あけましておめでとうございます！
平成29年が始まりました。寒さが本格化する時期ですが、ウォームビズで快適に過ごし、素敵な一年の始まりにしてくださいね。

さて、お正月といえば「お年玉」。お年玉を入れる袋は「ぽち袋」と呼ばれますが、その由来をご存じでしょうか。ぽち袋研究家によると（※）、ぽち袋の起源は関西地方の「ぼちぼち（ぽちぽち）」や「これっぽっち」という意味をこめ、旅館などで少額の心付けを渡す袋として使われるようになったのが始まりでした。明治時代になって、京都の錦絵の版元がカラフルな絵が描かれたぽち袋を売り出して人気となり、全国に広がっていったそうです。

ぽち袋のように伝統的な言葉は変わらずに受け継がれるものですが、毎年新しく登場する流行語は時代や世相を反映します。地球温暖化対策への取組を広げるためにも、今年は環境関連のキーワードが流行するといいですね。

「ウォームビズ」は、暖房時の室温を20℃にして快適に過ごすライフスタイルのこと。「ウォームビズを知らない」という人もたくさんいると思いますが、より多くの方が知り、実践していただけることを願っています。

平成29年が、みなさんにとって素晴らしい年でありますように！

明日に続く……

※日経電子版『ことばオンライン』2014年12月24日の記事を参照