から10時までの出勤時間帯は、ビジネスコースとして大手町ルートを2台で10~12分間隔で運行。
地元企業の協賛によって運行されており、誰でも無料で乗車する事が出来るというのが大きな特徴のひとつです。(当協会も運行開始当初から協賛)
また車両は多様な曲線に縁取られた大きな窓が特徴的な、ニュージーランドの環境型電気バスを使用しており、その内部は広く開放的なつくりになっています。機能面においても、「低公害」、「低騒音」、「低床(=車椅子での乗降可能)」といった特徴を持ち、人と環境に優しいバスです。
2003年8月22日より運行が開始以来、延べ利用者数 約370万人(2011.11末現在)が乗車しており、地域に密着した移動手段のひとつとして、観光・ビジネス・ショッピングなど多様な用途で利用されています。
(注)2011年11月現在、電気バス調整中の為ハイブリッド車両3台にて運行中。
●YOKOHAMA Mobility"Project ZERO"
● 横浜市と日産自動車による「持続可能なモビリティ社会の実現」をめざした2009-2013年度の5年間の共創プロジェクトです。
● ロー・カーボンエリアを目指す「エコ運転によるCO2削減」と、ゼロ・カーボンエリアを目指す「EV普及およびモビリティのあり方検討」が2つの柱となっています。
●YOKOHAMA Mobility"Project ZERO"の取組
横浜市と日産自動車は「持続可能なモビリティ社会の実現」を目指し、電気自動車やエコ運転の普及などの取組を協働で進めています。
●新たなモビリティの確立
概要
横浜市と日産自動車が取組む山手・元町地区での二人乗り超小型電動車両実証実験は、国土交通省の環境対応車を活用したまちづくりに関する実証実験に平成23年9月に選定されました。
効果&狙い
内容
山手・元町エリアにて、最大7台による一定期間のカーシェアリングによる試乗実験を行い、公道走行によるデータ収集や試乗者アンケートを行いました。
2006年4月に開業した"富山ライトレール"は、富山市内で富山駅北駅と岩瀬浜駅を結ぶ約7.6キロの路面電車です。車両愛称は「ポートラム」。全車両に低床車両を導入した次世代型路面電車、いわゆるLRT(Light RailTransit)として日本で初めての本格的な運行となりました。 富山市では、今後本格化する人口減少や超高齢社会に対応した持続可能なまちづくりを進めるため、『公共交通を軸としたコンパクトなまちづくり』を目指しています。そのため、鉄軌道をはじめとする公共交通を活性化させ、その沿線に居住、商業、業務などの都市の諸機能を集積させることにより、車がなくても安心して生活ができる集約型都市構造へと改編を進めています。その中で、LRTは今後の公共交通軸のリーディングプロジェクトとして、車両や電停のトータルデザイン、運行本数の大幅増加によって利便性向上と利用者増を図り、運輸部門のCO2排出量の大幅削減を目指しています。
名古屋ではすでに2009年度に「名チャリ」という名称のもと、放置自転車を活用したコミュニティサイクルの社会実験を行っていました。今回は2009年の課題を見直し、本格的な事業化を目指して、新たにICカードシステムを採用し、2010年10月1日~11月30日まで社会実験を行いました。名古屋駅~栄駅の都心部に、全30箇所という多数のステーションを設置し、オリジナル自転車200台、リサイクル自転車100台の計300台を使ったコミュニティサイクルの社会実験です。ステーションで登録カードをかざすだけで手軽に借りられるICカードを利用した無人システムです。
自転車は、環境負荷の低い交通手段として見直され、また、健康志向の高まりを背景に、そのニーズが高まっています。しかし、自転車走行時の事故は増加中で、特に歩行者と自転車との交通事故は増加傾向にあり、自治体にとってはエコと安全を両立するため、自転車道整備が課題となっており、平成19年度6月には、自転車が歩道通行できる要件を見直すなど、道路交通法が改正されました。このような状況を受けて、平成19年10月には国土交通省と警察庁より、今後の自転車環境整備の模範となるモデル地区の整備についての募集があり、名古屋内の「鶴舞地区」がモデル地区に指定されました。
平成22年1月23日、「歩く街・京都」憲章は、市民・観光客の皆様、そして事業者、行政が一体となって「人が主役の魅力あるまちづくり」を進めるために設定しました。この憲章は、市民委員会、大学の専門家や有識者、事業者、行政が参画する審議会や検討部会、400人の市民の皆様が集まったシンポジウム、そして、14,7000人を対象としたアンケート等を通じて市民の皆様と共に議論を重ねることにより作成されたものです。
北九州市では、環境首都としてふさわしく、誰もが利用しやすい交通体系を実現するため、今後の都市交通のあり方と短中期の交通施策を盛り込んだ「北九州市環境首都総合交通戦略」平成20年12月に策定しました。コミュニティサイクル事業は、この戦略の一環として、過度なマイカー利用から地球環境にやさしい乗り物である公共交通や自転車の利用促進を図るために「北九州市自転車共同利用支援事業」により、一定の地区内で複数のサイクルステーションに電動アシスト自転車を設置し、24時間どこでも利用、返却ができます。
●概要
北九州市内10箇所にコミュニティサイクル「シティバイク」ステーションを設置し、24時間無人運用を行っています。JRやモノレール、バスなどの公共交通機関と連携し、会員登録をすると、どのステーションでも自由に貸出・返却が可能です。公共交通の利便性を高め、過度なクルマ利用に頼らない新しいライフスタイルに触れるきっかけになっています。
クルマ利用者にも同様のサービスを提供、都心部周辺で駐車し公共交通や自転車で回遊する「パーク&ライド」や「パーク&サイクルライド」の提供も同時に行っています。
・シティバイクとは
電動自転車を使ったサイクルシェアのことで、駅やバス停から目的地までの「最後の一歩」を補完する交通手段として、都市部の中心地域を訪れた市民などに「快適な街中の移動環境」を提供する新しい交通システム。
●環境に優しくて便利。利用できるのは全ての車両!
カーシェアリングとは複数のクルマを多数の人で共同利用する会員制の仕組みです。使った分だけ支払うため、一人当たりの費用負担が安くなるだけでなく、カーシェアリングが普及するとクルマの無駄な利用が減り、省エネルギーやCO2排出量の抑制にもつながります。環境にもおサイフにも優しい、新しいクルマの使い方です。
●カーシェアリングと公共交通の組み合わせ利用を推進
オリックス自動車(株)のカーシェアリングでは、公共交通との組み合わせ利用を推進しています。長距離は電車で移動し、目的地付近からカーシェアリングを利用することで、CO2排出量の削減を実現します。
eチャリは、オリックス自動車(株)の電動アシスト自転車レンタルサービス。オリックスのレンタカーネットワーク(オリックスレンタカー、レンタカージャパレン、エックスレンタカー)で利用することができるため、レンタカーとの組み合わせも便利。車だと小回りが利かない、駐車場を見つけるのも一苦労・・・そんな旅先での観光地めぐりで、効率よく各所を周るにはeチャリが◎。渋滞でも、坂道でも、路地でもスイスイらくらく。電動アシストで体力を消耗することなく、短時間で様々な観光地を周ることができて、余計なストレスがかかりません。eチャリで観光地を巡れば、きっと新しい発見があるはず。
過度な自動車利用の抑制によりCO2削減に繋がるカーシェアリングサービス。パーク24グループは「ミヂカ」、「オトク」、「ベンリ」をキーワードに、普及促進に努めています。
●「ミヂカ」…全国1万カ所あるタイムズ駐車場に順次車両を配備。「タイムズに行けば借りられる」環境を整備
●「オトク」…200円/15分のみのシンプルかつオトクな料金設定で利用しやすく
●「ベンリ」…オリジナルカーナビなどIT活用によりお客様の「あったら便利」を実現。また、タイムズ駐車場とタイムズプラスにより、 公共交通との連携を高め、快適な交通システムを提案しています。
旅行先で電気自動車を利用できる、地球にやさしい旅が始まっています。JTB・オリックス自動車・三菱自動車の3社が、新世代電気自動車『i-MiEV(アイ・ミーブ)』を利用した親子で屋久島の自然を学ぶパッケージツアー「地球にやさしい旅 屋久島ステイ3日間」を共同開発。
滞在中の移動はオリックス自動車が貸与するレンタカー『i-MiEV』で屋久島の大自然をドライブ。屋久島の原生林を歩く「白谷雲水峡トレッキング(半日コース)」も楽しめ、屋久島の自然を満喫しながら地球にやさしい新世代電気自動車をご利用いただくことで、親子で考えるエコな旅を提供しています。
公共交通機関や自家用車を利用して旅先についた観光地では、電動アシスト付自転車を利用することをお勧めします。ちょっとした人とのふ れあいや、素敵な風景をみつける喜びが旅の醍醐味。車のように早すぎず、歩きより遠くへ快適になります。CO2を出さない自転車の「移動」は「エコ」になり、さらに健康にもいいのです。
「旅チャリ」は、地域と一緒に活性化を推進するJTBグループが観光振興、環境配慮、健康良化を目的として全国に提供している「電動アシスト付自転車」です。 日本だけでなく海外でも旅先の観光に利用されたり生活やビジネスに活用されたりと、様々なシーンで活躍しています!